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日本軍「慰安婦」制度とは何か 岩波ブックレット784
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2010/06/11 |
JAN | 9784002707846 |
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日本軍「慰安婦」制度とは何か
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商品レビュー
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1 日本軍「慰安婦」制度とは何か 2 五つの「事実」の検証(強制はなかったか―第1の「事実」の検証;朝鮮総督府は業者による誘拐を取り締まったか―第2の「事実」の検証;軍による強制は例外的だったか―第3の「事実」の検証;元軍「慰安婦」の証言は信用できないか―第4の「事実」の検証;女...
1 日本軍「慰安婦」制度とは何か 2 五つの「事実」の検証(強制はなかったか―第1の「事実」の検証;朝鮮総督府は業者による誘拐を取り締まったか―第2の「事実」の検証;軍による強制は例外的だったか―第3の「事実」の検証;元軍「慰安婦」の証言は信用できないか―第4の「事実」の検証;女性たちの待遇はよかったか―第5の「事実」の検証;補論 女性たちは募集広告をみて自由意志で応募したか) おわりに―問題の解決のために 著者:吉見義明(1946-、山口県、日本史)
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・1/21 読了.戦争だからという理由ですべてが許されるわけではないだろうけど、人間極限状態に置かれたら何をするか分からないぐらいは十分予想できる.ただよくわからないのが強姦して殺害することより、いろいろな条件はあるが慰安所に拘束されて生かされていた方が罪が重いかのような論調には...
・1/21 読了.戦争だからという理由ですべてが許されるわけではないだろうけど、人間極限状態に置かれたら何をするか分からないぐらいは十分予想できる.ただよくわからないのが強姦して殺害することより、いろいろな条件はあるが慰安所に拘束されて生かされていた方が罪が重いかのような論調には疑問だ.こんなことならむしろ慰安所など設置せず強姦殺害していた方がましだったと思わせる論理って、本当に大切なのか.悲劇を繰り返さないためには生かしておくより殺さないとだめだという教訓に、倫理や情緒を無視して客観的に論理的に考えたらなってしまわないのか.一件でも法律違反があれば、すべて日本国の責任だとすると、沖罠での米軍人犯罪はアメリカという国の犯罪だということになり、日本国に謝罪賠償が必要ということになる.どこまでが全体責任なのかという問題でもある.
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朝日が捏造を認めた現在、旗色の悪い吉見センセイである。しかし、批判するためにはまずその主張を理解すべきだろうと思い、本書を読んだ次第である。 慰安婦問題の論点とは何なのだろうか。池田信夫センセイや櫻井よし子なんかは、「強制」や「詐欺」についての軍の関与がポイントであり、そのような...
朝日が捏造を認めた現在、旗色の悪い吉見センセイである。しかし、批判するためにはまずその主張を理解すべきだろうと思い、本書を読んだ次第である。 慰安婦問題の論点とは何なのだろうか。池田信夫センセイや櫻井よし子なんかは、「強制」や「詐欺」についての軍の関与がポイントであり、そのような事実はなかったから問題はないとしている。しかし、本当に論点はそこなのだろうか。欧米諸国や韓国が問題視しているのは、その時代に軍の経営する慰安所が存在した(これは明白な証拠があり、池田氏らもこれに反対はしていない)ことが問題であり、強制があったかどうかではない、というズレがあるのだ。吉見氏は強制の有無は大きな問題であり、これがあったことを証明しようとしているが、少なくとも本書では明確に証明しているとは言い難い。しかし、韓国の慰安婦たちは、高額な報酬につられて自分の意思で来たのだから、日本は悪くないのだ、という櫻井らの主張は、たとえそれが事実だとしても(本書では反証があげられているが)、既に当時の国際社会において、軍の経営による公娼制度は日本を含む幾つかの国々以外は廃止されていたという状況に照らすと、的を得ない主張と言わざるを得ない。これは、何が真実で何が正しいかということではなく、国際社会においてどう主張すべきかということへの本質的な理解が求められるということを認識すべきだということだ。 それにしても、ネトウヨが盛んに「慰安婦問題はなかった」とネット上で主張するのに使っている証拠が、実は本書に使われている資料そのものだったりするのには笑った。同じ資料を使って真逆の主張をしているのだ。知的レベルが低いとしかいいようがない。
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