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傷を愛せるか
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傷を愛せるか

宮地尚子【著】

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傷を愛せるか

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大月書店
発売年月日 2010/01/20
JAN 9784272420124

傷を愛せるか

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商品レビュー

4

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2026/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごく傷ついた時に本屋に立ち寄って買った本。 心のお守りとなるような言葉にたくさん出会えたエッセイだった。 「つねに未来は不確実なままであり、心配や不安をなくすのは不可能であり、100パーセントの安全はありえない。(中略)弱さを克服するのではなく、弱さを抱えたまま強くある可能性を求め続ける必要がある」 「変わるときというのは、変化にほとんどのエネルギーや注意を費やさなければならない。そのため、外からの攻撃にたいしては無防備になる。外敵が来ればたちどころにやられてしまう、ヴァルネラブル(脆弱)な状態である。だから、変わるときは閉じなければいけないのだ。さなぎが蝶になるとき、繭にこもらなければならないように。」 「自分がだれにも連絡を取らず、だれからも連絡がないまま休日が過ぎると、世界にひとり取り残された気がして、自分なんて存在しなくてもいいんじゃないかと思ったりする。そういうときも「ああ、これは明日の出会いの前の静けさなんだ」と思える。 外からのインプットを排除して蘭の中にこもる。そんなときにこそ中でなにかが醸成していたり、励起状態になっていって、まもなく鮮烈な化学反応が起き、新しいものが生まれてくるかもしれない。」 「明るいだけの、効率がいい人生より寂しさや苦しさ、迷いを経験しつつ生きていくほうが豊かなのではないでしょうか。傷を抱えつつ、周囲の人たちと生きていくということが、その人の深みにつながっていくのだと思います」 「傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷のまわりをそっとなぞること。身体全体をいたわること。ひきつれや瘢痕を抱え、包むこと。さらなる傷を負わないよう、手当てをし、好奇の目からは隠し、それでも恥じないこと。傷とともにその後を生き続けること。」 痛みを知るからこそ、人を気遣えるようになるし、より人間味が増す。田中渓が「旅行でも楽しかったエピソードよりも辛かったり大変だった出来事の方が鮮明に印象に残る」といった趣旨のコメントをしていた。今は辛くても、今後の人生で総量として幸福に繋がると思う、し、この経験を正解にするために努力したい。 あと、別の観点で印象に残ったのは「Y字路の選択」というフレーズ。人生を左右するのは交差点のような選択ではなくて、その場では分かりにくい僅かな違いによって結果が大きく異なる結果をもたらすとのこと。この年齢になって、キャリアや結婚の話題がより増えた。転職、婚約。社会人も新人と呼ばれる時期が過ぎて選ぶシーンが増えた。選択のたびにこの言葉が頭をよぎるのだろうな。

Posted by ブクログ

2026/01/25

エッセイ。表題作が好きで心に残る。ついた傷、つけられた傷、意識したことなかったそれらが顔を出す。あと人生の軌跡も良かった。Y字路、同じような道なのに一方を選ぶともう一方からどんどん遠ざかる。他社のY字路とぶつかり、また現れる。まるで人生のよう。

Posted by ブクログ

2026/01/22

「トラウマ研究はいつから、戦っても傷つかない人間をふやすための学問になったのだろう」ここ悲しすぎたー。。トラウマを与える原因こそが減っていくべきやのに。傷ごと愛すことも、大切な人の大事な瞬間を黙って見守り続けることも、まだ未熟な自分には難しい。日々成長‼️

Posted by ブクログ