想像力を触発する教育 認知的道具を活かした授業づくり

キエランイーガン【著】, 高屋景一, 佐柳光代【訳】

• 販売会社／発売会社: 北大路書房
• 発売年月日: 2010/01/20
• JAN: 9784762827006

商品レビュー

2025/11/20

1.はじめに
　なぜ、この本を読んだのか。
　きっかけは、ウェブの記事からだった。

　また、自分は教育で教壇に立ったことはないが、学びで教壇に立ったことはある。
　また、教育は間接的に携わっている。
　教育研修機関においてSE業務の仕事を１８年ほどしているからだ。
　１８年間携わっているといっても、正直、教育のことは未だにわからないことだらけだ。

　そんな私も「想像力」という言葉には敏感だ。
　なぜなら、デザイン事務所の代表を２０年以上していること、デザインの仕事を２０年以上していること、デザインスクールで１３年間講師をやっていることで、「想像力」には日々触れているからだ。

「想像力を触発する教育」というタイトルに心が揺さぶられないはずはない。

「想像力を触発する教育」とはどんなものか。
　じっくり味わいたい。

2.読む前の第一印象
キエラン・イーガンさんという名前も、海外の教育も、教育の歴史も、私にとっては未知の世界である。

　ただ、「想像力」と「教育」という言葉同士の関係性だけが気になるところであった。

「触発する」というからには「想像力」がきっと「教育」にとって重要なのであろう、ということは察しがつく。

「想像力」を「教育」の中にどのようにとりいれて実践するの興味が絶えない。

　先入観を捨てて、読み進めようと思う。

　先入観や思い込みがありのままの素敵な部分をありのままで無くしてしまう可能性があるからだ。

3.概要はこちらへ
https://note.com/takaakinakajima/n/n170530e2604e?magazine_key=m0c2168c98e46

4.感想とまとめ
4-1.読み終えての感想
「想像力を触発する教育」という本。

　これは、国や種族を問わず、人類に共通する真理ではないか、そう思えてしまう。

　結構、読み進めるのに、かなりの時間と労力を要したが、読んで、自分の理解が深まり、自分の見識が広がり、自分の学びに対する世界観が大きく広がったのは間違いない事実である。

　しかも、教育者に対しての現実的に、授業ガイド、チェックリスト、実施例がふんだんに掲載されていて、そのまま授業で活かせる内容になっているのが感嘆してしまう。

4-2.まとめ
　思うのは、最近、良書というか自分にとっての最適な学びにつながる著書との出会いが素晴らしいと感じる。

　なぜだろう？

　本当に心から望むモノ・ヒト・コトというのは、望んだタイミングで現れるというが、本当である、とまさに実感する。

　これが自然の流れに乗る。

自然の理（ことわり）で生きる。

　そういうことなのだろうか？

　答えはわからないが、きっとこの先に何かがある。

　それは、間違いない！

　自分の中に「確信」がある！！

　では、次の新たな出会いを楽しみにしよう！