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学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(上) 1492~1901年
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | あすなろ書房 |
| 発売年月日 | 2009/08/30 |
| JAN | 9784751526118 |

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学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(上)
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商品レビュー
4
28件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
16世紀から19世紀のアメリカについて、虐げられた人たちの視点から書かれた本。 ハワード・ジンの「民衆のアメリカ史」をヤングアダルト向けに要約した本の翻訳。上巻では15世紀から19世紀を扱う。 1.コロンブスは、アメリカ大陸を発見したときに、先住民のアラワク族と会い。黄金を要求し、それが叶わぬとわかると大量虐殺を行う。 2.コロンブス以前の南北アメリカには7500万人の人がおり2000もの言語グループに分かれていた。それらは民主的な平等な社会であった。 3.入植者立場プランテーションのために白人労働者と黒人奴隷を必要とした。 4.白人労働者と黒人奴隷は数の上で支配者を大きく上回っていたので、富裕層は白人を優遇し白人に黒人を蔑視するように仕向けた。 5.1770年には人口の1%が富の44%を独占する。 1775年「独立宣言」が起草される。独立宣言ではすべての人間(men)は平等に作られているとする。しかしすべての人間に女性も黒人も含まれていなかった。 6.独立戦争勃発。憲法もそもそも富裕層を守るためのものだった。独立戦争では多くのインディアンはイギリス側に立ち戦った。しかし敗戦により次々と住む土地を奪われた。 7.黒人奴隷や貧困層と同じく女性も無視された。 8.独立戦争が終わるとインディアンの土地を奪い続けた。それは土地を転売して儲けるためであった。連邦法ではインディアンに土地所有を認めていても、州法は認めなくなったので土地を取り上げられるようになった。 9.1803年それまでのアメリカの面積と同程度のルイジアナを購入。 1845年テキサスを編入する。 1846-1848年メキシコ戦争に勝利しカリフォルニア州までを購入 10.南北戦争勃発。南部の州北部からの独立を宣言。リンカーンは奴隷解放のためではなく南部再併合のために戦争を仕掛ける。その後戦争に勝つために奴隷解放を宣言する。 戦争終結後、黒人に対する白人による暴力事件が多発する。 1900年には南部で黒人の選挙権剥奪される。 11.19世紀のアメリカの経済は急上昇する。19世紀初頭労働者は虐げられる。 12.1900年までに鉄道は30万キロ敷かれる。(日本の鉄道は3万キロ)、電信、電話、タイプライターが普及する。 13.ロックフェラーなどの超富裕層が出現する。政府は富裕層を守る。 14.キューバ、フィリピンなど他の国の政治に積極的に関わるようになる。
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世界のリーダー、アメリカ合衆国の歴史の影の側面。人権を踏みにじって肥大化していった国家という巨大利権をさらけ出す。 コロンブスといえば小学校の頃はアメリカを発見した偉人だった。幼心にはインディアンがいたのにコロンブスがアメリカを発見したってどういうことなの?と思っていた。もしか...
世界のリーダー、アメリカ合衆国の歴史の影の側面。人権を踏みにじって肥大化していった国家という巨大利権をさらけ出す。 コロンブスといえば小学校の頃はアメリカを発見した偉人だった。幼心にはインディアンがいたのにコロンブスがアメリカを発見したってどういうことなの?と思っていた。もしかしたら川口探検隊が前人未到の洞窟の中に人骨を見つけたのと同じギャグ?とか言ってたかもしれない。その後、中学でアメリゴヴェスプッチがアメリカ大陸を最初に認識したと習い、さらに大人になってからレイフエリクソンがヨーロッパ人で初の発見者だったと知った。それでもアメリカ大陸を最初に発見した人間はネイティブアメリカン達だろ、と思ったことに変わりはなかった。 未だにコロンブスは偉大なアメリカ発見者だと教科書に書いてあるのだろうか。日本では変わってなさそう。アメリカやヨーロッパでは先般のBLM運動の前後で大きくその価値観が変わったのではないだろうか。 この本では、アメリカ大陸にやってきてからアメリカ合衆国をつくり、発展させた中心的な人々、すなわち裕福なヨーロッパ人が裏で何をやってきたかを暴く歴史の教科書だ。「白人以外人でない」という標語が立てられそうなほど壮絶な暴虐と略奪の限りをつくし、アメリカは発展していく。先住民、黒人奴隷、そして女性たちがいかなる立場で白人男性主義の社会と戦ってきたか、が上巻では描かれる。それはもうなんだか目を覆いたくなる黒歴史の列なりなのだけど、こうした黒歴史教科書っていうのはどの国でも作れそうだよな、と思ったことがちょっと衝撃でもあった。日本なら問題なく作れる。むしろ近現代の方がボリュームある教科書になりそうだ。 そんなふうに、振り返って自分の国の黒歴史を思い起こし、繰り返さないようにすることの大切さを認識することこそ、この本の大きな役割のように思った。 下巻では2000年代前半、イラク戦争くらいまでが描かれるとのこと。トランプ政権前に出版されたのがちょっとホッとする。
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帝国主義は人に有無を言わせず物事を強制する際に生まれるそもそもの血生臭さを国家の視点から正当化してきたことがよくわかる。強制される側の多数を占めるマイノリティ=一般的な人民から見れば暴力そのものである。ただしアメリカ史に限らず、世界史は、視点を替えれば、おしなべてこのような有様で...
帝国主義は人に有無を言わせず物事を強制する際に生まれるそもそもの血生臭さを国家の視点から正当化してきたことがよくわかる。強制される側の多数を占めるマイノリティ=一般的な人民から見れば暴力そのものである。ただしアメリカ史に限らず、世界史は、視点を替えれば、おしなべてこのような有様である。多くは、多数のマイノリティが、自分自身はする側であると思い込みたいことによってシステムは回る。個人であるとはマイノリティであるという意味において。 一方では、何度も何度もストや暴動を起こしているマイノリティによって、なんとか、ある意味では勝ち取って来た歴史があることもわかる。
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