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幽霊の2/3 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2009/08/28 |
| JAN | 9784488168056 |

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幽霊の2/3
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商品レビュー
3.8
39件のお客様レビュー
フォロワーさんのレビューがきっかけで知ったヘレン・マクロイ。表紙がオシャレなのもあって早く読みたかったのですが、なかなか書店で見つけられず、やっと手にすることができました〜。 何より衝撃だったのは、2箇所ある「あの1行」! そもそも推理せずにミステリーを読む私ですが、まったく予...
フォロワーさんのレビューがきっかけで知ったヘレン・マクロイ。表紙がオシャレなのもあって早く読みたかったのですが、なかなか書店で見つけられず、やっと手にすることができました〜。 何より衝撃だったのは、2箇所ある「あの1行」! そもそも推理せずにミステリーを読む私ですが、まったく予想していなかった事実に驚きました。あの、続きが気になる引きがよかった。そして意味がわかって納得のタイトル。 また、女性作家ならではの観察眼で、服装やインテリアの描写が細かいのも楽しかったです。メグの手紙入れ間違いの場面はハラハラしましたが(^^; ただすっかり引き込まれていただけに、謎解きがアッサリしていたのがちょっと物足りないポイント。最後の一言には「これを小説で書くのか?!」と驚かされましたが。 こちらはシリーズものだそうですが、終盤に突然出てきたアレックは他作品ではもっと絡みがあるのでしょうか?妻子持ちの探偵なんて珍しいと思ったのですが、博士の家族はほとんど出番が少なかったのも不思議でした。 総じて、なかなかに好きな雰囲気のヘレン・マクロイ。 多作な方なのでこれから徐々に読んでいきたいと思います〜。
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出版社の社長宅で開かれたパーティー。 「みなさん、”幽霊の2/3”というゲームはご存知?」 この一言で始まった余興ゲームの最中に、ある人物が絶命する。 精神科医ウィリング博士が調べていくうちに、驚くべき真実が明らかになっていく… 関係者全員が見ている中での事件。 探偵役のウィリ...
出版社の社長宅で開かれたパーティー。 「みなさん、”幽霊の2/3”というゲームはご存知?」 この一言で始まった余興ゲームの最中に、ある人物が絶命する。 精神科医ウィリング博士が調べていくうちに、驚くべき真実が明らかになっていく… 関係者全員が見ている中での事件。 探偵役のウィリング博士も招待客の1人。 トラブルメーカーの女性や、怪しげな人物たちが集まり、「この中に必ず犯人がいる」という展開にワクワクする。 アメリカの出版業界を皮肉ったような描写や、自虐ネタのようなユーモアも面白い。 それがただ面白いだけでなく、全てが物語の伏線になってるから見事。 最後の「読者への挑戦」のようなヒントが提示されるシーンは胸が高鳴る。 私はそのヒントを読んでも最後の最後まで犯人がわからず、今回もまんまと騙されてしまった。 登場人物たちの何気ない言動から、深層心理を読み解いていくウィリング博士。 この作品の1番の面白さは、ウィリング博士が導き出した「驚きの真実」にある。 そして一見、関係ないと思われるようなことも全てが真相につながるヒントになっていた。まさかのあの部分にまで! すっかりヘレン・マクロイにハマった私の3作目は、執筆順では11作品目になる。 読みたい!と思うと我慢できないので、どうしても順番通りではなく、面白そうな作品から読んでしまうのが私の悪い癖(^_^;) まず、登場人物一覧を見ただけで、ある人物との関係性の変化にジーンときた。 シリーズものなのでウィリング博士の人生をずっと見守れるのが嬉しい。 解説は、杉江松恋さん! この作品を楽しむための道しるべのような、素晴らしいガイドだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
精神科医ウィリング11作目。 流行作家の別居中の妻が戻ってくるとわかり、 あたふたするエージェント夫妻と出版社の社長夫妻。 妻と再会した作家はあっという間に、 アルコール依存症に戻ってしまう。 妻のためのパーティにウィリング夫妻が出席したが、 作家は毒殺されてしまう。 最初の緊張感からの思いがけない展開が繰り広げられて面白かった。 面白かったのだが、いや、面白かったが故に 作家が記憶喪失で発見された男と明かされた後、 その正体をウィリング博士が探し出す過程を もうちょっと紆余曲折させてほしかった。 わがままなのは分かっているが。 長年仕えてくれていたジュニパーが引退して、 孫娘が料理人として勤めていた。 そして、ウィリング夫妻に娘が産まれていたよ! それにしても、 作家を世に出すためとはいえ、 長年妻もだますとは、ちょっとひどい。
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