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ヘンリー六世 全三部 ちくま文庫シェイクスピア全集19
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/10/09 |
JAN | 9784480033192 |
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ヘンリー六世 全三部
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
この作品は何と言ってもシェイクスピアのデビュー作になります。 そのデビュー作たる『ヘンリー六世』は15世紀に起こった薔薇戦争というイギリスを二分した悲惨な内乱がモチーフとなっています。 物語自体もあのジャンヌ・ダルクが出てきたりと、現代人たる私たちにとっても「おぉ~」となるシ...
この作品は何と言ってもシェイクスピアのデビュー作になります。 そのデビュー作たる『ヘンリー六世』は15世紀に起こった薔薇戦争というイギリスを二分した悲惨な内乱がモチーフとなっています。 物語自体もあのジャンヌ・ダルクが出てきたりと、現代人たる私たちにとっても「おぉ~」となるシーンが幾度となく出てきます。 時代的にも近い当時の観衆たちはそれこそこの物語に強く引き込まれたのではないでしょうか。 続編の『リチャード三世』への期待がものすごく高まる作品です。すぐに読みたくて仕方がなくなりました。
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劇作家としてシェイクスピアが最初に作り上げた全三部の作品(ただし解説によると、一人で全てわけではなく、先輩劇作家と協力して完成させたと考えるのが自然)。のちの『リチャード三世』に繋がることから、第一四部作ともいわれる(ちなみに『リチャード二世』、『ヘンリー四世』二部作、『ヘンリ...
劇作家としてシェイクスピアが最初に作り上げた全三部の作品(ただし解説によると、一人で全てわけではなく、先輩劇作家と協力して完成させたと考えるのが自然)。のちの『リチャード三世』に繋がることから、第一四部作ともいわれる(ちなみに『リチャード二世』、『ヘンリー四世』二部作、『ヘンリー五世』は第二四部作といわれる)。本作はイングランドとフランスを舞台としており、イギリスとフランスという外国との戦い、またイギリス内でのヨーク家とランカスター家の戦いという構成となっている。本作は上記の者たちが謀略を仕掛けて相手を貶めたり、またかつて味方だった者が途中で裏切るなど、血みどろの争いが最初から最後まで繰り広げられる。
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百年戦争から続く薔薇戦争のさなか、王ヘンリー六世を取り巻く人々の骨肉の争いを描く、シェイクスピアの出世作。 このシェイクスピア全集で一番分厚い大作。それもそのはずで、全三部をまとめて収録している、歴史大河ロマンなのだ。本書に挑戦する気になったのは続編の『リチャード三世』が面白か...
百年戦争から続く薔薇戦争のさなか、王ヘンリー六世を取り巻く人々の骨肉の争いを描く、シェイクスピアの出世作。 このシェイクスピア全集で一番分厚い大作。それもそのはずで、全三部をまとめて収録している、歴史大河ロマンなのだ。本書に挑戦する気になったのは続編の『リチャード三世』が面白かったから。ある意味で前日譚的な読み方もできるだろうと、手を付けてみた。予想していた通り、人物の把握は大変だ。エドワードやらヘンリーやらリチャードやら、いったい何人同じ名前の人物が出てくるんだ!と思いつつ、巻末の家系図を見ながらがっつり取り組むと、それなりに面白くなってくる。基本的には史実に沿っているが、いくつも脚色や時間軸の変更があったりする。二人の人物を一人にまとめたりもしているので、訳注などで注意は必要だ。 序盤で気になったのはジャンヌ・ダルク。なんだこの口の悪い女は(笑)。詳しくないのでこの英雄が各所でどんな風に描かれているのか、あまり知らないのだけど、本作ではやはり英国側の立場から書かれているせいか、基本悪役っぽい感じで描かれている。死に際のあのセリフは酷いなぁ。 いっぽうで彼女の敵役となるトールボットは本作最大の英雄だろうか。死を覚悟で戦いに挑む、非常に美しいシーンを見せてもらった。 百年戦争終結後、フランスとの戦いから今度は身内どうしで醜い争いとなる薔薇戦争が始まってしまう。その後は謀略、暗殺、追放などで血みどろの内乱が続く中、多様な人間ドラマで観客を魅せる、まさに大河ドラマ。少年期から青年期にかけて、歴史に翻弄され続けた純真なヘンリー六世の最期をもって物語は幕を閉じる。 三部二幕五場の、ヘンリー王の嘆きが本作のテーマを象徴するシーンとして印象に残っている。王の代わりに戦いに挑む王妃マーガレットは、高潔さよりも性根の悪辣さを感じてしまう。全体的に本作の女性陣はみんな性格悪いよね……(汗)。揺れ動く歴史的事件のさなかで描かれる群像劇が面白い大作。英国史はほとんど知らないし、史劇には慣れていないのだけど、巻末の家系図のおかげで全然大丈夫だった。歴史に対する興味が湧いたし、ここから色々と広げていけそう。
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