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学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(上) の商品レビュー

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27件のお客様レビュー

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2023/08/09

世界のリーダー、アメリカ合衆国の歴史の影の側面。人権を踏みにじって肥大化していった国家という巨大利権をさらけ出す。 コロンブスといえば小学校の頃はアメリカを発見した偉人だった。幼心にはインディアンがいたのにコロンブスがアメリカを発見したってどういうことなの?と思っていた。もしか...

世界のリーダー、アメリカ合衆国の歴史の影の側面。人権を踏みにじって肥大化していった国家という巨大利権をさらけ出す。 コロンブスといえば小学校の頃はアメリカを発見した偉人だった。幼心にはインディアンがいたのにコロンブスがアメリカを発見したってどういうことなの?と思っていた。もしかしたら川口探検隊が前人未到の洞窟の中に人骨を見つけたのと同じギャグ?とか言ってたかもしれない。その後、中学でアメリゴヴェスプッチがアメリカ大陸を最初に認識したと習い、さらに大人になってからレイフエリクソンがヨーロッパ人で初の発見者だったと知った。それでもアメリカ大陸を最初に発見した人間はネイティブアメリカン達だろ、と思ったことに変わりはなかった。 未だにコロンブスは偉大なアメリカ発見者だと教科書に書いてあるのだろうか。日本では変わってなさそう。アメリカやヨーロッパでは先般のBLM運動の前後で大きくその価値観が変わったのではないだろうか。 この本では、アメリカ大陸にやってきてからアメリカ合衆国をつくり、発展させた中心的な人々、すなわち裕福なヨーロッパ人が裏で何をやってきたかを暴く歴史の教科書だ。「白人以外人でない」という標語が立てられそうなほど壮絶な暴虐と略奪の限りをつくし、アメリカは発展していく。先住民、黒人奴隷、そして女性たちがいかなる立場で白人男性主義の社会と戦ってきたか、が上巻では描かれる。それはもうなんだか目を覆いたくなる黒歴史の列なりなのだけど、こうした黒歴史教科書っていうのはどの国でも作れそうだよな、と思ったことがちょっと衝撃でもあった。日本なら問題なく作れる。むしろ近現代の方がボリュームある教科書になりそうだ。 そんなふうに、振り返って自分の国の黒歴史を思い起こし、繰り返さないようにすることの大切さを認識することこそ、この本の大きな役割のように思った。 下巻では2000年代前半、イラク戦争くらいまでが描かれるとのこと。トランプ政権前に出版されたのがちょっとホッとする。

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2022/01/02

帝国主義は人に有無を言わせず物事を強制する際に生まれるそもそもの血生臭さを国家の視点から正当化してきたことがよくわかる。強制される側の多数を占めるマイノリティ=一般的な人民から見れば暴力そのものである。ただしアメリカ史に限らず、世界史は、視点を替えれば、おしなべてこのような有様で...

帝国主義は人に有無を言わせず物事を強制する際に生まれるそもそもの血生臭さを国家の視点から正当化してきたことがよくわかる。強制される側の多数を占めるマイノリティ=一般的な人民から見れば暴力そのものである。ただしアメリカ史に限らず、世界史は、視点を替えれば、おしなべてこのような有様である。多くは、多数のマイノリティが、自分自身はする側であると思い込みたいことによってシステムは回る。個人であるとはマイノリティであるという意味において。 一方では、何度も何度もストや暴動を起こしているマイノリティによって、なんとか、ある意味では勝ち取って来た歴史があることもわかる。

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2018/12/09

・南部の大農園主がもっとも恐れていたのは、黒人奴隷と貧困白人が結束すること。それを阻止するために、人種差別主義が使われた。もし貧困白人が黒人を見下げていたら、両者が協力して反乱を起こす恐れなどなかった。

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2018/11/17

自由と平等を標榜し,世界を正しいあり方へと導いてきた,とするアメリカ人の歴史観・愛国教育が,実態とはかけ離れていることを喝破した内容.ネイティヴアメリカンに対する迫害は,「モヒカン族の最後」などである程度知っていたことではあったが,黒人差別が白人の生来的なものではなく,底辺層の白...

