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生きもののおきて ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2010/06/11 |
| JAN | 9784480427182 |
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生きもののおきて
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商品レビュー
4.4
7件のお客様レビュー
友人に勧められて写真家の岩合光昭さんの本を読みました。 アフリカの生きものたちの写真がたくさん載っているエッセイ本です。 人間中心の考え方から、少しスライドした気持ちになり、自然のほうに近づくような感覚になりました。 生きものたちのシンプルな生き方には学ぶところが大いにあ...
友人に勧められて写真家の岩合光昭さんの本を読みました。 アフリカの生きものたちの写真がたくさん載っているエッセイ本です。 人間中心の考え方から、少しスライドした気持ちになり、自然のほうに近づくような感覚になりました。 生きものたちのシンプルな生き方には学ぶところが大いにあります。 岩合さんが言うように人間は直立二足歩行をし、道具と、「言葉」で生きてきたわけですが、どうしても、対象物に対して「物語」を作りがちです。 今回エッセイを読み終えて、岩合さんはとても「見る」ことを重要視する、観察眼が鍛えられた人なんだなと思いました。 そして、「一般化」を禁めます。 例えば同じライオン種でも個体によって個性がまったく違うからです。長年、世界中の生きものを観察してきた岩合さんだからこそ、そういう考えを確信できたのだと思います。 日本のネコの写真でも有名な岩合さんですが、たしかにネコって個体によって全然 性格が違うんですよね。これは私にもけっこう分かるところです。 だからこそ岩合さんのいう考え方がなんとなく分かるようなところがあるし、タイトルにもある「おきて」についても考えが深まったように感じました。 ただただ生きること、生きていること、生きていくことについて、自然の側からのメッセージを受け取れるような、そんな読書体験でした。
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結局、人間のエゴと野生の思考は、相容れないものなのでしょうか。象が慌てた時の醜さは、そう考えている時点で人間のエゴの裏写しなのかも...
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面白かった…。テレビ番組の「ダーウィンが来た!」を見終わると今頃この動物は何をしているんだろうと考えることがあります。淡々と彼らの日常を彼らなりに過ごしているだけだろうけど、行ったことのない場所に思いを馳せて、その場所に住む生き物達の生活を想像するのはとても楽しいです。(こんな風...
面白かった…。テレビ番組の「ダーウィンが来た!」を見終わると今頃この動物は何をしているんだろうと考えることがあります。淡々と彼らの日常を彼らなりに過ごしているだけだろうけど、行ったことのない場所に思いを馳せて、その場所に住む生き物達の生活を想像するのはとても楽しいです。(こんな風に考えてしまうことが人間の価値観を動物に押し付けてることに繋がってしまうのかもしれないけど…。)この本はまさしくそんな体験をさせてくれました。 著者の視点も私にとってはとても新鮮で、学びが多かったです。母ザルが死んだ子供を抱えて生活する話のところは、著者の考えに案外そうかもしれないと思いました。 文章だけじゃこんなに楽しく読めなかったと思います。写真あってこその一冊でした。アフリカ、死ぬまでに行ってみたいな…。 人間の価値観は動物には通用しないということを胸に留めておきたいです。
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