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ローマ人の物語(37) 最後の努力 下 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/08/28 |
JAN | 9784101181875 |
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ローマ人の物語(37)
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1年間に何人も皇帝が暗殺されたり、乱立したり、北方の蛮族やペルシアから侵入を受けたりと、不幸な時代をなんとか収めた2人の皇帝。しかし、その過程でローマ帝国は変質してしまう。もはやローマ帝国ではないと言い切る研究者もいるようだ。たった1人のリーダーによって、大帝国が変質する。歴史も...
1年間に何人も皇帝が暗殺されたり、乱立したり、北方の蛮族やペルシアから侵入を受けたりと、不幸な時代をなんとか収めた2人の皇帝。しかし、その過程でローマ帝国は変質してしまう。もはやローマ帝国ではないと言い切る研究者もいるようだ。たった1人のリーダーによって、大帝国が変質する。歴史も変わり、中世が始まり、キリスト教が世界に広がっていく。この物語は、国の歴史ではなく「ローマ人」の物語であり、ローマ皇帝の物語であると再認識。
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コンスタンティヌスの先が知りたくて、あっという間に読み切ってしまった。コンスタンティヌスはローマ帝国を変えてしまった。それは教科書の中だけでも、感じることではあったが、あまりにも馴染みのないローマになってしまった。銀本位から金本位へ。ローマからコンスタンティノープルへ。多神教から...
コンスタンティヌスの先が知りたくて、あっという間に読み切ってしまった。コンスタンティヌスはローマ帝国を変えてしまった。それは教科書の中だけでも、感じることではあったが、あまりにも馴染みのないローマになってしまった。銀本位から金本位へ。ローマからコンスタンティノープルへ。多神教から一神教へ。いいとか悪いとかではなく、私の好きなローマではなくなっていくという感覚。学生時代、必死で覚えたミラノ勅令やニケーア公会議の意味がようやく分かり、それは世界史の中で、キリスト教社会の中で大きな出来事だよね、と納得。そして、キリスト教とは無縁ですと思ってきた自分の歴史観がいかにキリスト教からみた歴史だったのかと思う。 この巻のはじめに、どのように死んでいくのかを見守りながら看取る、と書いてあった。私もまさにそちら側だな、と思う。読むのはしんどいし、何やら悲しみもあるけれど、どのようにローマが滅亡していくのかをじっくりとみていこう。
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キリスト教を世界宗教にしたのはコンスタンティヌスだったんだな。 最初の中世人、コンスタンティヌスは優秀な政治家だと思うが、彼がしたことを端緒に能無しが単に生まれから、神からの指名から、貴族、司教になる中世、引いては現代の仕組みまでに続いている。彼がいなかったらまったく違う世界が今...
キリスト教を世界宗教にしたのはコンスタンティヌスだったんだな。 最初の中世人、コンスタンティヌスは優秀な政治家だと思うが、彼がしたことを端緒に能無しが単に生まれから、神からの指名から、貴族、司教になる中世、引いては現代の仕組みまでに続いている。彼がいなかったらまったく違う世界が今、あったのではないか。
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