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幽霊の2/3 創元推理文庫

ヘレンマクロイ【著】, 駒月雅子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2009/08/28
JAN 9784488168056

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商品レビュー

3.8

40件のお客様レビュー

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2021/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

精神科医ウィリング11作目。 流行作家の別居中の妻が戻ってくるとわかり、 あたふたするエージェント夫妻と出版社の社長夫妻。 妻と再会した作家はあっという間に、 アルコール依存症に戻ってしまう。 妻のためのパーティにウィリング夫妻が出席したが、 作家は毒殺されてしまう。 最初の緊張感からの思いがけない展開が繰り広げられて面白かった。 面白かったのだが、いや、面白かったが故に 作家が記憶喪失で発見された男と明かされた後、 その正体をウィリング博士が探し出す過程を もうちょっと紆余曲折させてほしかった。 わがままなのは分かっているが。 長年仕えてくれていたジュニパーが引退して、 孫娘が料理人として勤めていた。 そして、ウィリング夫妻に娘が産まれていたよ! それにしても、 作家を世に出すためとはいえ、 長年妻もだますとは、ちょっとひどい。

Posted by ブクログ

2021/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

警察にも捜査協力する精神科医ベイジル・ウィリングが参加したホームパーティで、〈幽霊の2/3〉というゲームの最中に主賓の作家エイモス・コットルが毒殺された。容疑者はパーティの参加者である出版社の社長夫妻とコットルのエージェント夫妻、文芸批評家2名に別居先のハリウッドから急に戻ってきたコットルの妻。だが、被害者の素性を調べるうち驚くべき秘密が明らかになっていく。出版業界を取り巻く幻想への皮肉に満ちた語り口がクールなミステリー。 『家蝿とカナリア』『暗い鏡の中に』と続いてマクロイを読むのは三冊目だが、本当にこの人はお洒落だと思う。どの作品も服飾品と室内装飾の描写が細やかで、舞台となる50年代ニューヨークに憧れる気持ちを満たしてくれるし、それが主人公ベイジルの観察眼をも示しているから単なる風俗描写以上のパワーを持っている。 今回は出版業界という、マクロイにとっても完全に身内の世界を舞台にしているせいか筆が乗りまくっている。事件発生までの導入が少し長いが、殺人が起こってからは秘密を抱える者同士の会話劇にグイグイ引き込まれた。筋だけを追うと二時間ドラマのようなのに、そして現に二時間ドラマのようにすいすいと読めるのに、悪趣味の一歩手前でやめる抑制が効いている。 螺旋状にうずまく謎の中心に用意されたのは、死んだ作家が賞を受ける文学賞のパーティの円卓。ここで批評家のレプトンが開陳する創作への皮肉な態度と作家になれなかった自身への諦念は、山口雅也の「曲がった犯罪」を思いださせる。あの犯人はヴァン・ダインがモデルだったはずだけど、彼と同じくマクロイも美術評論家の顔を持っていたという。 〈作者〉という幻を創作する。殺人よりよほど周到に仕組まれたこの犯罪こそが本書の眼目だ。そして〈作者の創造〉という同時代のポストモダン作家が「ハイブロウ」な小説に仕上げたテーマを、マクロイはあくまで完成度の高いエンターテイメントのまま、これ以上ないキレの一言で終わらせる。マジでお洒落なんだこの人は。

Posted by ブクログ

2021/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルが秀逸、というのは端々で目にしてしまっていたので、気に留めながら読んでいたけど、わかってもよかったかもしれないけど、気づかなかった。面白い。 エイモスの経歴がまったく無い、と知った瞬間が1番想像が付かなかった。エイモスの死の動機や手口は普通。犯人が勝手に過去を語ってくるし、謎解き感も少ない。女性陣がもっと生き生きとヴィーラとかフィリパとか、書かれてても良かったのに。

Posted by ブクログ

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