商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2010/03/05 |
| JAN | 9784150309886 |
- 書籍
- 文庫
天冥の標 Ⅱ
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天冥の標 Ⅱ
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商品レビュー
4.6
92件のお客様レビュー
ここ最近読んだ本ではかなり衝撃的で面白かった。1巻はメニー・メニー・シープという地球外惑星を舞台に、人間や変異した人間、アンドロイドといった様々な種族の群像劇を中心に壮大なスケールで話が展開されるSFファンタジーである一方、2巻は私たちが生活している現代社会のような世界が舞台で、...
ここ最近読んだ本ではかなり衝撃的で面白かった。1巻はメニー・メニー・シープという地球外惑星を舞台に、人間や変異した人間、アンドロイドといった様々な種族の群像劇を中心に壮大なスケールで話が展開されるSFファンタジーである一方、2巻は私たちが生活している現代社会のような世界が舞台で、パンデミックとそれに翻弄される人々を精緻に描写したかなりヘビーな作品だ。1巻と2巻で時系列が大きく前後しており、「時系列の把握が困難だ」という批判はあるかもしれない。しかし、2巻で地に足の着いた世界観を提示することで、1巻で披露された数多くのSF/ファンタジー要素が、そこから飛躍した結果であるということを巧みに示唆しているという見方もできる。この飛躍の要因や過程が次巻以降で説明されるだろうと暗に示すことにより、シリーズ全体で見たときに、大きな謎を残して幕を下ろした1巻と同様にイントロの掴みとして上手く機能しているのではないかと感じた。 また、この本の真に面白いところは冥王斑によるパンデミックが引き起こした、感染者/非感染者の分断や非感染者の人間的な描写の上手さにあると感じた。特に後半で青葉が千茅との面会後に何度も手を消毒していたことを本人に打ち明けるシーンは、消毒が防疫に対して何ら効果はなく、後ろめたさを感じつつも直感的にそうしてしまうという最高に人間人間した様子が伝わってきて好きだ。あと、性交前には徹底した消毒をしていた未沙が、後半で冥王斑によって命を落とすシーンも皮肉が効いていて、これも素晴らしい。 3巻以降を読んでいないため憶測にはなるが、冥王斑が垂直感染するという特徴は、感染者側が《プラクティス》であるというアイデンティティを確立する過程を描く上でかなり有力に働くのでよく考えられているなと関心した。やたらめったら挟まれる性交シーンに深いメッセージ性を感じなかったため、余分に感じつつも、それらを差し引いても☆5をつけていいと思えるぐらい面白かった。感染症、パンデミックと聞くと否応なしにコロナ禍が想起され、無意識的に結びつけてしまうので、コロナ禍以前にこの小説に出会えなかったことだけが悔やまれる。 『天冥の標』シリーズを完走したいと思えるような一作でした。
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天冥の標シリーズ第二作。 冒頭の世界観に、第一作の未来?と読み進めたらまさかの過去としての現代世界と未知のウイルスの戦いを描くパンデミック物でした。コロナ禍よりも10年前に描かれたものなんですが、作家の想像力ってすごいものですね。もちろん現実に起こったこととの違いは多々あるのだけ...
天冥の標シリーズ第二作。 冒頭の世界観に、第一作の未来?と読み進めたらまさかの過去としての現代世界と未知のウイルスの戦いを描くパンデミック物でした。コロナ禍よりも10年前に描かれたものなんですが、作家の想像力ってすごいものですね。もちろん現実に起こったこととの違いは多々あるのだけど、世間のあり方や患者への目線なんかはめちゃくちゃリアリティを感じる。国としての対応という意味では異なる部分もあるというか、むしろ現実に起こったことの方が世間や空気に全乗っかりで対処していった感じがあって現実の方が現実離れしてた気すらしてくる。シリーズとしては第一作とのつながりが見えるところも、第二作で新たに示された伏線的なものもたくさんあって、どうなっていくのか楽しみです。わくわくというよりは、この先どうなってしまうんだろうというずーんとした想像をさせられてる感じです。
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全10巻、計17冊 2巻目(3/17) 1巻とはうってかわって現代 コロナウイルスより前に書かれたパンデミック物 懸命に治療を続けるが次々と人が死ぬ 僕は思想として人間が想像出来る物は実現しえると思っているんですが、これもまた、謎の病で世界が閉鎖していく描写はコロナ禍の予言と読...
全10巻、計17冊 2巻目(3/17) 1巻とはうってかわって現代 コロナウイルスより前に書かれたパンデミック物 懸命に治療を続けるが次々と人が死ぬ 僕は思想として人間が想像出来る物は実現しえると思っているんですが、これもまた、謎の病で世界が閉鎖していく描写はコロナ禍の予言と読める 隔離施設を作るが民衆から迫害されるシーン等、北斗の拳の世紀末感というか、みな平等に幸福値が下がると行動レベルも低下するのは見事な予想だった。 1巻を読んでいると祖先か!?と興奮できます 数年前、地震で札幌大停電になったんですけど発電機を持ったお店の人が300円で携帯充電します!って普通にやってる光景見たんですよ これ、犯罪ですからね。でもみんな群がってたんです。 慣れるとすぐ忘れる程、日常って脆いですよね そんな真っ暗な都会で見る、もう2度と経験しないかもしれない大量の星はビル群とあまりに不釣合で世界が終わったと思いました コロナという病気もまた対岸の火事のように思っていた初報から志村けんさんが亡くなり、あれこれやばいんかと震え そんな様々な事を考えてしまう、世に残り続けて欲しい物語 ※大森さんも言ってたがこの巻を1巻にすればよかったのにと思う
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