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罪と罰(3) 光文社古典新訳文庫
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罪と罰(3) 光文社古典新訳文庫

フョードル・ミハイロヴィチドストエフスキー【著】, 亀山郁夫【訳】

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罪と罰(3) 光文社古典新訳文庫

定価 ¥990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2009/07/08
JAN 9784334751845

罪と罰(3)

¥770

商品レビュー

4.3

85件のお客様レビュー

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2024/04/09

150年以上前の作品だが、古典的名作として読み継がれ、いまなお色褪せないのは本作品は人間の本質を描いているからであろう。ルージンがソーニャを責問する場面やカテリーナが狂乱し召される場面は心がきゅっとなる。犯した罪を軽視しながらも罪の意識に苛まれ強迫観念に駆られ続けたラスコーリニコ...

150年以上前の作品だが、古典的名作として読み継がれ、いまなお色褪せないのは本作品は人間の本質を描いているからであろう。ルージンがソーニャを責問する場面やカテリーナが狂乱し召される場面は心がきゅっとなる。犯した罪を軽視しながらも罪の意識に苛まれ強迫観念に駆られ続けたラスコーリニコフ。最後の終わり方が緩やかな光と希望に包まれたものであるもの良い。

Posted by ブクログ

2024/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ここまでの長編小説、しかも古典的な海外文学を読んだのは初めてだった。1回目では登場人物や起こった出来事を把握しきれず、2回通り読んだ。 1番の感想としては、人間は極貧、劣悪な環境の中でもここまで意思を持ち、強く生きていけるのかと、元気づけられた。逆に言えばここまで劣悪な環境だからこそ意思を持てるのかもしれんけど。 個人的に面白かった場面が3つある。 ・予審判事ポルフィーリーとの攻防 ポルフィーリーが恐ろしいほどにラスコーリニコフの心の内を読み、追い詰めていくのにはハラハラさせられた。まさに宿敵って感じかと思ったら最終的にはラスコーリニコフの罪を軽くしようと自首を勧めるっていうのには驚いた。俺が思うにポルフィーリーも以前はラスコーリニコフと同じ思想を抱いていたからこそ、その心理が分かるし、何かしらの情けも生まれたんだと思う。 ・カテリーナの悲惨な死 このシーンは読んでて臨場感満載で心が痛くなった。夫はろくでなしで有り金を全部酒に注ぎ込んでしまうし、子供も4人いて、長女はお金を稼ぐために娼婦になるしかなかったし、カテリーナ自身も生まれの良さ故のプライドを捨てられず身の丈に合わない言動を繰り返して家主に追い出され、最期はヒステリーを起こして奇行に走り、持病の結核のため血反吐を撒き散らして死ぬ。彼女の裕福だった昔を思うと辛くてしょうがない。 ・ナスターシャの存在 ラスコーリニコフの下宿の女中で、たまに出てくるとなんか和む存在。おてんば娘なイメージ。結構大事なシーンにもしれっと入り込んで話聞いてたりする野次馬感が面白い。あと、ラスコーリニコフは家賃を払ってないのにも関わらず、出てくるたびにご飯食べさせてあげようとしてるのが健気で可愛い。

Posted by ブクログ

2024/01/08

読み終わるまで何度も中断しながら数年かけてなんとか読了。面白いのはたしかで、読みかけのところを読んでいるうちにそれまでの話がありありと浮かんでくる。 とはいえ細かいところを読み込んでいく楽しさは2周目以降なのかなと思う。 亀山さんの読者ガイドがかなりありがたい。またそれを手がかり...

読み終わるまで何度も中断しながら数年かけてなんとか読了。面白いのはたしかで、読みかけのところを読んでいるうちにそれまでの話がありありと浮かんでくる。 とはいえ細かいところを読み込んでいく楽しさは2周目以降なのかなと思う。 亀山さんの読者ガイドがかなりありがたい。またそれを手がかりに読み直したい、今度は中断せずに読み切れる気がする。 個々の話に入り込みすぎでしんどかったので今度は主人公の物語としての動きを俯瞰したいのと、周囲の人間の主義主張に耳を傾けながら全体像の把握に努めたい。

Posted by ブクログ

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