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老いのかたち 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2010/04/25 |
JAN | 9784121020536 |
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老いのかたち
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商品レビュー
4.8
4件のお客様レビュー
昭和7年生まれ、黒井千次さんの「老いのかたち」、2010.4発行です。読売新聞夕刊に連載の「時のかくれん坊」を書籍化した作品です。「時のかくれん坊」、今も続いてますよね!?①いつの間にか、「老化」の代わりに「加齢」という言葉が。確かにw。「敗戦」を「終戦」というがごとしでしょうか...
昭和7年生まれ、黒井千次さんの「老いのかたち」、2010.4発行です。読売新聞夕刊に連載の「時のかくれん坊」を書籍化した作品です。「時のかくれん坊」、今も続いてますよね!?①いつの間にか、「老化」の代わりに「加齢」という言葉が。確かにw。「敗戦」を「終戦」というがごとしでしょうか・・・。②活力が乏しく、スピード感に欠け、持久力も弱く、単独生活にやや困難が伴う・・・、病と老いはよく似てる③大きな違いは、病は相対的で治癒により脱出可能、老いは絶対的で逃れる術無し④でも、「子供心」は永遠に持続~(^-^)
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老いのかたちは白骨死体、手厚く箪笥の中や床下に入れられたり庭に埋められたり、離れたくないと身近に置いて、死んだことにはしたくないと死亡通知を出さず代わりに老齢年金いただかれちゃったりして・・・。 彼奴らにとってはした金でも私たちには大事な虎の子を、社会保険庁(現・日本年金機構)...
老いのかたちは白骨死体、手厚く箪笥の中や床下に入れられたり庭に埋められたり、離れたくないと身近に置いて、死んだことにはしたくないと死亡通知を出さず代わりに老齢年金いただかれちゃったりして・・・。 彼奴らにとってはした金でも私たちには大事な虎の子を、社会保険庁(現・日本年金機構)のウジ虫どもが寄ってたかって使い倒して出るか出ないかわからないようにしてしまった、いってみれば国家的詐欺とでもいうしかないような代物にしてしまったわけですが、そういうとんでもない現実が待っている未来の≪老い≫という、いずれ私たちにも到来する重要なテーマは、今からでも決して早すぎはしない、否、ひょっとして最大の問題性をかかえたものかもしれません。 ところで、わが赤瀬川源平が、はつらつと颯爽と高らかに「老人力」と喝破したのが1998年ですから、もう今から12年も前になりますが、黒井千次もすでに4年前に講談社新書で『老いるということ』を表してはいますが、それは過去の作品から抽象した旧態依然たる、それぞれの自然体の必然的な老境・老後、みたいなものでしごく落胆したものでした。 もしかして、赤瀬川源平の目の覚めるような革命的な提言に怖れをなした保守反動の側からの応酬かもしれないと、思わず勘ぐりたくなったりしたものですが。 はたして、かつて彼の『エゴン・シーレ魂の裸像』(1999年)で大感激させてもらった目に狂いはなかったのか、もう一度確かめようとして本書を読んだわけですが、なんということでしょう、残念ながら好々爺然として渋茶を飲みながら、相変わらず日常茶飯事の小津安二郎ふうの感慨をつぶやくにとどまっています。 こんなはずじゃなかったのに、あの鋭い感受性からまったく新しい老境のスタイルが提案されると固く信じていたのに、嗚呼、老いたりし黒井千次! でも、これもまさに彼でしか到達できえない唯一無二の境地なのですから、そんなににべもなく邪険にするのもどうかと思います。たしかに味わい深いにはちがいありませんので、もう茶々を入れるのはよしましょう。どうか、じっくりとご賞味あれ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 昭和一桁生まれの作家が、自らの日常を通して“現代の老いの姿”を探る。 同級生の葬儀を同窓会になぞらえ、男女の老い方の違いに思いを馳せ、「オジイチャン」と呼ばれて動揺、平均余命の数字が気にかかり―。 冷静な観察眼と深い内省から紡がれる、珠玉のエッセイ五六篇を収録。 [ 目次 ] 1 病気待ちの列(父という時計;自然に老いていくには? ほか) 2 友を送る―これも同窓会(時間ないのは僕なのに;追い抜き、追い抜かれ ほか) 3 老い遅れに気をつけて(歳を取れなくなった時代;一つ拾い、一つこぼす ほか) 4 「普通高齢者」がイチバン(平均余命で数字遊び;生命の灯が点るのも病院 ほか) 5 “冷や水”とのつきあい方(二度こぼしても―失敗を恐れずに;ヒガミとアキラメ ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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