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“リア充"幻想 真実があるということの思い込み
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明月堂書店 |
発売年月日 | 2010/03/05 |
JAN | 9784903145297 |
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“リア充"幻想
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“リア充"幻想
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商品レビュー
2.4
9件のお客様レビュー
軽快な語り口でよどみなく論理が展開していくが、その語られる中身は単なる時事評論にとどまらずぼく自身の「生きづらさ」までもえぐるものであり唸らされる。そして、「いま」この本と対峙して思うのは、収められている「真実があるということの思い込み」からいかに解放されるかという問題意識にはも...
軽快な語り口でよどみなく論理が展開していくが、その語られる中身は単なる時事評論にとどまらずぼく自身の「生きづらさ」までもえぐるものであり唸らされる。そして、「いま」この本と対峙して思うのは、収められている「真実があるということの思い込み」からいかに解放されるかという問題意識にはもちろんいまなおある程度有効性があるのだけれど、同時に「すべてがフェイクだ」と居直ってしまう幼児的な自閉・自己中心主義に染まってしまう陥穽をも避けたく思ったということだ。原理主義にもシニシズムにも染まらない第三の道がありうるのかも?
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2008年の秋葉原通り魔事件と、その犯人と同じ苦しみを抱いている若い人びとについて、政治思想史の研究者として知られる仲正昌樹にインタビューした内容をまとめた本です。 仲正は、現代の社会の中で生きづらさを感じている人たちにとって、生きづらさの原因を「リア充」や「モテ/非モテ」、「...
2008年の秋葉原通り魔事件と、その犯人と同じ苦しみを抱いている若い人びとについて、政治思想史の研究者として知られる仲正昌樹にインタビューした内容をまとめた本です。 仲正は、現代の社会の中で生きづらさを感じている人たちにとって、生きづらさの原因を「リア充」や「モテ/非モテ」、「人間力」といった当人の人間的属性に求めるような語り方が抑圧的な効果を生んでいることを指摘します。そのうえで、そうした「幻想」に悩んで生きづらさを感じるくらいなら「孤独」に開きなおって他人の目を気にせずに生きればいいのではないか、というスタンスを示しています。 ただ、リア充に対するルサンチマンを募らせている相手に、リア充などというのは「幻想」だから捨ててしまえ、といわれると、余計に反発される危険性もあるのではないか、という気がします。後生大事に抱え込んでいる、リア充に対するルサンチマンまで奪いとられたとき、そのひとに何が残るのだろうかと考えると、著者のいうように開きなおることができるほど強くないひとだっているのではないでしょうか。そんなわけで、どっちに転んでも生きづらいことに代わりはないのか、と思ったりしました。 ところで、著者たちが出かけた「メイド喫茶S」というのは、どこなんでしょう。
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表紙とタイトルだけで手にとってみた。予想外の中身にびっくり。てっきりオタク論?(リア充がどうとか、オタクがどうとか、)的な話かと思っていたら、秋葉原無差別殺人の犯人kの犯罪心理だった。 事件についてある程度は知っていても、本書までの知識はなく、本書を読むに当たって必要な知識が足り...
表紙とタイトルだけで手にとってみた。予想外の中身にびっくり。てっきりオタク論?(リア充がどうとか、オタクがどうとか、)的な話かと思っていたら、秋葉原無差別殺人の犯人kの犯罪心理だった。 事件についてある程度は知っていても、本書までの知識はなく、本書を読むに当たって必要な知識が足りていないことを痛感しながら読むことになった。 自分とはかけ離れた人物について、と思って油断していると、ところどころ引っかかる言葉がある。考えさせられる、気になる話がある。 しかし、何せ理解しきれていないことをひしひしと感じつつ読んでいたので、せっかくの引っかかりも淡いものとなってしまった。 この著者の別の本でも読んでみようか。 編集者との対談形式だが、私は読みにくいと感じる。編集者が興味を持った所と違うところが気になってもそこは触れてもらえない。話し言葉を読んでいるので、なかなか分かりにくく、疲れてしまうとおもう。実際に自分が著者にインタビューし、一緒に理解を深めていくならば良いのだが、何せついていけなかったことがキツかった。
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