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昭和16年夏の敗戦 中公文庫
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昭和16年夏の敗戦 中公文庫

猪瀬直樹【著】

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昭和16年夏の敗戦 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2010/06/22
JAN 9784122053304

昭和16年夏の敗戦

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商品レビュー

4

180件のお客様レビュー

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2024/08/18

総力戦研究所の存在を知ってから、その経緯が気になり読了。 なるほど最初は明確な目的もあまりなく、それでも各所のエリート達が集められたのか… それでもやはり各所のエリートというだけあって、現実的な数字や、実際の戦況などすべて把握した上で極めて正確にその先の戦況を読むことができ そ...

総力戦研究所の存在を知ってから、その経緯が気になり読了。 なるほど最初は明確な目的もあまりなく、それでも各所のエリート達が集められたのか… それでもやはり各所のエリートというだけあって、現実的な数字や、実際の戦況などすべて把握した上で極めて正確にその先の戦況を読むことができ その結果は日本必敗に繋がったにも関わらず、総力戦は避けることができないまま敗戦へと向かっていく… 計算外な側面もあったとはいえ、その現実を直視している時、一体どんな気持ちだっただろうと想像せざるを得ない。。

Posted by ブクログ

2024/08/04

話題の朝ドラ『虎に翼』でも取り上げられている総力戦研究所。この総力戦研究所における研究成果を取り上げたとして有名。数年前に購入し一度読了しましたが、今回再度朝ドラで話題になったこともあり読み返しています。理屈上を負けることがわかっていながら太平洋戦争になぜ進まなければならなかった...

話題の朝ドラ『虎に翼』でも取り上げられている総力戦研究所。この総力戦研究所における研究成果を取り上げたとして有名。数年前に購入し一度読了しましたが、今回再度朝ドラで話題になったこともあり読み返しています。理屈上を負けることがわかっていながら太平洋戦争になぜ進まなければならなかったのか。その意思決定のプロセスに、理屈があっても流れを変えることができなかったのはなぜか。 そのことが現代に至る日本の組織国家における意思決定のあり方や課題を考える上でとても重要と思いました。朝ドラにおいて今回この総力戦研究所の話が再度出てきたということは、現代においてもその課題は検討するに値するということなのでしょう。 そのように何度も振り返る事によって、総力戦研究所の提案に関わった方々の努力も少しでも報われるものと思います

Posted by ブクログ

2023/11/04

学生時代に読み始めたけど、途中根気負けして頓挫してた本。 30代になって改めて購入して読みました。 概要としては、 日中戦争末期から太平洋戦争開戦までの約2年間に渡って、国内の総力戦研究所で行う開戦シミュレーションや、開戦に至るまでの意思決定会議が描写されている。ただ国家の意思...

学生時代に読み始めたけど、途中根気負けして頓挫してた本。 30代になって改めて購入して読みました。 概要としては、 日中戦争末期から太平洋戦争開戦までの約2年間に渡って、国内の総力戦研究所で行う開戦シミュレーションや、開戦に至るまでの意思決定会議が描写されている。ただ国家の意思決定に関与する極々限られた範囲の人間の描写なので、当時の日本の庶民感情や生活感がわかるものではありません。(作者もそこを書くつもりはそもそもないと思いますが…) 感想としては、約80年前の時代感と軍事・官僚用語などが散りばめられているので、現代とのギャップから正直読みにくさがありました。(学生時代の自分は頓挫) ただ自分としては、祖父母世代が年齢的に小学生の時に生きた時代であることには違いないので、当時どんな気持ちで世界を見ていたんだろうかと想像しながらなんとか読み進めることができました。 正直そこまで理解できてはないのですが、 末尾の石破さんとの対談だけでも読む価値はあるかなと思いました。 戦争を知らない世代だからこそ、読んで知っておくことは大事だと思います。世代問わず自分がどんな世界のどんな時代に生きているかの意識は大事だと思うので、今後もこのような教養につながる書籍は読んでいきたいと思いました。 戦争の流れメモ ・日中戦争の長期化 ・満州の南北に拡大する戦線を支える資源が必要だった ・ソ連とは中立条約を結んだが、ソ連からすると独ソ関係が悪化しており好都合だった。(東の満州より西のドイツにリソースを割ける) ・インドネシアの石油を取りに南進する機運が高まり、現地を植民地として統治しているアメリカ・イギリス・オランダに敵対 ・日本の南進に対してABCD包囲網が敷かれたが日本は資源獲得のため強硬姿勢を継続 ・日本は持たざる国なので資源確保が生命線 ・インドネシアの石油は、本国まで運ばなければ意味がない(補給線リスク) ・国力と資源自給率は相関性が高く、日米差は明らか ・アメリカイギリスとの戦争を想定していることが政府電報を傍受されアメリカにばれていた ・アメリカはじわじわと石油の禁輸を実施し、日本自ら南進させるよう仕向けた ・開戦前に、国力差で石油不足から補給線が途絶えるという敗戦シナリオが予測されていたのにも関わらず、軍部のロジックで結果的に開戦を決めてしまった。 ・開戦、真珠湾で先制、ミッドウェーで大敗、ジリ貧になる、原爆投下、降伏。

Posted by ブクログ

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