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百億の昼と千億の夜 新装版 ハヤカワ文庫JA
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百億の昼と千億の夜 新装版 ハヤカワ文庫JA

光瀬龍【著】

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百億の昼と千億の夜 新装版 ハヤカワ文庫JA

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2010/04/10
JAN 9784150310004

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商品レビュー

3.5

52件のお客様レビュー

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2024/09/11

再読。流麗な文章はSF的な「絵」や、壮大なスケールの「物語」を語ることへ大いに貢献しており、甘美。んが、人物の心理描写や成長要素は薄く、ノリと雰囲気で突き進む場面も多数なので、はっきり言って間口は狭い。章によって主人公が変わり、後半からはトンデモ科学+哲学的な対話が増え、カタカナ...

再読。流麗な文章はSF的な「絵」や、壮大なスケールの「物語」を語ることへ大いに貢献しており、甘美。んが、人物の心理描写や成長要素は薄く、ノリと雰囲気で突き進む場面も多数なので、はっきり言って間口は狭い。章によって主人公が変わり、後半からはトンデモ科学+哲学的な対話が増え、カタカナ表記でしゃべる登場人物の台詞は読みにくいったらありゃしない。こうして客観的に見てみると、やっぱり一般受けは今後もしそうに無いなと感じる。だからもし、これを真顔で薦めてくるSF者がいたらあまり刺激せずに距離を取ってさっさと逃げ出した方が得策だろう。でも実際には、超越者との戦いというキャッチーな軸があり、「シ(=死)」を探しだすためプラトン、シッタータ、阿修羅王といったキャラクター性の強い登場人物たちが奮闘するという話で、その前提がわかっていれば結構ポップなエンタメと化す。と思う。 人類の意識はどこから来たものか、熱的死による宇宙の死の後にあるものとは、宇宙の外側はあり得るのか。そういった「不可知の先にあるもの」について悠久のときを旅しながら見極めよう、見極めたいという願いによって話は前進し、進めば進むほど一人の力でもどうしようも無い「絶望」が立ちはだかってくる。しかし同時にどこまでも「希望」を失わず、理性でもって自我を保とうとする姿勢が描かれ、そこには間違いなくSFならではの力強さがある。無常観と悲しみを称えたラストもやはり好いなあと感じるし、やっぱりSF小説が好きなら一度は読んで損は無い作品だ。萩尾望都のコミカライズ版を読んだ後だとサクサク内容が入ってくるので先ずはコミックから入ると良いかも(真顔)。

Posted by ブクログ

2024/04/09

まず、着想が凄い。東西の偉人達(プラトン、シッダールタ、イエス、阿修羅、etc)が真実を求め時空を超えた戦いに挑む話。日本人にしか描けないのでは。 少年漫画のような冒険譚と思いきや、平家物語のような導入、SFの世界観、哲学的なテーマ、、、と様々な要素が渾然一体となった小説。 色彩...

まず、着想が凄い。東西の偉人達(プラトン、シッダールタ、イエス、阿修羅、etc)が真実を求め時空を超えた戦いに挑む話。日本人にしか描けないのでは。 少年漫画のような冒険譚と思いきや、平家物語のような導入、SFの世界観、哲学的なテーマ、、、と様々な要素が渾然一体となった小説。 色彩描写も素晴らしく、時空の歪み等実際に見たことのない景色も不思議と思い描けた。 難解な部分もあるので、いずれ読み返したい 。

Posted by ブクログ

2024/03/15

高校時代に初読したものを、再読四回目。いやはやすごいわ。宇宙の、人類の、原初からはるか未来の破滅までを、壮大な想像力で紡いだSF。生命の誕生と文明の進化、破滅には、何者かの意志が働いているのか、いないのか、働いているとするならば、それは何者なのか。色とは。空とは。彼岸とは。それを...

高校時代に初読したものを、再読四回目。いやはやすごいわ。宇宙の、人類の、原初からはるか未来の破滅までを、壮大な想像力で紡いだSF。生命の誕生と文明の進化、破滅には、何者かの意志が働いているのか、いないのか、働いているとするならば、それは何者なのか。色とは。空とは。彼岸とは。それをプラトン、悉達多太子、阿修羅王、梵天、帝釈天、ナザレのイエス、イスカリオテのユダといった登場人物(?)を駆使して語る。しかし、やはり難解だわ。萩尾望都先生の漫画化の助けを借りてなんとか読了。死ぬ前に後何回か読むんだろうな。

Posted by ブクログ

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