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ぼくらは海へ 文春文庫
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ぼくらは海へ 文春文庫

那須正幹【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2010/06/09
JAN 9784167773694

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商品レビュー

4.1

24件のお客様レビュー

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2023/12/24

男の子の心情がよく解かったような気になれる一冊。[more] けど、山場らしい山場はどこだったのかと首を傾げてしまった。それに児童文学とは思えないショックな結末で胸苦しい。

Posted by ブクログ

2022/02/16

今年に入り、ややダーティな那須作品をいくつか読んだが、この作品が一番凄かった。 素晴らしいと思った。 鬱屈した少年たちの、それぞれの心の動きがリアル。 狭い学校、教室、プール、塾と、それらの世界から解き放たれた、埋め立て地とそこでの船造り、少年たちの微妙な力関係など、家庭の事情や...

今年に入り、ややダーティな那須作品をいくつか読んだが、この作品が一番凄かった。 素晴らしいと思った。 鬱屈した少年たちの、それぞれの心の動きがリアル。 狭い学校、教室、プール、塾と、それらの世界から解き放たれた、埋め立て地とそこでの船造り、少年たちの微妙な力関係など、家庭の事情や、それぞれの性格エピソードを丁寧に描き、一人一人が、まさにそこに生きている人間のように見えた。 海へ、船へ、という巨大な動きのエネルギーに、取り憑かれた子も、やや距離を持って見ている子も、何度も飽きたりした子も、それぞれが自分のゴールに向かって全力で走り行くラストに、(展開は苦々しいにも関わらず)私はどこか救われた想いもした。 それぞれの子について さとし、那須キャラらしい主人公。やや影があるが、そつ無く何でもこなしそう。まさくんと仲良しなのがいい。 まさとし、モーちゃんで、この作品の良心。良くも悪くも、彼の狡さ、動かなさにホッとする。読者の代わり。 いさむ、陽気な流れ者。こういう人、好きだよ。彼は何も知らずに去っていったのだろうか。子供時代の人間関係のドライさもまたリアル。 しろう、ヒロイン(ちがいます)。泣ける。泣けるんだよ。胸が痛い。守ってあげたい。この舞台である80年代にはこんな家庭がまだあったし、たぶん今もある。 やすひこ、出来杉くん。この子の学力は学校内だけのものなの??塾の力関係と、学校の学力の違いがよくわかんなーい。 しげお。ジャイアン。 くにとし。大人。真性ヒロイン(ちがいます) 彼で〆る展開に胸があつくなった。 そうだよ、ダイナマイトだよ。 那州雪絵さんの短編マンガ「冒険者たち」を思い出した。 子供だけの漂流に失敗して、戻ってきた男女が高校生になったときの話。 あれもいいです。 作者はナス違いだけど、ここにメモしておく。

Posted by ブクログ

2021/05/03

ズッコケシリーズ大好きだったのに。 思考が共感できたり、できなかったりギャップが激しいし、最後はファンタジーかのようだし。

Posted by ブクログ

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