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果てしなき旅路 ハヤカワ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1978/07/01 |
JAN | 9784150103002 |
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果てしなき旅路
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
女の子だったころ、(10~11才くらいのね)広いところを歩いていてあっちの、向こうに見えるところに、すっと移動出来たらなんて思ったことあるのね。本当に出来そうに思って、夢見ごちに歩いてた。 そうしたらそういうことが出来る人のことが書いてある本に出会ってびっくりした。4年前だけど...
女の子だったころ、(10~11才くらいのね)広いところを歩いていてあっちの、向こうに見えるところに、すっと移動出来たらなんて思ったことあるのね。本当に出来そうに思って、夢見ごちに歩いてた。 そうしたらそういうことが出来る人のことが書いてある本に出会ってびっくりした。4年前だけどね。 物語はアメリカの片田舎町ゴーストタウンのようなところに、赴任する女性教師ヴァランシーの目を通して描かれる。 そこには秘密が。異星人、超能力、種族の掟。 他とは異なるという閉ざされた暗さがあり、そしていつ心開くのか.。 でも、単なる異星種族人物語ではない、なんだか日本民族の欠点、すなわち異なるもの、特出するものを排除する社会になっているということを彷彿させる。 世界から取り残されつつある現在の日本が置かれている状況をも解いて明かす気がする。 また、私は飛ぶということで感動し、あまりにも身近な、普通な、身につまされる状況にふたたび感動してしまったのだ。 ピープル・シリーズ第二弾「血は異ならず」も夢中で読んだ。 ---------- 「血は異ならず」ハヤカワ文庫(早川書房) 2000年12月6日
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「ピープル」シリーズとして発表された短篇群をつなぎの文章を入れて長編化したもの。彼らは地球人類と混血でき、能力も発現する… 発表の’50年代と言えばWW2の記憶が生々しく、連合国として味方だったソ連は“反宗教”が国是であり東欧と支那大陸を硬軟の手段で衛星国化=侵略しつつあった。そ...
「ピープル」シリーズとして発表された短篇群をつなぎの文章を入れて長編化したもの。彼らは地球人類と混血でき、能力も発現する… 発表の’50年代と言えばWW2の記憶が生々しく、連合国として味方だったソ連は“反宗教”が国是であり東欧と支那大陸を硬軟の手段で衛星国化=侵略しつつあった。それに対しSFとして常套手段ではあるが、アメリカ合衆国資本主義文明の傲慢をたしなめ「地球人類は文明以前の幼稚段階」という認識を突き付ける。資本主義は“死”はおろか、環境汚染=ゴミの最終処理も、真にクズな人間をどうすればいいのかも解決できない。 スペインの批評家サバテール『物語作家の技法』では、本シリーズをSF「侵略テーマ」としている。たとえばハインライン『地球脱出』(改題『メトセラの子ら』)を裏返しにした超能力者→難民テーマと思っていたが、より高い文明が侵入するとき、いかに接触を避けてひそやかに暮らしていても社会を変化させずには置かない。との認識であろうか。かつて世界の覇者であったスペイン人らしく「それが侵略と言われても」と開き直っているのかもしれない。
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・アララテの山 ・ギレアデ ・ヤコブのあつもの ・荒野 ・囚われびと ・ヨルダン ピープルと呼ばれる宇宙人を描いた連作短編。自殺をしようとしたリーは超能力を使う見た目は人間と同じ宇宙人に助けられる。ピープルと呼ばれる彼らと行動をともにするうちに個々の宇宙人の過去を知り、ピープルという種族の歴史を垣間見る。その過程でリーは徐々に立ち直っていく。
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