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ガールズ・ストーリー おいち不思議がたり
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ガールズ・ストーリー おいち不思議がたり

あさのあつこ【著】

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ガールズ・ストーリー おいち不思議がたり

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2009/12/04
JAN 9784569773995

ガールズ・ストーリー

¥110

商品レビュー

3.3

48件のお客様レビュー

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2025/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母のおすすめ本。 江戸時代の人たちの日常・暮らしだったり、 江戸の薬屋の殺人事件の謎に迫っていくお話が書かれていて、ミステリーやヒューマンドラマが好きな私にはもってこいの作品だった。 今回では書かれて無かったけど、おいちの父の過去に何があったのか気になるから、 次の話も読んでみよう(*^^*) 江戸時代の菖蒲長屋で暮らす16歳の女の子おいちが、 父であり医者の松庵と一緒に患者の治療をしながら日々を送っていた。 おいちには不思議な力がある。 患者がくると事前に察知できること。 死者とコミュニケーションが取れること。 その不思議な力で、患者が来る前に父に知らせて準備をしたり、今回の話に出てくる薬屋の殺人事件の謎を解いていく。 殺人事件は、お加代という薬屋に嫁いできた嫁が起こしたことだったけど、 その背景には、お加代は生まれてからずっと両親や家族から疎まれて虐待されてきたこと。 ずっと淋しかったこと。 本当は自分も誰かに愛されたい。 その純粋な願いが根本にはあった。 でも、心はもう完全に病み崩れていた。 崩れた心なりに、嫁ぎ先の夫の幸せを願って殺そうとした。 それを知った義父が、お加代が用意した、毒が盛られた鉄瓶をお加代のものとすり替えて、結果お加代がしんだ。。 魂になったお加代は、おいちに、 義父にありがとうと伝えて。 止めてくれてありがとうって。 夫にも、ありがとう。ごめんなさい。と。 言伝を頼んで、おいちがそれを伝えた。 死者に頼まれて、謎を解くため、真実を知らせるために奔走したおいち。 切ないし、悲しいし、真実を知っても、 誰も幸せになれなかった。 あたしは何をしたのだろう。 今はもう祈ることだけしかできない。 と落ち込んでいたとき。 真実を聞いたおいちの父が、 "あまり驕るんじゃないぞ。 人が人に為せることなんて知れている。 それを忘れるな。 〜〜〜〜 おれたちにできることは、おれたちの為すべきことを精一杯為す。それだけさ。 そして、今回、おまえはそれをやった。 おれはそう思っている。" 自分では精一杯やったつもりだけど それでも虚しさで心が覆われたときに 一番近くにいる家族にさえ認められたら それだけで救われるし、報われるのかもしれない。

Posted by ブクログ

2025/10/21

「おいち不思議がたり」でドラマ化 再放送を機に読んでみました いわゆる見える系の話です ミステリーとしては・・・

Posted by ブクログ

2025/09/18

医師の父の手伝いをして暮らしているおいちは、貧しいながらも忙しい毎日にやりがいを感じていた。そんなおいちには不思議なものが見えたり感じたりするという、特別な力があった。 ある日縁談相手の若旦那に若い女性が付いているのを見たおいちは、その家でまだ若い女性が二人、相次いで亡くなるとい...

医師の父の手伝いをして暮らしているおいちは、貧しいながらも忙しい毎日にやりがいを感じていた。そんなおいちには不思議なものが見えたり感じたりするという、特別な力があった。 ある日縁談相手の若旦那に若い女性が付いているのを見たおいちは、その家でまだ若い女性が二人、相次いで亡くなるという不幸があったことを知る。その事件の裏に何かがあったのではないかと感じたおいちはその真相を調べ始める。 まだ16歳のおいちが抱える不思議な力や、人の役に立ちたいという思いがいい。 謎解きとしても、一人の少女の成長ものとしても読める。 おいちの生い立ちに謎があり、これからが楽しみ。

Posted by ブクログ