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ボトルネック 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2009/09/28 |
| JAN | 9784101287812 |

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商品レビュー
3.4
1059件のお客様レビュー
ダウナー系
後味ムチャ悪し 落ちこんでいるとき読むべからず かつてこんなに悲しいパラレルワールドが あっただろうか?
うしこ
崖から転落したと思ったら 気がついたときには元の世界にどこか似た 異世界に飛ばされていた 僕の代わりに”姉が生まれた異世界”では 何もかもが上手くいっていて、 もしかしたら”僕の存在”が周りを不幸にしていたのかもしれない・・・ “この事実”を目の当たりにしたとき 僕は何を...
崖から転落したと思ったら 気がついたときには元の世界にどこか似た 異世界に飛ばされていた 僕の代わりに”姉が生まれた異世界”では 何もかもが上手くいっていて、 もしかしたら”僕の存在”が周りを不幸にしていたのかもしれない・・・ “この事実”を目の当たりにしたとき 僕は何を思うのか? これまで通りに暮らすことができるのか? あまりにも主人公に厳しい事実が 次々と明らかになり、 『自分の存在を否定されているような展開』に 打ちのめされそうになりました・・・ さらに『ボトルネック』というどこか不穏なタイトルを 作品全体ではっきりと表現されていて ただ暗いだけの作風じゃないんだなと感じ、 私としては好みの作品でした!
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星4.6 めっちゃくちゃに面白い。 ミステリとしての面白さもあるし、物語の落とし所が素晴らしい。大傑作。 米澤穂信さんなら、メディアミックスの観点からも「氷菓」が代表作と謳われがちだが、私は間違いなくこれこそ至高と思っている。 ※新しめの作品は未読だが。 「氷菓」も、もちろ...
星4.6 めっちゃくちゃに面白い。 ミステリとしての面白さもあるし、物語の落とし所が素晴らしい。大傑作。 米澤穂信さんなら、メディアミックスの観点からも「氷菓」が代表作と謳われがちだが、私は間違いなくこれこそ至高と思っている。 ※新しめの作品は未読だが。 「氷菓」も、もちろん素晴らしい作品。 この「ボトルネック」は、大学生のときに読んで、とてつもない衝撃をもらった作品。 2016年一冊目の読書。 失敗は許されない、という謎の思い入れから、間違いないだろうと手にした作品。 大学生の頃、衝撃を受けたものだから大筋はわかっているし、衝撃はラストだからラストも記憶にあった。 それでも尚、ほぼ完璧といっていい面白さ。 星5.0にしないのは、まだ見ぬ読書体験に期待を込めて、のこと。 一年の計は元旦にあり。 最高の幕開けを飾ってくれた。 もう元旦ではねーけど。 元恋人を弔うために、彼女の死後2年経ったあと、ようやく整理のついた主人公は、彼女が死んだ東尋坊へ向かう。 そこで妙な感覚に陥り、気を失い目が覚めるとそこは、自分の生まれなかった世界線。 そこでは自分が生きてきた世界では存在しなかった、生まれてこれなかった姉が存在して… もし、自分の家族において、自分ではない人間が生まれてきたことにより、自分が存在していなかったら、どう世界は動いていたのだろう。 世界といっても、それは身近な話であり、身近な人たちの運命がまるで違うことになっている。 バタフライエフェクト的発想ではあるが、自分が生きてなければ…その当事者が自分でなかったとしたら…という「別の」現実が、これでもかと主人公に襲いかかる。 ネタバレになるので、そこまでは突っ込まないが、何より魅力は展開のスピード感。 これが素晴らしい。 やっぱ、無駄が無いのが一番だよ。 速読でもできない限り、結構な時間を食われるのが読書なわけだから。 いくら読書好きだとしても、そこそこ時間かけてクソを浴びせられたらしんどくない? 私はしんどい。 忙しい中、時間を食われても楽しい時間を、そして心地よい読後感を味わうために期待を込めて読書をしているわけだ。 その点、この「ボトルネック」は素晴らしい。 道中、先が気になって手が止まらない感覚。 退屈させない展開のスピード感。 そして、落とし所。オチが完璧に決まる。 そのラストは、展開的に完璧なのだが、その表現がほかに無い読後感をもたらしてくれる。 ある電話からのメール、それで表現したラストが完璧。 そのときの主人公の心情とその後を想像すると… どのベクトルの読後感かはネタバレになるので書かないが、一旦、主人公がどうなるのか、というオチはラストページの手前で主人公自身の台詞で明かされる。 ただ、それは主人公の望みであって、どうなるのか、というより、その選択をとるのか、というものである。 最終的に、その選択をとれるのか、は、その数ページ後、本当の最後の最後にわかるが、その幕引きが鮮やか。 ちなみに、私はラストが秀逸と書いたが、そのラストをわかった上で、主人公の終盤の心情を汲み取った上で、スクーターに二人乗りしたときに主人公が抱く、ある気持ちが特にグッとくる。 家族、というものを考えさせられて、最高だった。 あらすじ程度までしか知らないままで読んでいただきたい傑作である。
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