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ボヴァリー夫人 河出文庫
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ボヴァリー夫人 河出文庫

ギュスターヴフローベール【著】, 山田じゃく【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2009/07/20
JAN 9784309463216

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ボヴァリー夫人

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商品レビュー

4.4

11件のお客様レビュー

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2024/03/27

冗長さに耐えられなくてかなりの部分を飛ばしながら読んだ 巻末の解説が蓮實重彦で、むしろこの人の書いたボヴァリー夫人論のほうに少し興味があるから、もしかしたらボヴァリー夫人論を読むときに再びこの本を開くかもしれない

Posted by ブクログ

2022/12/22

今年読んだ本のベスト。多少読みにくかったが、空間の細部が緻密に描かれいることで、小説世界にグッと引き込まれた。主人公エンマの感情の機微がロマンチックに美化されることなく、リアルに描かれているので、より胸に迫るものがあった。フローベールは天才だと思う。訳者のセンスもいい。

Posted by ブクログ

2020/11/15

フローベールが「ただ息をするように書いてみた」実験的小説。そして完成したこの小説は不思議な小説になった。恋愛とは幻想である。話自体は小説のような恋愛という幻想の中で借金が膨れて身動きが取れず全ての恋愛が終わり自殺する医者の妻、美しきエンマ・ボヴァリーの話。この話には恋愛の、欲望の...

フローベールが「ただ息をするように書いてみた」実験的小説。そして完成したこの小説は不思議な小説になった。恋愛とは幻想である。話自体は小説のような恋愛という幻想の中で借金が膨れて身動きが取れず全ての恋愛が終わり自殺する医者の妻、美しきエンマ・ボヴァリーの話。この話には恋愛の、欲望の、あるいは倫理的であれ何であれテーマがない。ただ人が生きるようにコトは進み、ひとりの女性の人生が終わる。大人になってから死までの間に幾度かの恋がありそれが形として不倫だったのだが、それはここではあまり関係ない。人は自分の作り出した幻想を最後まで貫徹することはできないという話なのか。ラスト100ページはスリリングに破滅していく。その破綻と共に彼女の恋も夫や娘の人生も全てが終わるということが淡々と語られる不思議な小説なのだ。森鴎外の孫にして森茉莉の息子、山田じゃくの訳文が素晴らしい

Posted by ブクログ

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