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ザ・ロード ハヤカワepi文庫60
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ザ・ロード ハヤカワepi文庫60

コーマックマッカーシー【著】, 黒原敏行【訳】

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ザ・ロード ハヤカワepi文庫60

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2010/05/25
JAN 9784151200601

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商品レビュー

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96件のお客様レビュー

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2024/08/09

純文学性が高いが一気読みした。ポストアポカリプスものではあるが、SFという感じはしない。 人間を食べるか食べないかは人として究極の善悪の彼岸だが、善悪というルールは世界の破滅と共に消えてしまった。そんな世界でも人を食べないと誓い、ひたむきに生きる親子はとても美しく、火を運ぶものを...

純文学性が高いが一気読みした。ポストアポカリプスものではあるが、SFという感じはしない。 人間を食べるか食べないかは人として究極の善悪の彼岸だが、善悪というルールは世界の破滅と共に消えてしまった。そんな世界でも人を食べないと誓い、ひたむきに生きる親子はとても美しく、火を運ぶものを名乗ることには神話性も感じる。 2018.3.22

Posted by ブクログ

2024/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ずっとドキドキしながら読んでいる 読むのを止められない、少年が生きているか?死なないでと思いながら読む 子持ちは読むのが辛い、ハッピーエンドを期待して読む ハッピーエンドなんてありえるのか?全く想像もできないけど少年が死ぬのだけは耐えられない 今後存在しないものは今まで一度も存在しなかったものとどう違うのか 男に刺されそうになる少年をなんとか守り抜いた彼、大事にしているのは少年の生なのか、それとも自分の希望なのかどちらだろうかと思った しかし最後まで読んでみて、そんなエゴの存在はわからなくなってしまった、自分より先にこどもが死ぬ、それが何よりも耐え難いのは分かりきったことだったなと思う 少年は何歳なのだろうか? 読んでいて自分たちを重ねて辛い、読むのをやめればよいのだがここまで読んでしまったのならハッピーエンドまで知りたいとの一心で読む、ピンチのとき彼らが死んでしまうことが受け入れなさすぎるので数ページ先で生きているのを一瞬確認してから読み進める、生きてくれと思う 誰に対してもオススメできる本。 ただ、私にとっては恐ろしい世界の描写が多すぎてもう一度読むぞという元気は今時点ではない。

Posted by ブクログ

2024/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初コーマック・マッカーシーは、世界的なベストセラー小説でピューリッツァ賞も受賞しているこの本から。 おそらく核戦争があった後のアメリカ大陸を歩いて旅する父と息子の物語。塵によって太陽光が遮られ気温が下がり、人間以外の生物もほぼ死に絶え、生き残った人々は、奪い合い殺し合い、死人を食らうようなことまでしつつ生きているディストピア。 父子も、体臭と汚れにまみれたボロボロの服を着て毛布や防水シートをまとい、ショッピングカートに生活品を乗せて移動しつつ、廃墟を漁り日々を凌ぐ。読んでいるだけで寒いし飢えるし喉が渇く。だが決して人の命や財産を奪うことはしない、生きていくために廃墟を漁ることはしても、人の気配があれば立ち入らない(防衛のためでもあるのだが)何度も飢え死にしそうになり、凍えても南へと歩みを止めない。 荒廃した情景の中で二人の会話が沁みる。静的で詩的で冷徹で少しだけ熱を持つ文章。 同じディストピアが舞台でも、キングとかマキャモンの小説や、マッドマックスや北斗の拳のような感情的だったり動的だったりする描写は極力排しているのが、かえって孤独と絶望感を際立たせる。 凄い小説、読んでるとこちらまで凍えてくる。本から現実の世界に意識が戻ってきたとき「この豊穣な現実を絶対守らないといけない」と心に誓った。

Posted by ブクログ

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