僧正殺人事件 S・S・ヴァン・ダイン全集 の商品レビュー
ずっこい 新薬ずっこい!いや新薬て!おじいちゃん今は新しいお薬が出来てずいぶん楽になったわね〜か!だとしてもそんなに離れてないわ!( ゚д゚ )クワッ!! 新訳です(わかっとるわ!) はい、ね 「多重解決」の元祖バークレーの『毒入りチョコレート事件』に続き、「見立て殺人」の...
ずっこい 新薬ずっこい!いや新薬て!おじいちゃん今は新しいお薬が出来てずいぶん楽になったわね〜か!だとしてもそんなに離れてないわ!( ゚д゚ )クワッ!! 新訳です(わかっとるわ!) はい、ね 「多重解決」の元祖バークレーの『毒入りチョコレート事件』に続き、「見立て殺人」の元祖ヴァン・ダインの『僧正殺人事件』です ボロクソ面白かった! ぜんぜん今でも通用するよこれ そして、たぶんわい中一とかそのくらいに一回読んでるんよね そんで、当時もっと難しかった気がするんよ で、今回読んだら凄い分かりやすかった これはもう新訳効果ですよ完全に 大人になって理解力が上がったとかじゃないと思うんですよ むしろそこはあんま変わってないと思うんですね なんかごめんなさい中一で成長止まってしまってなんかごめんなさい ほんと、今の子はうらやましいわ〜 こんな分かりやすい訳でヴァン・ダイン読めるなんてさ おぼっちゃまか!( ゚д゚ )クワッ!! じいやに手取り足取りか!( ゚д゚ )クワッ!! はぁ〜、しかし困ったな 海外古典ミステリー…新訳で全部再読したくなってきた
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最初の方にある人物紹介みたいなページ見て登場人物の多さに「これ最後まで読み切れるかな…」と不安になるけどなんとか読了できました 小栗虫太郎のようなペダンティックな部分がたくさん出てきますが読み飛ばしても問題ないのがありがたかった 犯人が二転三転するような最後の展開がとても好き こ...
最初の方にある人物紹介みたいなページ見て登場人物の多さに「これ最後まで読み切れるかな…」と不安になるけどなんとか読了できました 小栗虫太郎のようなペダンティックな部分がたくさん出てきますが読み飛ばしても問題ないのがありがたかった 犯人が二転三転するような最後の展開がとても好き これを読むとイプセンの演劇が観たくなりますね 見立て殺人が好きな人は結構気にいると思います
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「僧正」とはよくわからないけど、チェスのビショップのことらしい。 登場人物は、数理物理学者、数学の准教授、科学者など理系揃い。 学者さん達が専門的なことを語りだすと、もう何言ってんのかさっぱりわからない(^_^;) この作品は童謡見立て殺人の原点らしい。 この作品の10年後に...
「僧正」とはよくわからないけど、チェスのビショップのことらしい。 登場人物は、数理物理学者、数学の准教授、科学者など理系揃い。 学者さん達が専門的なことを語りだすと、もう何言ってんのかさっぱりわからない(^_^;) この作品は童謡見立て殺人の原点らしい。 この作品の10年後にクリスティーの『そして誰もいなくなった』が出版されたとのこと。 マザー・グースが日本では馴染みがないので、見立て殺人はあまりピンとこない。 日本で例えると「はないちもんめ」「ずいずいずっころばし」「あんたがたどこさ」みたいなものかな? それなら子どもの時によく遊んだから、懐かしい思い出の中に殺人が紛れ込んできた恐ろしさみたいな感覚は確かにわかる気がする。 ということで、チェス、理数系、マザー・グースと3つ揃って自分の馴染みのない分野だったので、面白かったけど読むのに苦労した。 もし1冊目にこの本を読んでいたらヴァン・ダインの2冊目以降は読まなかった。 1冊目に読んだ『グリーン家殺人事件』はすごく面白かったので、特に初読みの作家の場合に有名だからではなくて自分の好きなテーマかどうかで選ぶのはすごく大事だと思った。 ※ここから『僧正殺人事件』と『Yの悲劇』の2つの作品の完全ネタバレしてます。 ラストまで読んで驚いた。 ラストの解決方法が『Yの悲劇』と同じだったから。 シチュエーションは『グリーン家』と似ていて、ラストは『僧正』と同じとは…。 『Yの悲劇』の探偵ドルリー・レーンはあんなに苦悩して決断したのに、『僧正』の探偵ファイロ・ヴァンスは、思いつきで悪びれもなくあっさりとやってしまう…( ゚д゚) 『グリーン家』(1928年)+『僧正』(1929年)の良いとこ取りして更に練り上げたのが『Yの悲劇』(1932年)のように感じた。 エラリー・クイーンの『Yの悲劇』を読んで、ヴァン・ダインはどう思ったのか気になるところಠಿ_ಠ
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非常にウィットに富んだ古典ミステリーの名作。 本作を読み終わった時、これと同じ犯罪手法を描いた作品がいくつも思い浮かんだ。名作とは、そういう作品のことを指すのだろう。
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騙された。やや地理的な面やアリバイなどに関する時系列がややこしいので、解きにかかったわけではなかったが、まんまとトリックにかかった感じ。 しかしヴァンスが探偵としてさほど有名でないのは、やはり異彩を放つ魅力のような点ではホームズやポワロたちに一歩劣るからかなと失礼ながら考えた。...
