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シャドウ 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 人は、死んだらどうなるの?ただいなくなるだけ?そんな会話から三年、凰介の母は病死した。父と二人だけの生活が始まって数日後、幼馴染みの母親が自殺したのを皮切りに、次々と不幸が訪れる・・・。父とのささやかな幸せを願う少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?第7回本格ミステリ大賞小説部門受賞作!いま最も注目される著者によって放たれた巧緻に描かれた傑作です。 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2009/08/12 |
| JAN | 9784488496012 |
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シャドウ
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商品レビュー
3.9
699件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一気読みしてしまった。物語全体を通してミスリードの仕方がとても上手くて自分が予想する展開をどんどん裏切っていくのが読んでいて楽しかった。洋一郎が悪いやつなのではと最初考えていたが、まんまと騙された。物語に出てくる洋一郎と凰介がやるL時のポーズがあったが、終盤病院で狂ってしまった洋一郎が凰介に向かってしたのが、演技だったという伏線は気づいた時気持ちよかった。ただ、田地がほんとに胸糞悪いやつだった。凰介が見る幻覚はもっとドロドロしたものかと邪推したが、ただの夫婦の営みだった。
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伏線が巧妙に張り巡らされた秀逸なミステリーであると同時に、心温まる家族愛が胸に沁みる作品でもあり、バランスの良い傑作だった。 序盤から人が立て続けに亡くなり、物語はかなり不穏なムードで進行していく。 主人公は父子家庭で暮らしているが、父親との会話や関係性にどこかぎこちなさと違和...
伏線が巧妙に張り巡らされた秀逸なミステリーであると同時に、心温まる家族愛が胸に沁みる作品でもあり、バランスの良い傑作だった。 序盤から人が立て続けに亡くなり、物語はかなり不穏なムードで進行していく。 主人公は父子家庭で暮らしているが、父親との会話や関係性にどこかぎこちなさと違和感が漂っており、読者にも微かなざわつきを与える。 この重く暗い始まりから、まさか心温まる話に繋がるとは思えなかった。 徐々に浮かび上がってくる「子供の成長」と「父親の強さ」に感動。
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一人の女性の死から始まる、二つの家族の愛とそれゆえの憎しみが絡み合ったミステリー小説です。 この作品は小学5年生の凰介の視点を中心に、複数の人物の目線から少しずつ進展していきます。病で亡くなった母、頼りにしている父、父同士・母同士がお互いに友人で幼馴染の亜紀。母が亡くなって...
一人の女性の死から始まる、二つの家族の愛とそれゆえの憎しみが絡み合ったミステリー小説です。 この作品は小学5年生の凰介の視点を中心に、複数の人物の目線から少しずつ進展していきます。病で亡くなった母、頼りにしている父、父同士・母同士がお互いに友人で幼馴染の亜紀。母が亡くなってから、父と二人でこれから頑張っていこうと思っていた矢先、母の親友で家族ぐるみで付き合いのあった水城の妻が、水城の働く大学病院の研究棟から飛び降り自殺をした。その翌日には、亜紀が交通事故に遭ってしまう。父も、水城も、なんだか様子がおかしい。亜紀も何かにずっと悩んでいるようだ。何もかも分からないまま、手探りで一歩ずつ進んでいるうちに、彼は想像もしていなかった事実に辿り着いてしまう。 今まで数冊道尾さんの作品を読みましたが、この作品が一番面白いと感じました。凰介の感じたよくわからない映像、フラッシュバックする記憶、統合失調症に、精神安定剤による副作用、シャドウ…色々な要素が組み合わさって、初めから読者ごと騙すような仕掛けがされていたことに、終盤まで気付けないという話の組み立て。面白かったです。終章になって、この物語はどこに収着するのかとそわそわどきどきしました。疑ってごめんなさい、と思うキャラクターもちらほら…。動機付けと伏線の張り方が絶妙でした。 主人公の凰介が、作中の中ではたった数日の間にどんどんと成長していくのが見えて、子どもは何かを吸収する力が本当にすごいものなんだなと感じたりしました。小学5年生は、ただ守られるだけの子どもじゃなく、きちんと物事を考えられる年になっていくんですね。 最終盤のどんでん返しにハラハラドキドキできる、人間の怖さを垣間見るミステリーでした。
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