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望みは何と訊かれたら 新潮文庫
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望みは何と訊かれたら 新潮文庫

小池真理子【著】

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望みは何と訊かれたら 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2010/05/28
JAN 9784101440255

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商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2022/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好きな小池真理子さんの作品。 学生運動の時代を舞台にしてます。 沙織が秋津に出会うまで、出会ってからのこと、離れてからのこと。情景的にも心情的にも細かく書かれていて主人公になりきって読み進めました。 小池真理子さんの作品を読むたびにこんな身を焦がすほどの恋愛をしてみたいと思います。

Posted by ブクログ

2022/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

学生運動や粛清などは出会うこともなく、当時の空気感なども全く想像できない世代です。程度の差はあれ若者全てが学生運動になんらか関係を持つ時代らしい、くらいの認識しかありませんが、松本沙織は受動的とはいえ相当奥深くまで入り込んだ数少ない若者だったのかと思っています。 学生運動よりはやっぱり恋愛小説だと思いたい。沙織の学生運動への関わり方も恋愛が主軸だし、秋津吾郎との関係も結局は恋愛だし、独特な恋愛の形を描くための土台として学生運動を極めて丁寧に忠実に描くことで、時代の異様さが異様な恋愛の形にリアリティを添えるよう意図されているのではないか。なにより、美しく惹かれる表題が恋愛小説だと位置付けている。

Posted by ブクログ

2022/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こ…これはすごい小説に出会ってしまった!「おすすめ文庫王国2010」で恋愛小説部門第1位だったものなんだが、なるほど、超・納得の作品。 あまり読んだことがない、70年代の学生運動の頃が舞台。主人公の沙織はセクトに所属し、リンチ殺人を犯してしまう。その恐怖から脱走、ボロボロになったところを年下の吾郎に拾われて…というストーリー。 壮絶なセクト活動でのあとの、吾郎との親鳥と雛のような生活が、本当になんとも表現できないけど、ぶおぉ〜っと心にくるわけですよ。 とにかく“読ませられる”作品。ラストまで完全納得の一作。

Posted by ブクログ

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