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神話が考える ネットワーク社会の文化論
定価 ¥2,090
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2010/04/01 |
JAN | 9784791765270 |
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神話が考える
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商品レビュー
3.4
11件のお客様レビュー
情報処理の様式としての「神話」についての分析。モノのダイナミクスを強調する近年の思潮のなかでの思索なのだろうが、ありきたりな感想を言うと、やはり人間疎外を感じる。福嶋は人間の欲望にネットワークの動態の偶然性を見出しているようだが、むしろフィードバックシステムを備えた資本のエサにな...
情報処理の様式としての「神話」についての分析。モノのダイナミクスを強調する近年の思潮のなかでの思索なのだろうが、ありきたりな感想を言うと、やはり人間疎外を感じる。福嶋は人間の欲望にネットワークの動態の偶然性を見出しているようだが、むしろフィードバックシステムを備えた資本のエサになっているようにしか思えない。また、神話を生み出すことでシステムを生み出していけるとしても、我々を取り囲むネットワークの総体が根本的に変えられるわけではなく閉塞感がある
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完全に理解できとは言えないけれど、少なくとも半分は理解できたと思う。今日のネットワーク・システム社会と人との関係。我々は「神話」を通して物事を理解する。
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物語に関する批評であるものの、 物語の内在的な分析に基づくものではない。 文化批評と物語批評を行き来している。 大筋においてうなずいてもいいのだけれど、 その曖昧さが僕にとっては物足りない。 神話は確かに考えるだろう。 神話の中の私も考えるだろう。 しかし、私からもっとも遠い...
物語に関する批評であるものの、 物語の内在的な分析に基づくものではない。 文化批評と物語批評を行き来している。 大筋においてうなずいてもいいのだけれど、 その曖昧さが僕にとっては物足りない。 神話は確かに考えるだろう。 神話の中の私も考えるだろう。 しかし、私からもっとも遠い石ころが何かを考えているわけでもなく 無意味に我々の惑星に激突せんと近づいていることだってある。 それ自体考えてもいず、考えられさえしない不気味なもの それだって物語は扱うことができるが、 それは捨象されている。 データベースに持ち込まれるノイズこそ 物語にとって要になるのではないかと思う。
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