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一九八四年[新訳版] ハヤカワepi文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2009/07/21 |
| JAN | 9784151200533 |
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一九八四年[新訳版]
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商品レビュー
4.1
905件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
某所で今読むべき本として紹介されていたので読んだ。怖かった。ここに書いてあることが遠くない未来に自分の身にも起こるかもしれない、そういう社会に生きちゃってるんだなぁと思えてしまうのが心底嫌だった。 (2026/7/19 追記) 1日置いて、余韻がじわじわきている。ゴリゴリのディストピア小説。1948年に書かれたというのが本当に驚きだ。 この作品は、社会主義国家・資本主義国家の如何に関わらず、全体主義に対する盛大な警鐘・風刺となっているのかなと思う。全体主義国家に反抗しようとする人々は、どのようにして「教育」されるのか、大変よくわかった。ひたすら怖い。ジュリアへの愛を捨てることになった最後の拷問が特にグロくて、自分の場合はどうなるかと想像しただけで総毛立った。人の心の折り方が、懇切丁寧に書かれている… 最近暗いニュースばかりで、追わなければと思いつつ疲れからあえて追わずに過ごすという日も増えてきていたのだけど、これはこの本で言うところの「自己防衛的愚鈍」な振る舞いに当てはまるのかもしれない。抵抗者がそうなることは折り込み済みで全ては予定通りである、と見透かされていたかのようで、ぞわっとした。最近の鬱々とした気分は、これから本格的に始まると予想されるディストピア的な未来に対して感じる鬱なのかもしれないと思った。 過去の歴史を為政者の思い通りに改竄できる社会というのは、Wikipediaの作られ方を思い浮かべれば容易に想像できた。Wikipediaは有志が記事を作っており、編集履歴も誰でも閲覧できるけれど、これを国主導で行って(歴史の教科書などに対して)、しかも編集履歴は全く残らない状態と思えばいいのかな。今の政府は重要書類をしばしば軽々と破棄するから、余裕であり得る話だなと思った。 作中に繰り返し出てくる「2+2=5」。Radioheadの楽曲にもこのタイトルの曲があり、どういう意味なのか長らくわからなかったんだけど、この作品から取っていたのかなぁとぼんやり合点がいって、ファンとしてはうれしかった。 愛(もしくは人間的な心)は恐怖で踏み潰すことが可能だ、ということを教えられた(知ってしまった)のがしんどかった。それでも愛を貫きそして殺されてしまう人のことを、宗教的には「殉教者」と呼ぶのかなと思い、中世〜近世で弾圧されたキリシタンの人々のことを思わず考えた。彼らの場合は、神に対する愛ということになるんだろうけども。 ウィンストンと同じ目に遭った時、私ははたしてどちらを選べるんだろう。
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ビッグ・ブラザーという独裁者が管理する世界で、2+2=5と洗脳される大衆と、それに違和感を持つ主人公。 国民の思考力を奪うため最低限に単純化されたニュースピークを使用させたり、偽りの戦争を続けることで国民を搾取する最もらしい口実をつくったり、性交渉を禁じ子に親を監視するよう教育す...
ビッグ・ブラザーという独裁者が管理する世界で、2+2=5と洗脳される大衆と、それに違和感を持つ主人公。 国民の思考力を奪うため最低限に単純化されたニュースピークを使用させたり、偽りの戦争を続けることで国民を搾取する最もらしい口実をつくったり、性交渉を禁じ子に親を監視するよう教育することで男女や家族の関係性を希薄なものにしたりと、恐ろしい世界が描かれている。 大衆には酒や宝くじといった知識の伴わない娯楽を提供し続けることで、党への反撃を実行するどころか考えつきすらしない愚民へと育て上げる。一方ある程度の思考力や知識を持った者はテレスクリーンと呼ばれる実質的監視カメラで管理する(敵は近くに置け方式)。 難しくて理解できない部分(主にゴールドスタインの秘密の本)もあったが、理解できるようにならなければいけないことだけは分かった。 何度も読んで理解を深めていきたい。
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読むべき小説に出会った。 『集団浅慮/古賀史健』で、「二重思考」の概念を知り、『1984年/ジョージ・オーウェル』に興味を持ったんだけど、「二重思考」はやっぱり面白かった。 この先の人生で、この小説は何度も私の思考に現れる気がする。 権力と嘘は親和性が高いよね。 権力って魅...
読むべき小説に出会った。 『集団浅慮/古賀史健』で、「二重思考」の概念を知り、『1984年/ジョージ・オーウェル』に興味を持ったんだけど、「二重思考」はやっぱり面白かった。 この先の人生で、この小説は何度も私の思考に現れる気がする。 権力と嘘は親和性が高いよね。 権力って魅力的なんだろうな。 プロール(労働者階級)は「平等」を求めるって、この本が出版された当時と今と何も変わらないね。 「無知は力なり」 「戦争は平和なり」 「自由は隷属なり」 最後、「ニュースピーク」は過去のものとなり、ディストピアは終わったのだろうか。 それとも、別のディストピアが始まっているのだろうか。 二重の結末も最高に面白かった。 (以下、すぐにディストピアが何なのかわからなくなるのでAIに聞いた覚書。claudeより引用) ディストピアって何? 「ディストピア」は、理想郷(ユートピア)の反対の概念で、抑圧的で望ましくない社会や世界を描いた言葉です。 特徴: • 全体主義的な支配や監視社会 • 個人の自由や権利が厳しく制限される • 表面上は秩序だっているが、実は恐怖や統制で成り立っている • 格差、環境破壊、テクノロジーの暴走などが背景にあることも多い 代表的な作品: • ジョージ・オーウェル『1984年』(監視社会・思想統制) • オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』(快楽と管理による支配) • レイ・ブラッドベリ『華氏451度』(思想統制と焚書) 現実社会への警鐘や批判として書かれることが多く、SFやフィクションのジャンルとしてもよく使われます。
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