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悲しみを聴く石 EXLIBRIS
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2009/10/25 |
| JAN | 9784560090053 |
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悲しみを聴く石
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悲しみを聴く石
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商品レビュー
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2013年7月12日、女子教育の必要性を訴え、昨年10月にイスラム武装勢力に頭を撃たれたパキスタンの少女、マララ・ユスフザイさん(16歳)が国連本部で初めて演説し、女性教育の必要性を訴えた。また、世界のどこかでは、16歳の若妻が、夫から暴力をふるわれたあげく、顔面に酸をかけられ...
2013年7月12日、女子教育の必要性を訴え、昨年10月にイスラム武装勢力に頭を撃たれたパキスタンの少女、マララ・ユスフザイさん(16歳)が国連本部で初めて演説し、女性教育の必要性を訴えた。また、世界のどこかでは、16歳の若妻が、夫から暴力をふるわれたあげく、顔面に酸をかけられて死亡し、夫は逃亡、なんの処罰も下されていないという事件が起こっている。文明社会の、グローバル化のと言ったところで、まだこういう事がどこかで行われている。 映画監督として自作を監督したラヒ―ミーの本作品に登場する名前のないヒロインも、男達から酷い扱いを受けている。彼女の姉は父親の借金のかたに年の離れた男性の所に嫁がされ、彼女自身もよく知りもしない相手と3年間の婚約期間を経て結婚するが、血の気の多い夫との結婚生活は幸せではない。彼の体を血で汚したといってはぶたれ、自分だけの快楽を望んだと言ってはぶたれ、果ては子供が生まれなければ、他の家族の快楽の処理にまわされようとする。以上のことに、彼女の意思や気持ちは一切斟酌されない。彼女が男ならば、全ては違っていたはずだ。 今まで散々彼女をなぶり、彼女の口を封じてきた夫が話せなくなり、動けなくなった時に、初めて、彼女は語りたかったこと、そして、語らせてもらえなかったことを話し始める。話し続けるうちに感情が次第に高ぶり、最初は殊勝にも神の名を呟いていた彼女が、最後に復讐の意味をこめて夫にとんでもない秘密を打ち明ける。ヒロインの口調を少しずつ変えながらこのクライマックスまで持ってゆく展開は、石どころか岩まで砕かんばかりの迫力がある。 他の評者も書いているように、本作は、ヒロインの独白がおおかたを占める舞台劇のようだ。ヒロイン、物言わぬ彼女の夫、そして招かれざる闖入者が舞台上に登場し、他の登場人物は声のみの出演で補う事もできる。主人公に敢えて名前を持たせないのは、この出来事がヒロインだけに起こったという認識を持たせたくないからだ。『奇跡の海』のエミリー・ワトソンばりに抑圧されたヒロインが感情を爆発させるまでの変化を一気に見せたいので、インターミッションなどはかえって邪魔だ。ぜひ才能ある女優と演出家が組んで舞台化してくれないものだろうか。
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場面は、アフガニスタン(と思われる)の都市の一室に固定されている。 負傷で意識がない夫へ独白を続ける妻。 映像を見ているかのような描写。
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彼女のモノローグを観ている自分がいるように思え、観客としてこちらから観ながら読み続けた。 何故かこの作者は女性だと思って読んでいたので解説をみてまた混乱してしまった。でも訳者は女性だったな。こんな読後感はありません。
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