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エセー(6) 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 1983/05/01 |
| JAN | 9784003250969 |
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エセー(6)
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エセー(6)
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商品レビュー
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人間の様々な営みを取り上げ、人間がそもそも動物よりも優れた動物といえるのか、理性によって何かを知り、知力を高めていくことなどできるのか、道徳性を高めていくことができるのか、等々、人間の限界について語っている。むしろ人間の考えも社会のあり方もただ移ろっていくものにすぎない。ただこの...
人間の様々な営みを取り上げ、人間がそもそも動物よりも優れた動物といえるのか、理性によって何かを知り、知力を高めていくことなどできるのか、道徳性を高めていくことができるのか、等々、人間の限界について語っている。むしろ人間の考えも社会のあり方もただ移ろっていくものにすぎない。ただこのようなモンテーニュの語りは人間に対する諦めや失望を単に意味しているのではない。そうであれば神への救済を求めることになろうが、エセーではそうはならない。むしろそのありのままに自己を認識し、これを認めることだけは少なくともできるのだという、この世を生きる人間それ自体への肯定を行っている、といえよう。
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六巻は原題の第3巻の最後までである。200ページほどで短い。年表、解題、ちょっとの訳者あとがき、目次(これがめずらしい)、索引(人名地名と事項に分かれている)で、文庫本には珍しい。
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ようやく読み通した。 この間に義父が亡くなって、その移動時間に読むことが多かったせいか、エセーは人間が生きて、死んでいくことについて書かれているように思えてきた。気持ちをしんと静かにして一人きりで読むようなのがちょうどいい。 もともとモンテーニュは自分の死後に、身の回りの人がこれ...
ようやく読み通した。 この間に義父が亡くなって、その移動時間に読むことが多かったせいか、エセーは人間が生きて、死んでいくことについて書かれているように思えてきた。気持ちをしんと静かにして一人きりで読むようなのがちょうどいい。 もともとモンテーニュは自分の死後に、身の回りの人がこれを読んで自分のことを思い出して楽しんでもらうために書き始めたらしい。これ自体が自分の体を張った実験っぽい。 自分の身体的特徴、人相、持病、喋り方、一日の中の大便をする時間帯まで赤裸々に?書いてあって、しかも生前に出版して読書の反応に応える章があったりして、同時代でもかなり面白い読書体験だったのではないかと想像する。 さすが母国語より先にラテン語の英才教育を受けただけあって古典の歴史、詩、哲学からの引用が多く、比喩や例え話が古すぎて余計に混乱を招くけれども、それでも人間が生きて、考えて、困って、楽しんで、死ぬということ自体はいつの時代も変わらなくて、色んな意見はあっても自分なりに選ぶしかないんだけど、モンテーニュならどう言うかという心の中のモンテーニュおじさんを持てる心強さを得たように思う。 最後の解説に面白い章ばかりではないので拾い読みしてよいと書いてあって笑ってしまったが、また何年後かに読み返して楽しい読書だと思う。
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