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噛みきれない想い
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川学芸出版/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/07/10 |
JAN | 9784046214690 |
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噛みきれない想い
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商品レビュー
3.7
14件のお客様レビュー
タイトルと著者に心惹かれて手に取ってみた。内容はエッセイなので著者が日々つらつらと思うことを書いているだけなのだけれど、哲学的な視点を通して見ることで物事の解像度が上げられ、はっと腹落ちする感じがして面白い。 例えば「ゆとり」について。ゆとりとは、著者いわく「くつろげる時間、自分...
タイトルと著者に心惹かれて手に取ってみた。内容はエッセイなので著者が日々つらつらと思うことを書いているだけなのだけれど、哲学的な視点を通して見ることで物事の解像度が上げられ、はっと腹落ちする感じがして面白い。 例えば「ゆとり」について。ゆとりとは、著者いわく「くつろげる時間、自分の自由になる時間を手に入れること」と思われているかもしれないが、そうではなく「じぶん以外の何かを迎え入れうる、そういう空白をもっているということ」であって、「ゆとりは、だから息抜きではなく、精進のたまもの」(p.210)となる。 なるほどね、とひどく納得してしまった。 そういう、見た目や事象で捉えられがちな言葉について、その本質を突いていくのが面白く、その表層的な言葉がこの世の中には闊歩していて、何だかおかしくなってんな、ということを思ったり、具体的な事例(ゆとり教育とか)に思いを馳せたりすることもあり、なかなかに味わい深い。 ただまあ、老境にさしかかると誰もが思うこともあったり、これまでも書かれていること、自分でもよく感じることなんかもあったりして、読む人によっては食傷気味にもなる話…もちらほらあったかな(これは私の読みが浅いだけかも)。 読書とは、読み手の力量が試されるものであるな、と改めて感じつつ読んだ次第です。
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⚪️死は生に意味を与える無意味 死と生は重く難しい、、 ⚪️答えがすぐに見つからない問を人生の問題ではなく課題 問題とおもうより課題と捉えるほうがたしかにいいかも。 ⚪️納得はもがき苦しんだあとにしか訪れない いつだってそうだなあ。理解はできなくてももがいたことに...
⚪️死は生に意味を与える無意味 死と生は重く難しい、、 ⚪️答えがすぐに見つからない問を人生の問題ではなく課題 問題とおもうより課題と捉えるほうがたしかにいいかも。 ⚪️納得はもがき苦しんだあとにしか訪れない いつだってそうだなあ。理解はできなくてももがいたことによりふわふわもわもわを納得という形にすることで私たちは着地点をみつける ⚪️互いを存在そっくり肯定しあうような関係は重すぎる、いまほんとうに私たちに必要なのはそういうねっとりした関係ではなく距離をおいて互いに肯定ひあう、そういう差異を前提とした関係なのだろう。 ずっとわたしをまるごと包み込んで肯定してくれるパートナーを夢見ていたけど、親でもそんなのむりだしそもそも自分にできないのに他者にもとめてはいけない 完璧をどこかで求めすぎていた ⚪️教養とは何がほんとうに大事で、何が場合によってはなくしてもいいものかを見分ける力のこと 情報社会のこの世界で何が必要なのか感じとる力はとても大切だとおもう ⚪️恋はせつない?やるせない?の章。 あの人以外考えられない、交換不可能性。 明日では意味がない、反復不可能性。このふたつが恋愛の絶対性。 絶対ではないのに絶対とおもいこんで反復不可能という概念か反復されている。 なのに性懲りもなくあの人でなければいまでなければと思い詰めるのか。 それは≪わたし≫がそこにかけられているから。 あなた、という形で自分の輪郭をきちっとまとめてもらえるから。 あの人なしではわたしの青春を語れないくらいどっぷり浸かってた。 あなたがあってはじめてわたしが生りうる恋はいつかダメになってしまうなとこの本を通して感じとった
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届く言葉、届かない言葉 親の声は子どもに向けられたもの。アナウンサーの声は不特定多数に向けたもの。前者は声のテクスチャに重きがあり、後者は内容に重きを置く。
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