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僧正殺人事件 S・S・ヴァン・ダイン全集 創元推理文庫
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僧正殺人事件 S・S・ヴァン・ダイン全集 創元推理文庫

S.S.ヴァンダイン【著】, 日暮雅通【訳】

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僧正殺人事件 S・S・ヴァン・ダイン全集 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2010/04/16
JAN 9784488103149
関連ワードS.S.ヴァンダイン / 日暮雅通 / 小説・エッセイ・ノンフィクション(文庫)

僧正殺人事件 S・S・ヴァン・ダイン全集

¥550

商品レビュー

3.8

58件のお客様レビュー

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2025/07/21

途中まではそれなりに真面目に読んでたのだけど、探偵が犯人像について偏見まみれなことを言い出したあたりでかなり興ざめして気持ちが離れてしまった。100年前に書かれたものだということを踏まえて読むと、マザーグースの唄をモチーフに殺人を行う点に目新しさがあったことはわかる。わかる分、後...

途中まではそれなりに真面目に読んでたのだけど、探偵が犯人像について偏見まみれなことを言い出したあたりでかなり興ざめして気持ちが離れてしまった。100年前に書かれたものだということを踏まえて読むと、マザーグースの唄をモチーフに殺人を行う点に目新しさがあったことはわかる。わかる分、後続のあの作品やこの作品に比べてインパクトが薄く訴求力に欠けているように感じた。あと、いくらなんでもオチの付け方が最悪。相対的にドリルー・レーンの評価が上がったわ。

Posted by ブクログ

2025/05/11

再読 のはずだけど、ぜんぜん覚えていない。実は読んだという記憶すら怪しい。 見立て殺人の嚆矢となる作品なんだそうだ。マザーグースに見立てた作品は多いけど、残念ながらマザーグースに詳しくないので、どうにもピンと来ない。ちょっと苦しい。

Posted by ブクログ

2025/03/21

傑作探偵小説と名高いので名前だけを知っていました。てっきり僧院での殺人事件かと思っていました(^_^;) マザー・グースの童謡に見立てるかのような殺人事件を素人探偵ファイロ・ヴァンスが解決する探偵小説で、犯人が「僧正」と名乗っているのでした。 私の年代(50代)だとマザーグース...

傑作探偵小説と名高いので名前だけを知っていました。てっきり僧院での殺人事件かと思っていました(^_^;) マザー・グースの童謡に見立てるかのような殺人事件を素人探偵ファイロ・ヴァンスが解決する探偵小説で、犯人が「僧正」と名乗っているのでした。 私の年代(50代)だとマザーグースはある程度知っている気がする。子供向け番組で「ロンドン橋落ちた♪」「ワンリトル ツーリトル スリーリトル♪」は流れていたし(いまでも「十人の良い子♪」と歌われているみたい)、『不思議の国のアリス』で「ハンプディ・ダンプティ」は知っていたし、なんといっても『ポーの一族』と『パタリロ!』で「誰が殺したクックロビン」を知った人たちは多いはず(^○^)、アガサ・クリスティなどでもマザー・グースはお約束ですしね。 私は西洋の文学、美術を楽しむには「聖書」「シェークスピア」「マザーグース」をある程度でも知らないとわからないと思っていたのですが、こちらの本のあとがきでも「マザーグース由来の言葉がたくさんあり、英語圏に与えた影響は大きい」ということが書かれていました! 本書が「傑作」と言われるのは、マザーグースの見立殺人をしてそのあとに新聞社に手紙を送りつける犯人の「僧正」の異様生、殺害トリック、そして何と言っても殺人の動機でしょう。 連続殺人だと、遺産だとか恨みだとか、関係のある人が犯人だと想像がつくのですが、この「僧正」はそのようなものを全てぶち壊しております。 小説に出てくる人たちは大半が数学者、科学者、またはチェスに打ち込む人のように公式や論理を使う人。 ファイロ・ヴァンスはこの連続殺人を考えるにあたって「学者にとって、広大な宇宙、微小な元素こそが彼らの現実。考え続けると通常の人間の生活を乗り越えてしまう学者もいる」といいます。 つまり、頭の中の現実があまりにも途方もなさすぎて、現実の人間の命を軽んじて、しょうもない子供の遊びを具現化せざるを得なくなるってことで、それが今回の連続殺人の動機だと。それなら犯人判別は難しいですねえ。(小説なので登場人物内に犯人がいるので分かるけどさ) ヴァン・ダインによるファイロ・ヴァンスシリーズは、作者による注も面白いですね。尾行したのは〇〇刑事、というところに注がついていて「この刑事は前の事件でファイロ・ヴァンスの手伝いをした」みたいに、その人物の豆知識のようなものが書かれています。 作中においてヴァン・ダインは「貴族ファイロ・ヴァンスの法律代理人で、友達で、記述者」なので事件のすべてを知っているんだけど、本当にただ見聞きしているだけ。書き手のヴァン・ダインが完璧に「傍観者」に徹しているので人物とか思考が見えない…。 ちょっと見えたのは「私のメモは完璧だ」と言っていたので、ちょっと厳しそうなファイロ・ヴァンスと仲良くやるだけあって、作中のヴァン・ダインもなかなか拘りの人なんだろうなあと思いました(^_^;)

Posted by ブクログ