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夜のゲーム アジア文学館
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 段々社/星雲社 |
発売年月日 | 2010/02/20 |
JAN | 9784434140174 |
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夜のゲーム
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表題作「夜のゲーム」よりも、同時収録の「あの丘」に引き込まれた。この作品を読んでいると、韓国がまるで日本のパラレルワールドのように思える。 コインの裏表のような遠くて近い閉塞感を感じた。現代においては経済発達するにつれ、似たような閉塞感を感じていくのであろうが、それでも韓国と日...
表題作「夜のゲーム」よりも、同時収録の「あの丘」に引き込まれた。この作品を読んでいると、韓国がまるで日本のパラレルワールドのように思える。 コインの裏表のような遠くて近い閉塞感を感じた。現代においては経済発達するにつれ、似たような閉塞感を感じていくのであろうが、それでも韓国と日本の閉塞感はコインの裏表に感じる。具体的になにかは言葉にしがたいが、そのように考えた。 そしてこのような物語は女性ならではだと思う。男尊女卑という文脈での女性、さらに言うとマイノリティ。双方の現代の女性作家を対比して読むのも面白そうだ。 物語のラストが好きだ。久しぶりに小説を読んで救われたようなカタルシスを感じた。 最近は実用書ばかり読むが、映画にせよ小説にせよ、言葉にできない体験ができる作品に巡り会えると、不思議と生きる力が湧いてくる気がする。 再読が必要。時間を置いてまた読もう。
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