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台北の夜 ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2010/01/25 |
JAN | 9784151786013 |
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母親の遺言で弟の行方を捜しに遺灰を携えて向かった台北で待っていたものは、、、 44歳独身で金融アナリストの主人公は毎週金曜の夜は母親と夕食を共にし母親の経営するモーテルに泊まって行く。そんな単調な生活を繰り返していた頃に突然母親が病死する。 遺言で母親の故郷台湾に不動産の遺...
母親の遺言で弟の行方を捜しに遺灰を携えて向かった台北で待っていたものは、、、 44歳独身で金融アナリストの主人公は毎週金曜の夜は母親と夕食を共にし母親の経営するモーテルに泊まって行く。そんな単調な生活を繰り返していた頃に突然母親が病死する。 遺言で母親の故郷台湾に不動産の遺産がある事や遺灰を故郷の土地で弔う、更には行方不明の弟が台北に居る事を知った主人公は休暇を取り遺灰を抱えて見ず知らずの台北へ向かった。 無事に弟に遭うことが出来たが生活は酷く荒廃し犯罪の匂いのする仲間達から弟を救い出そうと試みる主人公の前に立ちはだかる謎と兄妹の愛の行方は、、、 主人公は超が幾つも付くほどのマザコンで女性との付き合いも経験も無い意気地なしな中年ですがこれが酷い酷いいわゆる孤独で陰険な駄目男です。台湾女性から切実な思いを寄せられようが弟がどれだけ胡散臭くても女性が危険な目に遭おうが普通では考えらない行動の繰り返しに読み進めば進む程に癖々としてこれってミステリー???みたいな疑問が湧いて来ます。 ですがやはり2008年エドガー賞受賞作でした、最後の最後で母親の思い出に縛られた中年のマザコン氏が台湾女性と逃亡している最中にあるきっかけで母親との精神的決別が出来、猛然と女性と弟の為に逃げ出さずに戦おうと行動するが顛末は想像を絶する巨悪が背景にあった、、、 本作は完結編との事らしいですが結末からの読後感はスッキリせず是非続編で勇敢になった主人公のその後を見てみたいです。それ位にどうしようもない感があるからそのギャップが面白いのです。
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”子曰く身内の罪は隠すものだ。”そんなふうな意味の論語の引用によって始まる物語。台湾に渡った弟を探す台湾系アメリカ人が主人公のハードボイルド小説です。儒教文化や台湾と中国の複雑な関係を盛り込んだのが特徴でした。作者が若いからか、訳が良くないのか、ちょっと全体的に話の運びが荒い感じ...
”子曰く身内の罪は隠すものだ。”そんなふうな意味の論語の引用によって始まる物語。台湾に渡った弟を探す台湾系アメリカ人が主人公のハードボイルド小説です。儒教文化や台湾と中国の複雑な関係を盛り込んだのが特徴でした。作者が若いからか、訳が良くないのか、ちょっと全体的に話の運びが荒い感じがしますが、ところどころ現れる異国の情緒やスタイリッシュなハードボイルドさ加減に引き込まれて、読み始めたら一気に最後まで行きました。
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台北を舞台にアメリカ生まれの中国人が10年前から離別している弟の行方を追うサスペンス。せっかく台湾旅行だしと選んだ1冊だ。原作を読んでいないからわからないが、台北のほこりっぽさや独特の文化と雰囲気を出すには、もっと翻訳に工夫がほしいところかもしれないなとは思った。なかなか政治的...
台北を舞台にアメリカ生まれの中国人が10年前から離別している弟の行方を追うサスペンス。せっかく台湾旅行だしと選んだ1冊だ。原作を読んでいないからわからないが、台北のほこりっぽさや独特の文化と雰囲気を出すには、もっと翻訳に工夫がほしいところかもしれないなとは思った。なかなか政治的に難しい、台湾と大陸、そして黒社会を描くだけに、非常にキャッチーな内容。ドラスティックな展開を期待してしまったけど、おっさんが主人公なので限界もあるかな。
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