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土の文明史 ローマ帝国、マヤ文明を滅ぼし、米国、中国を衰退させる土の話
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 築地書館 |
| 発売年月日 | 2010/04/15 |
| JAN | 9784806713999 |

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土の文明史
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土の文明史
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文明の興亡は「土壌」および「食糧生産の方法」によって左右される。 文明の興亡を食糧生産の側面からパターン化し、科学技術によってあたかもそのパターンを克服したかに見える現代においても、このままいけばやはり人口を養えなくなる未来が訪れると警鐘を鳴らす。 定住文明の興亡は、概ね以下の...
文明の興亡は「土壌」および「食糧生産の方法」によって左右される。 文明の興亡を食糧生産の側面からパターン化し、科学技術によってあたかもそのパターンを克服したかに見える現代においても、このままいけばやはり人口を養えなくなる未来が訪れると警鐘を鳴らす。 定住文明の興亡は、概ね以下のパターンを経る。 最初に農耕に適した低地で集落が営まれる→人口が増加するにつれ耕地が不足し、斜面地に耕地が広まる→斜面地の木々を伐採し耕作することで土壌の流出が激化し、いずれ耕作不適地となる→人口を養いきれなくなり集落は放棄、あるいは人口が大幅に減少され人口密度の低い時期が続く→長年かけて土壌が蘇り、その地にまた文明が興る。 メソポタミアや古代ローマ、ヨーロッパ各地、マヤ文明やアマゾンで同一のパターンが見られることを、繰り返し実例を挙げながら説明していく。 一方で、例外的にサステナブルな手法を発見し、長期間にわたり文明を維持した古代のイスラエル王国などの例も挙げられる(斜面地に段々畑を用いたり、土壌を回復させるマメ科植物を休耕期に植えたり、家畜の厩肥を活用したり・・・)が、これは少数のようだ。 更に、一定規模以上に成長した巨大文明はさらなる土壌疲弊を呼ぶ手法が取られる。 集約型の農業である。 それは古代ローマが属州拡大の末生み出したラティフンディア、大航海時代以降ヨーロッパが植民地で生み出したプランテーション、アメリカ合衆国が西漸運動により生み出した大規模農場・・・ つまり、モノカルチャー式の農業である。 モノカルチャー式の農法は、経済的利得を追い求め休耕期間を置くことも少なく、また単一作物を育てるがゆえに土壌の養分の枯渇も早ければ、雨風をしのぐほど草丈が育っていない期間が必ず一定存在するため、浸食が異常に速い。 これらの問題に直面し、アメリカでは19世紀には、古来用いられていたサステナブルな手法(有機農法)に一度注目が集まりかけるが、化学肥料の進展がそれを一蹴してしまう。 その後20世紀まで続いてきたのが化学肥料による食料の大増産である。 しかしこれは根本的には土壌の回復には何一つ寄与せず、高いコストを払って農業を工業化しただけで、投資ができない小作農を廃業させてしまい、飢餓は解決していない。それに化石燃料が尽きれば維持できない手法でもある。真の意味で、文明の衰亡のパターンから逃れられた訳ではないと説く。 結局のところ、土壌の肥沃度を保ちながら、その土地に合った手法と作物を選んで、自国民に行き渡る範囲程度での規模の有機農法を行うことが、将来的に人類を養っていく有効な方法であると結論する。 様々な文明の衰亡を耕作方法、土地利用方法の側面から振り返るだけでも興味深いし、将来への示唆に富んだ面白い一冊であった。 ただ、世界各地の土壌の質の違いに対する言及はほぼなされておらず、地域による実情の違いや今後取るべき進路については概括的な主張にとどまっているのが少し物足りないところか。 本書が発行されたのは2010年。 果たして、2025年現在、世界の(せめて先進国の)農業は持続可能な有機農法の必要性に開眼しているのだろうか。 著者のこの次作(2018年刊)も読みたくなってきた。
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土壌肥沃度を改めて考えさせられた。 作物はどこに植えても育つわけではない。肥沃度が高いから育つのだ。土壌から養分を得て作物が育ち、その作物を我々動物が食し糞尿としてまた養分を土壌に還す。これが本来のサイクルなわけで、それが破綻した文明が崩壊していくのだ。 鋤などの土壌を耕す行為で...
土壌肥沃度を改めて考えさせられた。 作物はどこに植えても育つわけではない。肥沃度が高いから育つのだ。土壌から養分を得て作物が育ち、その作物を我々動物が食し糞尿としてまた養分を土壌に還す。これが本来のサイクルなわけで、それが破綻した文明が崩壊していくのだ。 鋤などの土壌を耕す行為ですら肥沃度を低下させるのは意外だった。確かに空気を含み表面積が増える事で雨風に晒されやすくなる。その結果土壌が失われていき、作物が育たなくなる。不耕起栽培というのが土壌の事を考えたら最良の栽培方法なのだろう。学びのある本だった。
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肥沃な土壌は有限な資源であり、人類の持続可能性のためには土壌を意識する必要があるというのが本書の趣旨。 持続可能性の概念が広まった現代においては、「それぐらい知ってるよ」と感じる人が多いかもしれないが、さて、どれぐらい知っているのだろうか? 本書を読んでいて第一に驚いたのは、「...
肥沃な土壌は有限な資源であり、人類の持続可能性のためには土壌を意識する必要があるというのが本書の趣旨。 持続可能性の概念が広まった現代においては、「それぐらい知ってるよ」と感じる人が多いかもしれないが、さて、どれぐらい知っているのだろうか? 本書を読んでいて第一に驚いたのは、「土壌とはこれほど失われやすいものなのか」ということだ。農地を耕すことは良いことだと想像していたが、耕すことが土壌の侵食を数十倍に早め、農地の寿命を短くすることがあるということも、都会暮らしの私には知らないことだった。 本書では取り上げられていないが、以前、オーストラリアに行った際にアボリジニは6万年にわたり、持続的な土地利用をしてきたという話を聞いた。当時はその凄さがあまり理解できなかったが、本書を読んでその圧倒的な実績がやっと実感された。 第二に驚いた点としては、食料需給の問題について。 化学肥料無しで現代の食料需要を賄うことは不可能だと思い込んで生きてきたが、有機農法は必ずしも収量を減らすわけではなく、むしろ長期的には経済性も含めて慣行農業より優れた結果を出しうるという指摘。私の今の思い込みがなぜ形成されたかが察せられるようなアメリカにおける政治的な知識形成についての記述も興味深かった。 最後に、本書を読むと景観を見る目が変わるなと。 地形の凹凸を見るにしても、雨の日の川の濁り具合を見るにしても、地面に生えるクローバーをみるのも、土壌に関わる示唆が得られるようになり、散歩がさらに楽しくなる 著者の新作が本屋に並んでいたのでそちらも読んでみたいと思う
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