騙された。やや地理的な面やアリバイなどに関する時系列がややこしいので、解きにかかったわけではなかったが、まんまとトリックにかかった感じ。 しかしヴァンスが探偵としてさほど有名でないのは、やはり異彩を放つ魅力のような点ではホームズやポワロたちに一歩劣るからかなと失礼ながら考えた。 骨組みやトリックの完成度には文句のつけようもない素晴らしさがあるが、その肉付けの部分にもう少し味わいが欲しかったかも。 しかしそれでも、本格ミステリのファンは満足できる1冊であると思う。
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マザーグースに殺すとか鉄砲であたま吹っ飛ばすとか、そういう歌があるってことが一番驚き。ヴァンスの蘊蓄はダルくて読みとばしちゃった。なんか、なんでそこで苛つくの?喧嘩になるの?って思う場面が多かったな。 犯人は理解したけど色んな登場人物の情緒が分かりませんでした。
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小学生の頃から知っていたのにようやく読んだ見立て殺人の元祖。登場人物を覚えるまで読みにくかったが、事件が次々と起こるうちにのめり込んでいった。結末のヴァンスの行動は、コナン君で育った私にとって度肝を抜く展開。それアリなの?当時のアメリカ人の感覚ってこんなもの?と疑問符がいっぱい...
小学生の頃から知っていたのにようやく読んだ見立て殺人の元祖。登場人物を覚えるまで読みにくかったが、事件が次々と起こるうちにのめり込んでいった。結末のヴァンスの行動は、コナン君で育った私にとって度肝を抜く展開。それアリなの?当時のアメリカ人の感覚ってこんなもの?と疑問符がいっぱい飛び交う。動機が理解できなかったり、現代の感覚ではあり得ない展開だったり色々とツッコミ所はあるものの、全体的には面白かった。古典ミステリの名作を読めた達成感が大きい。
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見立て殺人の元祖、ということでかなり期待して読んだのだが、殺人の動機があまりピンと来ず、そんなには楽しめなかった。 ラストのグラスの入替も、「そんなんあり?」というのが素直な感想。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
苦手そうと思いつつ手に取ってみたのがちょうど4月で、小説の舞台と一致する時期に読むのが好きなのでページをめくり始めたら意外にすらすら進めて一気に終わった。推理力がないのに、それなりに古典ミステリーを読み溜めてしまったせいで、第一の殺人の時点で犯人と動機が思い浮かんでしまい、怪しい人物が出てくるたびにやっぱり自分間違ってたのかな、と揺さぶられつつ結果は予定調和…まっさらな気分で堪能できないのは残念だが雰囲気が好きで楽しめた。 後輩エラリークイーンよりもっとペダンティックな探偵と言われるので腰が引けてたけれど、初期EQで免疫ができていた+蘊蓄の内容に必然性があるというかストーリーに馴染んでいる(端折ってしまうと「数学者は殺人に抵抗を持たなくなる」とか現実的には荒唐無稽な暴論ながら小説の中で説得力のある意見として機能させるために一見冗長な学識データが生きているところなど)。衝撃の結末?も、こちらを本歌取りしたようなYの悲劇では「え… (だめじゃない?)」だったけど、元祖は(犯人の年齢もあるかもしれないけれど)ワイングラス入れ替え時のとってつけた「チェリーニの飾り板」発言が、探偵の衒学キャラクターの効果で妙に鮮やかに決まっていて、種明かし時に不謹慎ながら笑ってしまった。法の執行者に咎められる場面から直接最後の1ページで大人の判断になったんだなとわかる終わり方自体大人な感じ。透明人間なナレーターとその原注もなんだか斬新。
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劇的にどんでん返しがあるとかではないが探偵役ヴァンスの知識量がえげつない。 つまり作者本人の知識量がえげつない。 ヴァンスの頭の良さをこれでもかと説得力たっぷりにえがいてくれる。
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