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天冥の標 Ⅱ 救世群 ハヤカワ文庫JA
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2010/03/05 |
| JAN | 9784150309886 |

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天冥の標 Ⅱ
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商品レビュー
4.5
92件のお客様レビュー
天冥の標シリーズ第二作。 冒頭の世界観に、第一作の未来?と読み進めたらまさかの過去としての現代世界と未知のウイルスの戦いを描くパンデミック物でした。コロナ禍よりも10年前に描かれたものなんですが、作家の想像力ってすごいものですね。もちろん現実に起こったこととの違いは多々あるのだけ...
天冥の標シリーズ第二作。 冒頭の世界観に、第一作の未来?と読み進めたらまさかの過去としての現代世界と未知のウイルスの戦いを描くパンデミック物でした。コロナ禍よりも10年前に描かれたものなんですが、作家の想像力ってすごいものですね。もちろん現実に起こったこととの違いは多々あるのだけど、世間のあり方や患者への目線なんかはめちゃくちゃリアリティを感じる。国としての対応という意味では異なる部分もあるというか、むしろ現実に起こったことの方が世間や空気に全乗っかりで対処していった感じがあって現実の方が現実離れしてた気すらしてくる。シリーズとしては第一作とのつながりが見えるところも、第二作で新たに示された伏線的なものもたくさんあって、どうなっていくのか楽しみです。わくわくというよりは、この先どうなってしまうんだろうというずーんとした想像をさせられてる感じです。
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全10巻、計17冊 2巻目(3/17) 1巻とはうってかわって現代 コロナウイルスより前に書かれたパンデミック物 懸命に治療を続けるが次々と人が死ぬ 僕は思想として人間が想像出来る物は実現しえると思っているんですが、これもまた、謎の病で世界が閉鎖していく描写はコロナ禍の予言と読...
全10巻、計17冊 2巻目(3/17) 1巻とはうってかわって現代 コロナウイルスより前に書かれたパンデミック物 懸命に治療を続けるが次々と人が死ぬ 僕は思想として人間が想像出来る物は実現しえると思っているんですが、これもまた、謎の病で世界が閉鎖していく描写はコロナ禍の予言と読める 隔離施設を作るが民衆から迫害されるシーン等、北斗の拳の世紀末感というか、みな平等に幸福値が下がると行動レベルも低下するのは見事な予想だった。 1巻を読んでいると祖先か!?と興奮できます 数年前、地震で札幌大停電になったんですけど発電機を持ったお店の人が300円で携帯充電します!って普通にやってる光景見たんですよ これ、犯罪ですからね。でもみんな群がってたんです。 慣れるとすぐ忘れる程、日常って脆いですよね そんな真っ暗な都会で見る、もう2度と経験しないかもしれない大量の星はビル群とあまりに不釣合で世界が終わったと思いました コロナという病気もまた対岸の火事のように思っていた初報から志村けんさんが亡くなり、あれこれやばいんかと震え そんな様々な事を考えてしまう、世に残り続けて欲しい物語 ※大森さんも言ってたがこの巻を1巻にすればよかったのにと思う
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
舞台は一転現代。冥王斑に翻弄される人々の話。 コロナ禍よりずっと前に描かれてた事が信じられない程。リアルなパンデミック描写に驚く。 未知の病気に抗う医者や罹患者たちの群像劇がとても楽しく一気に読める。 この作者の描く人間関係というか信頼関係が結構好きで読んで、特に中盤以降の女子2人の別れの場面は泣いた。 個人的な好みの問題なのだけれど、いつまで経っても「少年ジャンプ」な感性なので、たまの「マガジン」ぐらいなら兎も角、ちょいちょいある「ヤンマガ」みたいな性的描写が苦手過ぎる。 後の展開やセリフの為には必要なの知れないけれど、幾つになっても好きになれない。 終盤あまりにもつらい展開で心折れそうになったけど、心の折れない登場人物たちの活躍がもっと読みたい!幸せになる所まで見せて! でも、次の海の一統たちの話も楽しみ過ぎる!
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