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一九八四年[新訳版] ハヤカワepi文庫
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一九八四年[新訳版] ハヤカワepi文庫

ジョージオーウェル【著】, 高橋和久【訳】

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一九八四年[新訳版] ハヤカワepi文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2009/07/21
JAN 9784151200533

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商品レビュー

4.2

853件のお客様レビュー

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2025/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・性愛を思想の物差しにするな。これ、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んだときと全く同じ感想。まあ、あれと違って直接的な性欲ではなく愛情も確かに感じるのはまだマシだが。人間を人間たらしめるのは性愛か?そんなバカな。党の、権力のための権力欲、支配のための支配欲の方がよっぽど人間味を感じる。 ・「二重思考」は、本来の趣旨とはちょっと違うけど、自分なりにアレンジして使えるなと思った。今の仕事、本音と建前が必要な現場の最前線なのだが、「こんな仕事に価値はない」と「これは素晴らしい仕事だ」とを同時に自分の中で両立させられると、無理に一方のみでいるより精神衛生に良さそう。ただこれを自分で意識的にやっていることを忘れないようにしないと、最後の洗脳済みウィンストンみたいになっちゃうから気をつけないと。 ・世界がどんどん右傾化していくすごいタイミングで読んでしまった。ただ1つ、オーウェルの想定よりも悪いことは、単に政治に無関心であり疑うことを知らないプロールと違って、現代の一般市民は、積極的に右傾化を支持し熱狂していることだ。その末路が隣人パーソンズとも知らずに。まだ何にも染まっていないプロールに希望を持てたウィンストンと違って、現代では、その一般市民のありように日々絶望するしかない。

Posted by ブクログ

2025/11/29

2025年11月29日読了。「ビッグ・ブラザー」による監視で言論統制された未来社会で過去の文書の改ざんを仕事とするウィンストンはこの社会への疑問を持ち、奔放な女性ジュリアとの危険な逢瀬を始めるが…。「読んだような気がするけど読んでいない本」だった本書を読了、読んだような気がしてい...

2025年11月29日読了。「ビッグ・ブラザー」による監視で言論統制された未来社会で過去の文書の改ざんを仕事とするウィンストンはこの社会への疑問を持ち、奔放な女性ジュリアとの危険な逢瀬を始めるが…。「読んだような気がするけど読んでいない本」だった本書を読了、読んだような気がしていたけどやはり読んでいなかった。「ディストピアあるある」が繰り出される序盤、ささやかな抵抗が始まるスリリングな中盤から、この終盤の展開になるとは思わなかった…。「過去」も「認識」も「人間の尊厳」も、いずれも「なかったこと」にすることができる、そうすることで社会の安定は達成できる、ということか。現代のガザ地区やウイグル自治区で起きている虐殺は単に「技術力不足でやり方がスマートでない」だけで、より未来社会では現代よりももっと巧妙に、当事者たちも気づかない間に民族の支配が進むようになるのだろう…すぐれたSFは時代を超えるなあ、と改めて思わされた。コワい話だ。

Posted by ブクログ

2025/11/29

やっっと読み終わった。マジ何ヶ月かけたんだこれ読むのに。もーーほんっっとになんか色々忙しくてタイミングなかったんだよ。 まぁ、読み始めたのは9月ですね。旅行の飛行機で読もうくらいの感覚で買いました。あとまぁ、友達が村上春樹好きで、1Q84おすすめしてくれたからさ。 この感想書く前...

やっっと読み終わった。マジ何ヶ月かけたんだこれ読むのに。もーーほんっっとになんか色々忙しくてタイミングなかったんだよ。 まぁ、読み始めたのは9月ですね。旅行の飛行機で読もうくらいの感覚で買いました。あとまぁ、友達が村上春樹好きで、1Q84おすすめしてくれたからさ。 この感想書く前に、現状の私を説明していいですか。ありがとう。 まぁわけあってNPO属してみたわけですよ。理由はいっぱいある。 なんかワンチャン休めに海外滞在できそうってのと、他者とうまく協力する経験をもう一つやるかってのと、多分自分が嫌いなタイプだから一回属してみてから判断するかってのと。こんな感じで。 でそのNPO、まぁ、ボランティアとか率先してやるような奴らですからいい子たちなのよね。いい子だから、自分がいいと思ったことを人にもおすすめしちゃうんだよね、きっと。 それはいいとして、こいつらの何がきついかって、「自分がいいと思った考え方を人にもしてもらいたい」って思ってしまうみたいだ。まぁ、人間そんなもんだと思うけど、私の中でこういう、自分の都合の良いように人の考え方を矯正するってことは最も許せないことなんですよね。 おまけにもっときついのは、なんか大層なスライドとか作って、情に訴えるような強い言葉を無責任に使って、無理やり従わせようとしてるんだよね。 もう何が言いたいかわかった? そう、タイムリー!! この世界観!とても!今の私だーーー!!! 組織に属して違和感を持ちながら、違和感を持つことで抵抗する(流石にそこまで考えてないけどね)。今まさにここ! このまま組織残ったら、拷問とかではないにせよ、情に訴えられる形で考え方矯正されるのかな?ちょっと面白いけどね。 ちょっとこのNPOの話は感覚によるところが大きいから話さないとして、なんか、こうあるべき!みたいな組織風土がきつかったんすよ! なんか後半の怒涛の洗脳パートはすごかった。 ここは解説見てもっかい書きに戻ってくるよ感想(なお現在11/29) お待たせ、待ってないよね。(12/2) さぁ、二重思考的表現で再会しました。 お察しの通り解説を読んだわけだが、まぁとても面白い。読んでいる時は「二重思考なんてそんなバカな笑笑(いや、流石に笑ってはないか)」とたかを括っていたのだが、思い返してみると、あれもこれも、自分が意図して発するユーモアも二重思考で溢れているではないか。 今現在私が入っているNPO、入った理由は、「考え方の違う奴らと責任あるものを一緒にやるという経験を重ねるため」。つまりは、もともと嫌いな奴らの中で、いかにも「私は君たちが好きだ」という態度を出して行動するために入ったのである。 入ってからは、メンバーの奴らを「なんでこんなことを言ってしまうんだろう」と腹では小馬鹿にしておきながらも、こんなことを言うってことは(バカにしながら)こいつらはすごいやつなんだろう、私が先立って動く必要はない、などとまさしく二重思考に陥っていた。 しかし、私はこれを愛したい。大いに開き直っているが、構うものか。 矛盾こそ人間で、人間とはそういうものであり、そう受け入れることが豊かさだと私は信じている。この人間らしさに、おかしさを感じるのだ。 折に触れて言うが、私は面白いものが大好きで、面白いと思うことはなんだってできる。 だからこそ私は私を面白いと思っており、誰しも平等に人を扱うのである。

Posted by ブクログ