自由と平等を標榜し,世界を正しいあり方へと導いてきた,とするアメリカ人の歴史観・愛国教育が,実態とはかけ離れていることを喝破した内容.ネイティヴアメリカンに対する迫害は,「モヒカン族の最後」などである程度知っていたことではあったが,黒人差別が白人の生来的なものではなく,底辺層の白人と黒人の団結を妨げ,階級内での分断を図るため,富裕層が恣意的に貧しい白人に便宜を図ることで生じていったというのは新鮮だった.先進的と崇められる憲法や独立宣言も,貧民層の怒りを植民地支配を行うイギリス本国に向けるための詭弁でしかなく,保護の対象とする人民に貧民や黒人,女性は含まれていなかった.奴隷解放で有名なリンカーンですら,奴隷の解放を第一義としていたわけではなく,戦局の推移に伴い結果的に奴隷解放を進めたに過ぎず,しかも南北戦争後,戦争中に約束されたはずの,黒人に対する法的・実効的な保護は次第に覆されていった.19世紀後半に中国からの移民がいたというのも意外.過酷な労働環境の是正に向け立ち上がる下級労働者を,政府が武力で鎮圧していた様は,近代の全体主義国家と何ら変わりない.結局,建国当時から,富を持つ者がすべてを牛耳ってきた国だということが,改めて浮き彫りになる.黒人や女性の差別に抵抗する運動がどのようにして起こってきたかということについて,特に勉強になった.

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2018/04/15

権力者は常に疑え。どんな流れで今の日米関係があるのかが、なんとなくわかってくる。 https://coggle.it/diagram/Ws2qp2Z72lbCH8lC/t/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%A7%E3%81%AF%E6%95%99%E3%81%8...

権力者は常に疑え。どんな流れで今の日米関係があるのかが、なんとなくわかってくる。 https://coggle.it/diagram/Ws2qp2Z72lbCH8lC/t/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%A7%E3%81%AF%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2-%E3%83%8F%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%B3-r-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%95%E7%B7%A8%E8%91%97

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2014/10/10

ルビが多いので多分中高生向けと思われるが、アメリカ合衆国の歴史を知るには打ってつけの一書である。アメリカが反省していないところを見ると本書もさほど読まれていないことだろう。テレビに向かう人は多いが良書に向かう人は少ない。 http://sessendo.blogspot.jp/2...

ルビが多いので多分中高生向けと思われるが、アメリカ合衆国の歴史を知るには打ってつけの一書である。アメリカが反省していないところを見ると本書もさほど読まれていないことだろう。テレビに向かう人は多いが良書に向かう人は少ない。 http://sessendo.blogspot.jp/2014/10/blog-post_10.html

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2015/09/06

これは中高生向けに書かれた本。すらすら読める。真のアメリカの歴史と姿を知りたい人どうぞ。米国内で子どもに読ませるなという批判があったと前書きに書いてあるがコロンブスがヒーローだなんて皆思ってないから。

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2014/08/01

米国近代史を簡潔に追える入門書。「アメリカ万歳」ではなく、英雄礼賛ではないので読みやすく、納得感がある。

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2013/05/24

植民地アメリカ 黒人の反乱よりもっと大きな恐怖 不満な白人が黒人と組んで社会秩序をひっくり返すのではないかということ 1676 植民地バージニア ベーコンの反乱 母国イギリスに抵抗するための蜂起ではない 社会的地位の低い者たちが結束 ナサニエルベーコン 【人民の宣言」 黒人奴隷...

植民地アメリカ 黒人の反乱よりもっと大きな恐怖 不満な白人が黒人と組んで社会秩序をひっくり返すのではないかということ 1676 植民地バージニア ベーコンの反乱 母国イギリスに抵抗するための蜂起ではない 社会的地位の低い者たちが結束 ナサニエルベーコン 【人民の宣言」 黒人奴隷と貧困白人の団結を阻むために利用された人種差別 トマス・ジェファーソン 独立宣言 インディアン、黒人奴隷、女性は含まれず インディアンとの約束をことごとく反故にした

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2013/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカの歴史をコロンブスから始めるところが、やや残念な気がした。あくまでも、ヨーロッパの視点の枠組みを抜けていないのか、あえてヨーロッパの視点の枠組みの中での反論を試みたのか。 インディアン、黒人、男女差別などの社会問題と キューバ、フィリピンへの派兵についても記述している。 輝かしい歴史の反対の暗い歴史を書いている。

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