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猫 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2009/11/25 |
| JAN | 9784122052284 |

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商品レビュー
3.5
28件のお客様レビュー
クラフト・エヴィング商會、井伏鱒二、谷崎潤一郎、他『猫』中公文庫。 1955年に中央公論社から刊行された単行本『猫』を底本に新たにクラフト・エヴィング商會の創作・デザインを加えて再編集した『猫』を文庫化。 今の時代に税抜きでも552円の文庫は非常に珍しい。行きつけの本屋にクラ...
クラフト・エヴィング商會、井伏鱒二、谷崎潤一郎、他『猫』中公文庫。 1955年に中央公論社から刊行された単行本『猫』を底本に新たにクラフト・エヴィング商會の創作・デザインを加えて再編集した『猫』を文庫化。 今の時代に税抜きでも552円の文庫は非常に珍しい。行きつけの本屋にクラフト・エヴィング商會の文庫本が4作も山積みされていたので思わず大人買いしてしまった。姉妹作に『犬』がある。 12人の作家による猫をテーマにした短編19編を収録したアンソロジーである。物語があれば、エッセイもある。 有馬頼義『お経はちきり』。猫は不思議な生き物だ。特に牝猫となると神秘なる存在である。我が家の牝の黒猫もいつも何を考えているのか不思議でならない。お経と勘平の兄弟の猫。お経の腹に何やらしこりが出来、医者に診せると尿が溜まったものと言われる。ところがお経は失踪し、再び姿を見せるとしこりの部分に噛み切った跡が見付かる。お経は自分で腫瘍の手術をしたのか。 猪熊弦一郎『みつちやん』。猫は悪戯をして喜ぶ。我が家の黒猫は性格は良いのだが、気に入らぬことがあると障子を人質にする。疎開先に連れて行った猫のみつちやんが巻き起こした騒動。 井伏鱒二『庭前』。猫は時に野生を見せる。我が家の黒猫は家の中に潜んでいた蛙を見事退治してみせた。最近は全国的に異常繁殖しているカメムシを見付けてくれる。猫と蝮の息詰まる対決を描いた短編。 大佛次郎『「隅の隠居」の話 猫騒動』。『「隅の隠居」の話』と『猫騒動』の2つの短編。『「隅の隠居」の話』。猫は最初の一年で二十歳年を取り、次の一年から四年ずつ年を重ねるとある。ということは我が家の黒猫は今年で28歳ということか。「隅の隠居」とは十五年飼っているお爺さん猫のこと。人に媚びず、隠居の気概さえも感じるお爺さん猫は大往生を遂げる。『猫騒動』。十一歳で癌にかかり亡くなった猫の思い出。私の家に殴り込んで来た一匹の猫。猫も癌やAIDSにかかるらしく、我が家の黒猫も癌の予防も含めて5種混合ワクチン接種をした。 尾高京子『仔猫の太平洋横断』。日本に帰国する直前にロスアンゼルスのレコード屋から貰い受けた二匹の仔猫は船に乗って太平洋を横断する。我が家の猫はまだ動物病院に行く時しか車に乗ったことが無い。車に乗る時はゲージの中。動物病院に向う20分の道中、ずっと不安そうに鳴いている。しかし、動物病院に到着するやご機嫌で、愛想良く振る舞うので、看護師のお姉さんたちには凄く可愛がられている。 坂西志保『猫に仕えるの記 猫族の紳士淑女』。『猫に仕えるの記』と『猫族の紳士淑女』の2つの短編。『猫に仕えるの記』。人間が猫に仕えるというのはよく解る。物言わぬ猫だけに人間が猫に対して気を遣わなざるを得ないのだ。『猫族の紳士淑女』。猫を様々な人間に例えて観察した記録。 瀧井孝作『小猫』。猫は突然現れる。我が家の黒猫も夜にいきなり網戸に張り付いて来たのが最初の出会いだった。家にやって来た二匹の小猫。娘は飼いたいと言うが、主人公と妻はそうは思わない。 谷崎潤一郎『ねこ 猫 −マイペット 客ぎらひ』。谷崎潤一郎は余程猫が好きだったようだ。『ねこ』と『猫 −マイペット』、『客ぎらひ』の3編。『ねこ』。如何に猫が素晴らしいかということを綴ったエッセイ。『猫 −マイペット』。飼い猫の思い出を綴るエッセイ。『客ぎらひ』。来客嫌いの谷崎は猫のように尻尾があったらと空想する。 壺井榮『木かげ 猫と母性愛』。『木かげ』と『猫と母性愛』の2編。 『木かげ』。飼い猫に起きた悲劇。いつの時代にも動物を虐待する不埒な輩がいるものだ。『猫と母性愛』。多産な飼い猫が子猫に注ぐ母性愛。 寺田寅彦『猫 子猫』。『猫』と『子猫』の2編。『猫』。猫嫌いの主人公の家で飼い始めた猫。主人公は次第に猫の虜になっていく。『子猫』。二匹の子猫を飼い始めた主人公。猫がもたらす日常の変化。 柳田國男『どら猫観察記 猫の島』。『どら猫観察記』と『猫の島』の2編。『どら猫観察記』。スイスには蓄犬税なる税金があると言う。猫には蓄猫税は無く、相当数の猫が飼われている。という所から犬と猫の違いを考察する。『猫の島』。田代島という猫島には犬を飼ってはいけない、上陸させてはいけないという言い伝えがある。伊豆の式根島にも同様の言い伝えがある。 クラフト・エヴィング商會『忘れもの、探しもの』。可愛い黒猫のイラストと童話のような物語。 本体価格552円 ★★★★
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猫に関する随筆集。 物語というよりは、エッセイ。 各作家の猫にまつわるあれこれが、まとめられている。 今から90年以上も前の作品もあったりする。 「呼ぶと尻尾で返事をする」など、今でも見られる猫の生態が垣間見える。 一方で、昔ならではの、なかなかえげつない描写もある。 なので、...
猫に関する随筆集。 物語というよりは、エッセイ。 各作家の猫にまつわるあれこれが、まとめられている。 今から90年以上も前の作品もあったりする。 「呼ぶと尻尾で返事をする」など、今でも見られる猫の生態が垣間見える。 一方で、昔ならではの、なかなかえげつない描写もある。 なので、ほっこりしたい、とかには向かない。
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昭和29年に中央公論社から発行された「猫」というアンソロジーをクラフト・エヴィング商會がアレンジして復刊されたもの。今でも知られる有名な文豪たちの作品も混ざっていてなかなか豪華な随筆集。 かわいい本。元の本はどんな感じだったのだろうとネット検索したら、元の本の装丁もすてきだった。
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