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ボトルネック の商品レビュー

3.4

928件のお客様レビュー

  1. 5つ

    111

  2. 4つ

    286

  3. 3つ

    311

  4. 2つ

    114

  5. 1つ

    30

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ダウナー系

後味ムチャ悪し 落ちこんでいるとき読むべからず かつてこんなに悲しいパラレルワールドが あっただろうか?

うしこ

2024/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

辛い、、。パラレルワールドの金沢で自分が生まれなかった世界線を目の当たりにして、自身こそがボトルネックであり、まず排除しなければならない存在だと悟ってしまった主人公。ラストは死ぬか生きるかの選択を迫られているわけだけど、どっちに転んでも辛い。母親からのメールで主人公が笑っていたのは、死ぬ理由が見つかったからなのかな。色々と考えさせられる終わり方だった。

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2024/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

序盤は読みながら、一体どう言う話を読んでるんだろって思っていたけど、最後にそういうことだったか…って妙に納得してしまった。自分のいなかった世界線で、今存在する出来事が全て好転してるのをさまざまと見せつけられてしまえば、そもそもの精神状態があんまりよくない主人公からすればそうなるかも。死にたい、じゃなくて、生きたくない、と言うのがなんとなく切な願いって感じだったなあ。最後の結果は読み手に委ねられたけど、自殺を選んでいたならあまりも悲しい結末すぎる。

Posted byブクログ

2024/10/27

亡くなった恋人、ノゾミの追悼のために東尋坊に訪れていた「ぼく」が自らが存在しない代わりに彼の姉であるはずであった(が「ぼく」の世界では生まれなかった)サキがいる世界に飛ばされるところから物語が始まる。 序盤は「ぼく」とサキのやりとりがどことなく本当の家族っぽくて微笑ましく感じたけ...

亡くなった恋人、ノゾミの追悼のために東尋坊に訪れていた「ぼく」が自らが存在しない代わりに彼の姉であるはずであった(が「ぼく」の世界では生まれなかった)サキがいる世界に飛ばされるところから物語が始まる。 序盤は「ぼく」とサキのやりとりがどことなく本当の家族っぽくて微笑ましく感じたけど、だんだん2人の世界の差異が明らかになっていくところが読んでてちょっと苦しかった。 もしあのときあの場にいたのが自分ではなくこの人だったら、こんなふうにできていたらという後悔。もし自分が同じ状況に置かれたらと思うとぞっとする。私にはその場で自分が自分である理由とか意義とかを見出せる自信がないな…。 主人公に感情移入しやすく、臨場感のある文章もあって読み終えるのがあっという間だった。また、タイトルの伏線回収が上手にされいてるのにも感動。 考えさせられて、すごく面白い一冊でした。

Posted byブクログ

2024/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

絶望 自分の存在意義とか考え込んでしまう病んでいた10代の時に読まなくて良かったと思う本 自分がいない世界の方が上手くいっていて、自分がボトルネック…ボトルネックは排除しなければならない…私はラストは自死だと思った。二度と帰ってこなくていいというメールを含めて。ただ、ノゾミが望んで得られなかったものリョウが拒んでいるものが母親もしくは死なのであれば、それを受け入れて生きていくというルートもあると思えてきた

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2024/10/19

うーんなんか意外と後味悪い作品だったな… 青春ミステリの金字塔とのことだったけど…青春かぁ?? 高校生らしいところは全くなかったし… パラレルワールドに迷い込んだ先で次々と"ぼくの側"との違いや、真相が明らかになっていく様は爽快ではあった。 ただ内容はあっと驚...

うーんなんか意外と後味悪い作品だったな… 青春ミステリの金字塔とのことだったけど…青春かぁ?? 高校生らしいところは全くなかったし… パラレルワールドに迷い込んだ先で次々と"ぼくの側"との違いや、真相が明らかになっていく様は爽快ではあった。 ただ内容はあっと驚くようなものではなく、あらかた想像できてしまった。 動機も良くわからず、チンケだったし… 終わり方を読者に委ねたところもうーん、考えさせられるというよりは、結局どっちなんだよ??って気持ち…

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2024/10/17

うーん。余韻がある終わり方なのかもしれないが、回収されずに終わってしまった伏線が何個もあるように感じ、不完全燃焼に思ってしまった。 兄はなぜ死んだのか?とかそもそもこの現象が起きた意味は?とかあの性格の悪い女の子ってどうなったん?とか。 想像より暗く、救いがないまま終わります。 ...

うーん。余韻がある終わり方なのかもしれないが、回収されずに終わってしまった伏線が何個もあるように感じ、不完全燃焼に思ってしまった。 兄はなぜ死んだのか?とかそもそもこの現象が起きた意味は?とかあの性格の悪い女の子ってどうなったん?とか。 想像より暗く、救いがないまま終わります。 死んだ恋人を悼みに行っていた主人公は、気がつくと奇妙な世界にいた。というのも、自分ではなく、自分の代わりに生まれなかったはずの姉ツユ(サキ)がいる世界だった。 彼女の存在に伴い、主人公がいる世界とは微妙な違いがあり-。

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2024/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分が産まれなかったら世界はどうなっていたかを これでもかと見せつけられるというストーリーなので、 精神的に安定しているときに読むことをお勧めしたい作品。 物語は会話文も多く読みやすいし、細かい考察も楽しめる。 私はラストは悪い方を想像してしまったな。

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2024/09/27

自分がもっと優れていたら幸せに暮らせたかもしれない、と思わせる小説ですが、思っていたよりも優しい話でした。もっと徹底的に残酷な物語を期待していました。

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2024/09/22

会話多めで頁数も少なく読みやすいが、内容は大分重め。 主人公が別世界に飛ばされて、元いた世界と 「間違い探し」をしていく過程で、自身がどれほど迷惑な存在だったか思い知らされるという話だった。 自分は超が付く「オプティミスト」であるため この主人公に感情移入ができず刺さらなかった...

会話多めで頁数も少なく読みやすいが、内容は大分重め。 主人公が別世界に飛ばされて、元いた世界と 「間違い探し」をしていく過程で、自身がどれほど迷惑な存在だったか思い知らされるという話だった。 自分は超が付く「オプティミスト」であるため この主人公に感情移入ができず刺さらなかったが、 読む人によっては辛い気持ちになるかもしれない

Posted byブクログ