空色勾玉 徳間文庫

荻原規子【著】

• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2010/06/03
• JAN: 9784198931667

商品レビュー

2023/03/28

弥生時代

[ほんよみ]

がっかりです。
作者は古事記や日本書紀など平安時代、奈良時代の読み物に精通していて､
これはその頃の文化風習が色濃く､
衣装や髪型こそ弥生時代初期の物ですが､采女や祭司の仕方、建物は全く平安時代です。
ただし表現力は作者がスケッチのように、文章で見たままを表現する練習をしていただけあって、秀逸です。
解説が何もかも中国、韓国から伝来したと書いていましたが､全くでたらめなのは遺跡を見たら明らかです。たとえ良い作品でもこんな解説では作品が台無しです。

2024/05/25

八咫烏シリーズの阿部千里さんとの対談で知り読んでみた。
日本神話を元にした日本のファンタジー⭐︎
また新しい世界を発見できた！

2024/05/14

昔無我夢中で読み耽った大好きなシリーズ。もう一度あの世界に浸りたくて手に取りました。

舞台は輝の大卸神の御子と闇の氏族が争う戦乱の世。義両親と暮らす元戦争孤児の少女、狭也は小さい頃から何度も見る同じ悪夢に悩まされつつも、平和な生活を送っていました。しかし祭りの楽団を名乗る謎の5人組との出会い、物語は急変。
鳥のような不思議な少年、鳥彦や宮殿の奥深くに幽閉される謎の人物、稚羽矢など、様々な出会いと別れから次第に輝と闇の闘いに巻き込まれていく、名作ファンタジー。

小さい頃は主人公たちの冒険の行方にワクワクして読んでいましたが、大人になると物語を通して繰り返される「自分は何者なのか？」「なぜ闘うのか？」という問いが際立って感じ、とても深い作品だと感じました。
時間を忘れ、無我夢中でページを繰る素敵な時間を過ごせます。

古事記をベースにした作品のため、古事記の知識があるとより楽しめます。

古事記が好きな方、ファンタジー好きの方にぜひ。何度でも楽しみたい作品です。