1,800円以上の注文で送料無料

自己を見つめる 放送大学叢書006
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1215-02-04

自己を見つめる 放送大学叢書006

渡邊二郎(著者)

追加する に追加する

自己を見つめる 放送大学叢書006

定価 ¥1,780

550 定価より1,230円(69%)おトク

獲得ポイント5P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 左右社
発売年月日 2009/10/06
JAN 9784903500171

自己を見つめる

¥550

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/02/27

噛んで含めるような語り口である。よりよき生のために哲学する。そこから紡ぎ出される言葉は滋味に富み、華があり、心に素直に届く。 多くの哲学者の営みがなんの解説も付けずに、突然引用されるが、流れの中で理解できるので、苦ではない。しかし、個々の哲学の位置づけだけでも知っていたら、より...

噛んで含めるような語り口である。よりよき生のために哲学する。そこから紡ぎ出される言葉は滋味に富み、華があり、心に素直に届く。 多くの哲学者の営みがなんの解説も付けずに、突然引用されるが、流れの中で理解できるので、苦ではない。しかし、個々の哲学の位置づけだけでも知っていたら、より楽しめる著書だろう。 読んでいると、背筋が伸びる本だし、実際、背筋を正して向き合うべき本だろう。 母性信仰など、時代的な記述については、現在は配慮が必要だ。 また、自殺をしてはいけない理由については説得力に乏しい。 本書の根底に一神教的神の存在がほのめかされている。つまり、信仰の意義が横たわっている。 <体験> 経験を通して、私たちは、あらゆる予見の限界と、すべての計画の不確かさと、人間の非力さと有限性を、徹底的に思い知らされる。P27 <時間> <境遇> 宗教的信念への決断なくしては虚無である。 <遍歴> <自己> 飲食や生殖など生きる上での「必要条件」のみでは、よりよい自分になるという「十分条件」を目指す人間を解き明かすことにはならない。生物学、脳科学はこの「必要条件」の解明にある。シェリングの視点の先見性。 <生き甲斐> 「汝自身を知れ」を通して、「汝自身となれ」 萩原朔太郎のふらんすの詩。 <仕事> <孤独> <愛> 選とは、むしろ、人生愛にしても、自己愛や他者愛にしても、自然や仕事や事業への愛にしても、恋愛にしても、神の愛にしても、問題となっているものを、深く大切に思い、それを慈しみ、人生の大事と考えて、その尊厳を守ろうとする、控え目ながらも持続的で強い根源意欲ないし生命意欲に関係するものであり、また、そのことに伴うあらゆる憂いと優しさと悲しさの情念のすべてであり、自己として生きる人間の根源に関わる根本問題なのである。 <他者> <世間> <運命> <不幸> <老い> <死>

Posted by ブクログ

2023/12/25

わたしたちの日常と、その奥に潜むふだんはなかなか意識しないものとを平易な言葉で結びつけ、哲学というものは、こういうものであったということを再認識させてくれる名著である。

Posted by ブクログ