1,800円以上の注文で送料無料

こんな日本でよかったね 構造主義的日本論 文春文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

こんな日本でよかったね 構造主義的日本論 文春文庫

内田樹【著】

追加する に追加する

こんな日本でよかったね 構造主義的日本論 文春文庫

定価 ¥691

330 定価より361円(52%)おトク

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2009/09/03
JAN 9784167773076

こんな日本でよかったね

¥330

商品レビュー

3.9

39件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/08/30

pp.24-5 発話の起点は、発話の起点にあるのではなく、発話が終わった後に訴求的に定位される以外には存在しないものなのである。 …… 発話主体がまず存在して、それが何かを発語するわけではない。発話主体は発話という行為の事後的効果なのである。 …… 「言いたいこと」は「言葉」...

pp.24-5 発話の起点は、発話の起点にあるのではなく、発話が終わった後に訴求的に定位される以外には存在しないものなのである。 …… 発話主体がまず存在して、それが何かを発語するわけではない。発話主体は発話という行為の事後的効果なのである。 …… 「言いたいこと」は「言葉」のあと存在し始める。「私」は、「私が発した言葉」の事後的効果として存在し始める。 p.155 人生はミスマッチである。 私たちは学校の選択を間違え、就職先を間違え、配偶者の選択を間違う。 それでも結構幸福に生きることができる。 pp272 愚かしい幻想が合理的な分析よりも強い力を持つことがある。そして、「本当のリアリスト」は、この「愚かしい幻想」の持つ政治的なポテンシャルを決して過小評価しない。「愚かしい幻想」を鼻で笑うのは「三流のリアリスト」 だけである。 例えば、マルクスはそういう意味で「本当のリアリスト」だったと私は思う。マルクスは「幻想」の力について、次のようなみごとな文章を書き起こしている。 (以下『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』からの引用)

Posted by ブクログ

2023/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

普段頭を使わないので、フル回転できた。 書かれたのは少し前なので、今とは違うこともあるけれど、今にも通じることが多々。 リセットしたくなるのは分かるけど、現実的じゃない。でも、何もかも捨ててそうしたくなるよなあー。 ・タイプの違う二つのロールモデルがいないと人間は成熟できない。(p.62) ・「誰の責任だ」という言葉を慎み、「私がやっておきます」という言葉を肩肘張らずに口にできるような大人たちをひとりずつ増やす以外に日本を救う方途はないと私は思う。(p.178) ・「強い個体」とは「礼儀正しい個体」である。(p.183)

Posted by ブクログ

2022/02/04

1章■制度の起源に向かって 言語、親族、儀礼、贈与 2章■ニッポン精神分析 平和と安全の国ゆえの精神病理 3章■生き延びる力 コミュニケーションの感度 4章■日本辺境論 これが日本の生きる道? ブログのまとめ

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品