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ストップ!!ひばりくん! コンプリートエディション(1) 小学館クリエイティブ

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2009/07/02 |
JAN | 9784778031190 |
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ストップ!!ひばりくん! コンプリートエディション(1)
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商品レビュー
4.3
14件のお客様レビュー
イラスト技術が高度 ヤクザものを嫌ふ小谷野敦といふひとが(といふかひばりくんといふマンガがヤクザに関係してるとそれで初めて知ったのだが)ツイッターでほめてゐて、その友達の和田尚久が最高でしたとツイートしてゐたので、そんならヨンデミヨウヂャナイカ!と浅ましく考へもなしの早業でKi...
イラスト技術が高度 ヤクザものを嫌ふ小谷野敦といふひとが(といふかひばりくんといふマンガがヤクザに関係してるとそれで初めて知ったのだが)ツイッターでほめてゐて、その友達の和田尚久が最高でしたとツイートしてゐたので、そんならヨンデミヨウヂャナイカ!と浅ましく考へもなしの早業でKindleで買うた。 美人姉妹のなかで育ち、をんなのこのかっこしてる、主人公・耕作も親父も家族そろってヒキがちの、大空組のひばりくん。 かれが男の娘なのだ。 しかもがっこーではバレてない、とゆーテイですすんでゆき、だんだん現代のジャンプやマガジンの、ホンキなのかどーかわかんないがこーさくをもてあそぶ小悪魔系女子(じつはをとこのこ)みたいな話に通じてきて、先進的だったんだなあ。 しかもイラストがちっとも古くなく、むしろ余白を活かした陰翳うすめの、白の新鮮さ連続のきはだつデフォルメ。 自由すぎる各回の導入およびギャグは、最初ぴんとこなかったが20代の江口がこれを描いたとは、イラストのうまさもなんかも信じがたくなる。現代のジェンダーへの橋になった(とウィキペディアには書かれてゐる)あたらしさもありつつ、あくまでコメディ。 はてアニメも、もしかしたらおもしろいのかしらんとおもうて東映のやつ(1983)をサブスクリプションでみたら、まったくオープニングといひアニメーションといひ古くさくて、おっとっとっとっと、をとこのこなのに声が色っぽい女性で、古谷徹のこーさくもこゑがおとなっぽくて見てられなかった。 男の娘青春マンガの先駆けにして、なんたらかんたら(なんだ?)。とにかく作者がはっちゃけすぎながら真面目にやってる二面性がうかがへます。
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久しぶりに読むとやっぱり面白い。 ひばりくんは男として生まれたが、女としての美しさと自信がある。だから普段は女の子として生きている。でも、やっぱり男だから、女として生きる不自由さや、二等市民扱いされる屈辱感などは一切しらない。と言うか、たぶん一生分からない。 だって彼には男と...
久しぶりに読むとやっぱり面白い。 ひばりくんは男として生まれたが、女としての美しさと自信がある。だから普段は女の子として生きている。でも、やっぱり男だから、女として生きる不自由さや、二等市民扱いされる屈辱感などは一切しらない。と言うか、たぶん一生分からない。 だって彼には男としての腕力と自負があるのだ。分かるわけがなかろうよという話である。この点ひばりくんはどこまでも女の子ではない。あくまでも完璧に女装した男の子だ。そんな存在として彼は行動し続ける。「ひばりちゃん」ではなく、「ひばりくん」として。 例えば、ナンパ男に声をかけられても、まったく動じたりしない。気まぐれにアイスをおごらせて、鬱陶しくなったら怒鳴って追っ払う。なぜか。彼にはそれができるから。ナンパ男たちが自分よりも弱いと知っているのだ。 連中が怒ろうと騒ごうと平気だろう。いつだって気が向けば叩きのめして知らしめることができる。こんな格好をしていても、僕はお前らよりも上位の雄なんだぞ、なめるなよと。 これが本物の女であればどうだろう。たかがナンパと言えども身を守るためには状況を細かく判断しなくてはならない。 下手に断ると暴言を吐かれるかもしれない、逆ギレされてつきまとわれるかもしれない、殴られたり小突かれる可能性もあるし、殺される可能性もゼロではない、人目はあるか、いざという時は逃げきれるか、常識が通じる相手かどうか。 一瞬でそこまで考えて対応しなければならない。それでも危険な目には合うし、実際にことが起きたとしても、責められるの加害者ではなく、いつだって女である。やれ服装がどうの、歩いてる時間がどうの、お前が悪いから被害に合うのだと、関係ない連中からも二重に痛めつけられる。 美しさをチヤホヤされるのがA面とすれば、こうしたリスクの中で日常をサバイバルする、それが女の子として生きるB面と言える。 ひばりくんの姉つばめが梶をはっきり断らないのもコレだろう。優柔不断のような描かれ方だけど、梶を嫌っているのだから付き合う可能性はゼロ。判断はとっくの昔にしてる。 だからひばりくんは「男として生まれた女の子」つまり性同一性障害者ではなくて、むしろ「男の力を保持したままま女の体に入った男の子」だ。 身体は女になりたい。でもパワーは男のままでありたい。その願望を満たすとひばりくんができる。 実際ひばりくんは胸のサイズ以外は完全に少女キャラクターとして描かれている。「実は男性器がある」というのも設定だけで、水着を着ても股間のモッコリなどは決して描かれない。体の丸みも臍の位置も完璧に少女だ。他の少女たちと区別がつかない。 なのに言動や行動は男そのものだ。耕作に対する執着も、恋心というよりは自分に惑わされる男を見て楽しんでるようにしか見えない。 ボーイミーツガールのときめきもなければ、隠れゲイの苦しみもない。耕作がマネージャーに淡い恋心を抱いたときのような切実さや滑稽さなんかどこにもない。耕作に惚れたというより、ひばりくんの秘密を知ってもなお翻弄される姿が好きなんだろうなという感じである。 美女の体に男の魂とパワー。ある意味では、ひばりくんこそが男の子にとっての理想なんじゃなかろうか。ちょっと美少女になってみたい男たちの夢を形にした作品と見ると納得できる内容だと思う。
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20160313 三十年ぶりに読んだ。時間を超越したギャグセンスはさすが。歳だからでは無いと思いたいが。
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