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ダロウェイ夫人 光文社古典新訳文庫
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ダロウェイ夫人 光文社古典新訳文庫

バージニアウルフ【著】, 土屋政雄【訳】

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ダロウェイ夫人 光文社古典新訳文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2010/05/10
JAN 9784334752057

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商品レビュー

3.9

27件のお客様レビュー

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2023/05/29

登場人物の環世界(主体にとって知覚できる空間・時間)が織りなすシャボン玉の中で、バスケやサッカーでボールをパスしあうように、次々と主観がシャボン玉からシャボン玉へ渡り歩いていく、と私はとらえています。 1つの主観が、別のシャボン玉の客観になっていくところが面白いです。また、それぞ...

登場人物の環世界(主体にとって知覚できる空間・時間)が織りなすシャボン玉の中で、バスケやサッカーでボールをパスしあうように、次々と主観がシャボン玉からシャボン玉へ渡り歩いていく、と私はとらえています。 1つの主観が、別のシャボン玉の客観になっていくところが面白いです。また、それぞれのシャボン玉がよくできているのが、バージニアウルフの読み応えだと感じました(この本しか読んでないけど) アガサクリスティの「春にして君を離れ」も、主観からはじまりそれを俯瞰していきながら人間模様が暴かれていく(環世界の狭さ愚かさを赤裸々にしていく)話で、なんか似ている気がします。イギリスの女性作家の特徴なのかも??

Posted by ブクログ

2023/04/26

印象派やマリー=ローランサンの絵画のような淡い色彩を思わせる作品。全体的に少々退屈で、主人公ダロウェイ夫人がお上品すぎるきらいはある。ただ、第一次大戦に従軍した青年セプティマスのPTSDに苦しむ心理描写や、ダロウェイ夫人の回想の中の女友達とのキスシーンなどは大変素晴らしい。

Posted by ブクログ

2023/03/31

感想が上手く書けないけれど、ゆっくり反芻してみている。そんな小説。 ロンドンのストリートが交差し、全ては同じ空間ヘ、時間も空間も超えて、交差し、つながっていく。 道行く人も人生を変えた人も、今というこの瞬間につながる感覚をふと覚える。

Posted by ブクログ

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