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昭和16年夏の敗戦
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昭和16年夏の敗戦
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終戦記念日を前に猪瀬直樹著「昭和16年夏敗戦」読了。 巻末の猪瀬直樹さん石破茂さん対談にあるように、今こそ30代、40代の人が「擬似内閣」を作り、国家存亡の事態に一人一人の国民がどう現実を直視して対策を立てるのか、【数字】に基づくシミュレーションが必要との思いを強くした。 80...
終戦記念日を前に猪瀬直樹著「昭和16年夏敗戦」読了。 巻末の猪瀬直樹さん石破茂さん対談にあるように、今こそ30代、40代の人が「擬似内閣」を作り、国家存亡の事態に一人一人の国民がどう現実を直視して対策を立てるのか、【数字】に基づくシミュレーションが必要との思いを強くした。 80年前の終戦は決して遠い世界の話ではない。 昭和16年夏、総理大臣の指導下に、総力戦研究所が作られ、その後の日本統治機構を背負う若手エリートが集められた。 官僚機構、軍隊、報道機関、金融機関、出身組織の生データを参考に、 日本が対米戦争に参戦すると、緒戦は勝っても、数年で敗戦は避けられないことを結論付け、 昭和16年7月に、現実の東條英機総理ら国会リーダーに机上演習結果を突きつけた。 しかし、その現実に戦慄した東條総理も、方向転換は出来ず、机上演習の予想通り、敗戦の道を突き進むことになる。 歴史は繰り返す。 戦争遂行には、ロジスティックがキーになると有史以来繰り返されているにも関わらず、 結局多くの戦争は、戦略物資の確保に汲々として仕方ない敗退を余儀なくされている。 社会経済的に、いろいろな意味で岐路に立っている日本。 改めて、立ち止まって歴史について考えてみる時間が重要かもしれない。 そんなことを考えさせられた読書になりました。
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昭和16年時点でエリート達が敗戦を想定済みだった! なのに、戦争に突入していった決定プロセスを追っている。各々が自分の仕事をやった結果なんだろうが、止められなかった。 これが40年前に書かれたノンフィクション。
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総力戦研究所のことも、机上演習を行っていたことも初めて知った。内容は難しいが、歴史的価値のある一冊。 新装版では、現首相の石破さんの対談が収録されているのも見逃せない(ネットリ)
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