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官僚のレトリック 霞が関改革はなぜ迷走するのか
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/05/15 |
JAN | 9784103251514 |
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官僚のレトリック
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商品レビュー
3.6
20件のお客様レビュー
いやもう、官僚の「酷さ」は色々と見聞しているけども、酷いもんだ。法案でも答弁でも、ちょっとした言葉の端々に罠を仕掛ける。省益優先と言われてもしょうがないね。 筆者が、特に本の最初の方で何度も、高い志を持って仕事をしている人が大半で身の回りにもたくさんいると書いているのが余計そら寒...
いやもう、官僚の「酷さ」は色々と見聞しているけども、酷いもんだ。法案でも答弁でも、ちょっとした言葉の端々に罠を仕掛ける。省益優先と言われてもしょうがないね。 筆者が、特に本の最初の方で何度も、高い志を持って仕事をしている人が大半で身の回りにもたくさんいると書いているのが余計そら寒い。 この本は民主党政権の時に書かれてるので、出だしは悪くなかったけど、天下りにきちんと手を打てなかったことから、政治主導がつまづいたことを分析している。 官より政の主導がなんでいい?かと言えば、それは選挙で結果が出るからだと書いてるが、まさにその通りになったのね。 この頃は民主党もちゃんと、政策の勉強とかやってたらしいわ。 最近ネットではもてはやされている麻生さんだが、あんまりいい印象がなかった理由も思い出した。
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古賀茂明氏の著書に登場した人物であったので期待して読んだが、古賀氏に比べるとやや驕りが感じられる気がしたのは私だけだろうか。 官僚にまともに働いてもらうためには、それなりのインセンティブを働かせる仕組みが必要だというのが本書の主張だと解した。 もちろん、民間的な発想としては、常識...
古賀茂明氏の著書に登場した人物であったので期待して読んだが、古賀氏に比べるとやや驕りが感じられる気がしたのは私だけだろうか。 官僚にまともに働いてもらうためには、それなりのインセンティブを働かせる仕組みが必要だというのが本書の主張だと解した。 もちろん、民間的な発想としては、常識的でまともななことを述べているのだが、官僚の働き方・考え方が染み付いていて、節々にそれが垣間見れ、どうも馴染めなかった。 それにしても、渡辺喜美氏が古賀氏の著書に引き続き登場したが、なかなかの人物だ。2世議員で親も親だし全く共感できなかったのだが。
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[細密な楼閣との暗闘]第一次安倍政権から議論が活発化し、民主党政権が政権交代の目玉とした「霞が関改革」。国民の大きな支持を得たたものの、霞が関を頂点とする官僚たちの前に大きな改革には至らなかったとされるこのテーマを基に、政治家と官僚の扉隔てた先での暗闘、そしてそこから学ぶ公務員改...
[細密な楼閣との暗闘]第一次安倍政権から議論が活発化し、民主党政権が政権交代の目玉とした「霞が関改革」。国民の大きな支持を得たたものの、霞が関を頂点とする官僚たちの前に大きな改革には至らなかったとされるこのテーマを基に、政治家と官僚の扉隔てた先での暗闘、そしてそこから学ぶ公務員改革の今後の展望を綴った作品です。著者は、自身も行革大臣補佐官として公務員改革に取り組んでいた原英史。 政治というものがすなわち言葉をめぐる駆け引きであることを痛感させてくれる一冊。それ自体の善し悪しはひとまず置いておいて、まずは官僚という存在がどのようにして物事を動かしているのかというのを知る上で非常に有益だと思います。霞が関改革というただでさえ内々な話を、そのさらに深奥から関わっていた人物が書いているんだから新鮮な知見が得られないはずがない。 また表題にもあるように、官僚が持ち出してくるレトリック(修辞)の数々には、その世界に触れたことがない人ほど唖然とさせられること間違いなし。民主党が唱えた「政治主導」がこのレトリックの前に敗れ去っていく姿が本書では描写されているのですが、このレトリックに勝る言葉を持てなかった、そしてレトリックのつけ入る隙を与えたところにその迷走の源流はあったように感じられます。 〜「脱官僚」の迷走の裏側には、鳩山内閣のできていなかったことが横たわっていた。「司令塔を作る」、「官僚機構の手綱を握る」。この二点を怠った(あるいは先送りにした)ことは、致命的な失敗だったのだ。〜 立場上、レビューが書きづらい本なんですが☆5つ
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