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雑食動物のジレンマ(上) ある4つの食事の自然史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2009/11/05 |
JAN | 9784492043523 |
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雑食動物のジレンマ(上)
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商品レビュー
4.3
29件のお客様レビュー
上巻ではアメリカの食事を見つめなおす過程で、トウモロコシ農場と大規模畜産業について取り上げられている。 アメリカの食事におけるトウモロコシの割合の高さに驚いた。 もはや農作物ではなく工業製品としてのトウモロコシによってアメリカの食事は支えられている。 大規模畜産業に関しては、今...
上巻ではアメリカの食事を見つめなおす過程で、トウモロコシ農場と大規模畜産業について取り上げられている。 アメリカの食事におけるトウモロコシの割合の高さに驚いた。 もはや農作物ではなく工業製品としてのトウモロコシによってアメリカの食事は支えられている。 大規模畜産業に関しては、今後アメリカ産の肉製品を食べたくなくなるような現実だった。
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上下巻共に読んだ時の感想メモ。 酪農、養鶏、狩猟など様々な分野のウェルギリウスと共に筆者がその世界を探索して"食料"について考察するお話。サスティナブルに生きるにはどうすればいいかは答えが出ないけれど、面白かった。変に菜食も肉食も崇拝してない...
上下巻共に読んだ時の感想メモ。 酪農、養鶏、狩猟など様々な分野のウェルギリウスと共に筆者がその世界を探索して"食料"について考察するお話。サスティナブルに生きるにはどうすればいいかは答えが出ないけれど、面白かった。変に菜食も肉食も崇拝してないのも良い。タイトル通り。 あと、牛の屠殺のくだりで昔見たテンプル グランディン氏のドキュメンタリーの中での行動や機能設計の話思い出しながら読んでたら、マクドナルド社の担当者として本人が出てきたのでビビった。まだ現役(当時)だったのか。
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トウモロコシは他の植物とは違う光合成をおこなう。効率がいい。普通は炭素が3つの有機物をつくるが、トウモロコシは4つの炭素を含む有機物をつくる。=C4植物=光合成の効率がいい。水分の損失を抑えつつ、炭素を同定する。 トウモロコシのF1種は収穫量が多くなる。その代わり毎年同じ種を買わなければならない。 トウモロコシは育てやすく、価格が下がっても作付面積を増やして補った。 ハーバーボッシュ法による肥料のおかげ。それまでは、マメ科植物の根の細菌か、雷のエネルギーで固定化された窒素しかなかった。 肥料にかかるエネルギーを考えると、1カロリーの食料をつくるのに化石燃料を1カロリー以上使っている。 ハーバーボッシュ法は生態系を変えた。 農場では、129人分の食料をつくるが、その収入だけでは家族を支えられない。補助金にたよっている。 アメリカ人の体はトウモロコシからできている。トウモロコシから作った糖を含む。C13の量が多い。 コーンは、あらゆる粒を表す単語。コーンビーフも塩の粒漬けの肉、という意味。 トウモロコシは奴隷を買う時の通貨、食料にもなった。奴隷売買にも不可欠なもの。原資本主義的な植物。 ニューディール政策の農業調整法は、トウモロコシの余剰を調整するためのもの。 収量があがると価格が下がる。自由市場の原理では農業は機能しない。食料の需要は弾力的ではなく、生産も抑えられない。トウモロコシは興行的食物連鎖の一番下にいる。トウモロコシと大豆は大半は肥料になる。ほかの作物は買い手がいない。 ソロー「人げな自ら作り出した道具の道具になってしまった」 p79
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