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時効捜査 警察庁長官狙撃事件の深層
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/04/23 |
JAN | 9784062161701 |
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時効捜査
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商品レビュー
3.3
9件のお客様レビュー
『警察庁長官を撃った男』(鹿島圭介)がとても面白かったので、同じ国松長官狙撃事件を題材にしたこちらも手に取りました。 本書の方が警察の捜査内容が詳細に書かれている。そして一人一人の捜査官の人となりなどを掘り下げているので、いささか脱線気味な部分も多い。 2冊とも面白かったが、...
『警察庁長官を撃った男』(鹿島圭介)がとても面白かったので、同じ国松長官狙撃事件を題材にしたこちらも手に取りました。 本書の方が警察の捜査内容が詳細に書かれている。そして一人一人の捜査官の人となりなどを掘り下げているので、いささか脱線気味な部分も多い。 2冊とも面白かったが、鹿島さんの方は「中村泰」という革命家の生き様を描いた本で、こっちは警察内部の抗争や操作の詳細を克明に記録したもの、といった印象を受けた。 読み物としては断然鹿島さんの方が面白いし、まとまっている。しかしこっちも読んでみると同じ事件を扱っていても、事件の対する視点が違うので、また楽しめた。 2冊読んでみて、結局犯人は中村の仲間の「ハヤシ」で、中村は現場に同行しただけなのではないだろうかと思った。 この事件の真相が解明される日が来ないと思うと、何とも感慨深いものがある。
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一つの事件をめぐって、都道府県警察において最大 規模の警視庁とその上位組織の警察庁が迷走する様 がかかれている。捜査指揮者の稚拙な思い込みや、 公安部、刑事部の瑣末な縄張り争い。まるで自らが 真実に迫ることを放棄するかのような、行動。これ が当時の警察機構の実態だったと言われても...
一つの事件をめぐって、都道府県警察において最大 規模の警視庁とその上位組織の警察庁が迷走する様 がかかれている。捜査指揮者の稚拙な思い込みや、 公安部、刑事部の瑣末な縄張り争い。まるで自らが 真実に迫ることを放棄するかのような、行動。これ が当時の警察機構の実態だったと言われても、あき れてものも言えない。自己保身にために餓鬼のよう に迷走する組織の無様さがありありとわかった。
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事件当時は蜂の巣をつついたように大混乱 だったんだろうなぁ現場・・・。 せっかく情報が集まってきて蓄積されても、 初動や捜査指揮者の指示が間違っていたら、 なかなか解決に辿り着けない。 こんな大きな事件なのに、未解決事件となって しまって捜査に携わってきた人々は、 さぞかしガッ...
事件当時は蜂の巣をつついたように大混乱 だったんだろうなぁ現場・・・。 せっかく情報が集まってきて蓄積されても、 初動や捜査指揮者の指示が間違っていたら、 なかなか解決に辿り着けない。 こんな大きな事件なのに、未解決事件となって しまって捜査に携わってきた人々は、 さぞかしガッカリしていることでしょう。 投入された捜査員たちの数はのべ48万人。すごい数。 「北朝鮮ルート」の章、遺留弾頭の特徴から拳銃の 特定や流通ルートを割り出すなど、地味だけど緻密。 捜査へのこだわりはスゴイと思いました。 たくさん人の名前や担当した事件名が出てくるので、 再読する時は、捜査員の略歴や相関図や対立関係図 などをメモして頭の中を整理しながら読もうと思いました。
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