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数えずの井戸
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商品詳細
| 内容紹介 | 怪談となった江戸の「事件」を独自の解釈で語り直す江戸怪談シリーズ第三作。怪談となった江戸の「事件」を独自の解釈で語り直す人気シリーズ、三作目!お菊はなぜ井戸端で皿を数えるようになったのか・・・それは、はかなくも美しい、もうひとつの「皿屋敷」。著者の人気シリーズ「巷説百物語」の漫画版もおすすめ! |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2010/01/25 |
| JAN | 9784120040900 |
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数えずの井戸
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商品レビュー
3.8
132件のお客様レビュー
人間の心の奥深くに潜む闇や感情を丁寧に描き出す物語が展開されます。京極夏彦の独自の視点で再構築された古典怪談は、登場人物たちの複雑な思考や感情を通じて、虚無感や焦燥感、恐怖をじわじわと感じさせます。物語は「数える」ことを軸に、自己犠牲や欲望、承認欲求の欠落を浮き彫りにし、読者はそれぞれのキャラクターに共感しつつも、同時に彼らの心の崩壊を目の当たりにします。静かに狂気が広がる様子や、切なくも美しい展開は、まるで催眠にかけられるように心に響きます。最後には、物語の重みや問いかけが胸に残り、読者は新たな視点から人間の業や愚かさを考えさせられることでしょう。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
京極版「番町皿屋敷」。初めの200ページで人物紹介。 ページ数は多いがスイスイと読んでしまいました。さすがの構成でした。 このシリーズ、次は何を題材にしてくれるのか楽しみです。
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日本の古典怪談を独自の解釈で再構築する「江戸怪談」シリーズ第3作。 モチーフは日本三大怪談の一つ「番町皿屋敷」。 シリーズ第一作『嗤う伊右衛門』がとても面白かっただけに、本作も読む前から楽しみにしていた。 原作は、旗本屋敷で働く腰元・お菊が家宝の皿を1枚失い、主人に殺されて井...
日本の古典怪談を独自の解釈で再構築する「江戸怪談」シリーズ第3作。 モチーフは日本三大怪談の一つ「番町皿屋敷」。 シリーズ第一作『嗤う伊右衛門』がとても面白かっただけに、本作も読む前から楽しみにしていた。 原作は、旗本屋敷で働く腰元・お菊が家宝の皿を1枚失い、主人に殺されて井戸へ投げ込まれ、以後、夜ごと井戸から皿を数える声が聞こえるという怪談。 本作の読後に残ったのは、「どうしてこうなった?」という疑問だった。 多くの人物の視点から語られる作品にもかかわらず、誰にも感情移入できないまま、物語は破滅へ向かっていく。 物語は「満ちる」と「欠ける」を軸に、お菊の自己犠牲、主人・播磨の虚無、吉良の強欲、主膳の破滅願望、柴田の承認欲求などそれぞれの欠落が浮かび上がる。 すべての始まりは「数える」ことなのか。それとも、「ないもの」を探し始めたことなのか。その問いが静かに胸に残った。 作中でも特に心に残った一節。 百姓は地べたに縛られる。 商人は銭に縛られる。 侍は体面に縛られる。 何に縛られることなく世を過ごせるのは身分なしだけじゃねぇか。 皿屋敷の惨劇を目の当たりにしながら生き延びた人物の言葉だからこそ、その重みと悲哀がいっそう胸に響いた。 ちなみに、岡本綺堂も、大正5年に『番町皿屋敷』を題材にした作品を発表している。こちらは悲恋ものだそうで、未読だがぜひ読んでみたい。 一冊読んだことをきっかけに、元になった怪談や別の作家の解釈へと興味が広がっていく。そんな読書の楽しさを改めて感じさせてくれる一冊だった。
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久しぶりの京極作品…あっという間に読んだ。好き。人間の業をさらっと描いている。何かが足りない…虚無感をこんな風に作品に落とし込めるのが、さすが京極さん。
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