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傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 光文社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2009/06/16 |
JAN | 9784334035136 |
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傷はぜったい消毒するな
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商品レビュー
4.3
62件のお客様レビュー
本当は、この著者の他の本(『さらば消毒とガーゼ 』もしくは『キズ・ヤケドは消毒してはいけない』)を一冊家に置いておきたいと思ったけど、絶版になっていたようなのでこちらを購入。 上記2冊と同じ内容は盛り込まれていたし、他にも学術的なこともたくさん記載があって、3冊の中で一番読み応え...
本当は、この著者の他の本(『さらば消毒とガーゼ 』もしくは『キズ・ヤケドは消毒してはいけない』)を一冊家に置いておきたいと思ったけど、絶版になっていたようなのでこちらを購入。 上記2冊と同じ内容は盛り込まれていたし、他にも学術的なこともたくさん記載があって、3冊の中で一番読み応えがあって、これを買えてよかった。
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正義感や使命感をもった素晴らしい医者であり、誠実さが本からも滲み出てくるようだ。著者が主張する、傷の湿潤療法は、傷口を消毒して乾燥させるのではなく、傷口を水道水で洗い流し、湿らせた状態のまま治すものとして、最近では最早市民権を得ている治療法だと思う。お値段高めのキズパワーパッドな...
正義感や使命感をもった素晴らしい医者であり、誠実さが本からも滲み出てくるようだ。著者が主張する、傷の湿潤療法は、傷口を消毒して乾燥させるのではなく、傷口を水道水で洗い流し、湿らせた状態のまま治すものとして、最近では最早市民権を得ている治療法だと思う。お値段高めのキズパワーパッドなども売られている。 本書では、そのメカニズムや実際の治療法や効果を説明するだけでなく、従来の方法からのパラダイムシフトに関しても多くのページを割く。痔や口内、内臓の傷では殺菌消毒ができない。でも、化膿することは稀である。 ー 浅い傷の場合には毛穴(および汗管)から皮膚が再生する。傷が深い場合にはまず肉芽が傷を覆い、その表面に周囲から皮膚が入り込んで再生する。実に単純なものである。そしてこの単純な現象が、なぜ傷を乾かしてはいけないかの理由を導き出す。 ー 消毒薬はどうやって細菌を殺しているのか。 消毒薬にはさまざまな種類があるが、どの消毒薬も破壊のターゲットは、タンパク質である。タンパク質といえば生命体の基本物質だから、それを壊してしまえば当然、その生命体は死ぬ。 消毒薬は人体にもタンパク変性作用し、傷口を傷つけるのだ。 更に、石鹸や消毒薬に含まれる界面活性剤が皮脂を洗い流してしまう。それでも毛穴から皮脂は常に分泌されるから問題はないが、皮脂の分泌を上回る頻度で洗っていれば、皮膚常在菌が生存できない皮膚になってしまう。皮膚には常在菌が必要で、常在菌が皮膚からの細菌侵入を防いでいる。その常在菌の生存に皮脂が必要だ。 また、著者は慎重に、湿潤治療には傷の程度により、向き不向きがあるとも述べる。目から鱗の話が盛りだくさん。まさに、パラダイムシフトを起こす本だ。
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湿潤療法の生みの親、夏井先生の衝撃の書! 切り傷や火傷なら、消毒液ではなく傷口の汚れを洗い流す「水」と傷口を覆う「サランラップ」と鎮痛効果が期待出来る「白色ワセリン」があれば、自宅でキレイにしかも短期間で治せるって話、貴方は信じられますか? 何よりも治療前に半信半疑だった患者さん...
湿潤療法の生みの親、夏井先生の衝撃の書! 切り傷や火傷なら、消毒液ではなく傷口の汚れを洗い流す「水」と傷口を覆う「サランラップ」と鎮痛効果が期待出来る「白色ワセリン」があれば、自宅でキレイにしかも短期間で治せるって話、貴方は信じられますか? 何よりも治療前に半信半疑だった患者さんの傷口がキレイに完治した結果が治療法の正しさを証明しています。 では、なぜ簡単で効果的な治療法があるのに医学界で共有されないのか。その理由についても多くのページを割いて解説しています。 昔は、今では考えられない危険で治癒効果の無い瀉血療法や水銀療法などが当たり前だった時代が確かにありました。当時の医者もいくら治療しても病気が治らないどころか悪化したわけですから、無駄で間違ったやり方だという事は知っていたはずでした。では、なぜ効果の無い治療法を続けたのか?それは、患者が治療を欲したからと他の医者も広くやっていたからです。とにかく苦しむ患者のニーズに何とか応えたいという気持ちと、有効な治療法が見つからない中でそれが医者として処置出来る唯一の治療法だったわけです。みんながしていたから、それが正しい治療法だったというのが真相です。 医学がこれだけ発展した現代ですが、近い将来、キワモノ扱いの「湿潤療法」が外傷医療方法の定番と認知される日を楽しみに待ちたいと思います。
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