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ユング心理学入門 岩波現代文庫 学術220
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2009/05/18 |
| JAN | 9784006002206 |

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ユング心理学入門
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商品レビュー
4.3
22件のお客様レビュー
本書は、心理学者・河合隼雄氏がユング心理学の核心を日本で初めて体系的に紹介した入門書である。 今日、MBTIの基盤として知られるタイプ論などを、「心の構造」と「動的な均衡」という視点から提示している。 1. 心の三層構造 人間の心を静的なものではなく、以下の三層から成る動的な領...
本書は、心理学者・河合隼雄氏がユング心理学の核心を日本で初めて体系的に紹介した入門書である。 今日、MBTIの基盤として知られるタイプ論などを、「心の構造」と「動的な均衡」という視点から提示している。 1. 心の三層構造 人間の心を静的なものではなく、以下の三層から成る動的な領域として捉える。 ・意識:自我(エゴ)を中心とした、自己認識が 可能な領域。 ・個人的無意識:個人の経験に基づく、抑圧や忘 却の貯蔵庫。 ・普遍的無意識:個人の経験を超えた、人類共通 の反応パターン(元型)の源泉。 この三層構造は、日常的に「自分の意思」として捉えているものが、実際にはより広い心の一部に過ぎないことを示しており、自己理解の前提そのものを揺さぶるものであった。 2. 補償作用を構成する三つの要素 ユング心理学の本質は、意識の偏りを無意識が修正しようとする「補償作用」にある。それは主に以下の三つの軸で展開される。 ・ペルソナと影:社会的仮面(表)と、排除され た否定的側面(裏)の均衡。 ・アニマ・アニムス:意識的な性自認と、内なる 異性的資質の均衡。 ・心的機能の補完:優越する認知機能(思考・直 観など)と、未発達な劣等機能の均衡。 すなわち、心とは「意識の欠損を無意識が補完し続ける自律的な装置」であると捉えることができる。 特に印象的であったのは、問題や葛藤を単なる欠陥ではなく、バランスを回復しようとする働きとして捉える視点である。この見方に立つと、否定的に感じられる感情や衝動にも一定の意味を見出すことが可能になる。 3. 「自己実現(個性化)」へのプロセス この補償作用の向かう先は、断片化された自己を統合する「個性化」である。そのプロセスは、以下の段階的な統合として整理される。 ・影の受容:嫌悪していた自己の側面を認め、エ ネルギー源として再統合する。 ・内的異性像との対話:未開発の資質を自身の可 能性として育てる。 ・中心の移行:主体としての自我を相対化し、心 の全体性である自己に従う。 これらの過程は抽象的でありながら、自己の在り方を見直す実感に即しており、理論にとどまらない示唆を含んでいると感じた。 ユング心理学は、現代的な意味での科学的根拠を欠いている。しかし、それを無価値として切り捨てるべきではない。厳密な定義に欠ける記述の背後には、「こころ」という捉えがたい現象に対し、物語や比喩によって接近しようとする試みがある。そしてそれは、論理だけでは捉えきれない側面を理解する手がかりとなる。 特に「影」の概念は、自己の中にある否定的側面を排除するのではなく理解の対象とする点で重要であり、人間の多面性を捉える有効な枠組みとして現在でも十分に有用であると考える。
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一ページにつき段落が一、二個。二個と言ってもほぼ一行二行で次ページにずらりと続く。また段落が全くないページもある。これが意味することは何か? 多すぎるってこととつらいってことです。 上から下まで空き無くびっしり敷き詰められた文字を読むのが辛い。辛い辛い言いながら読了しました。 夢いっぱい見そうな本だった。あと心理療法家向けだなと思った。素人が一人で絶対にやっちゃダメだろこれ、危ないよ。 私は素人なので私自身が否定して来たものも抑圧してきた数々の苦しみも全てその時になったら一個一個丁寧に向き合って行こうと思いました。夢分析とか一人じゃ無理ね。 脳科学者の解説は別に読まなくても良かったわ。
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〇目次 序説 ユング心理学に学ぶ 人生の選択,分析体験,学問と人間,ユング心理学の特徴, 第一章 タイプ-1 1.人間の類型-2 2.一般的態度、内向-外向-6 3.四つの心理機能-15 4.意識と無意識の相補性-29 第二章 コンプレックス-37 1.連想実験-38 2.コンプ...
〇目次 序説 ユング心理学に学ぶ 人生の選択,分析体験,学問と人間,ユング心理学の特徴, 第一章 タイプ-1 1.人間の類型-2 2.一般的態度、内向-外向-6 3.四つの心理機能-15 4.意識と無意識の相補性-29 第二章 コンプレックス-37 1.連想実験-38 2.コンプレックスの現象-46 3.コンプレックスの解消-54 第三章 個人的無意識と普遍的無意識-70 1.普遍的無意識-71 2.元型-78 3.影-86 第四章 心像と象徴-104 1.心像-105 2.象徴、その創造性-114 3.心理療法における心像の意義-129 第五章 夢分析-142 1.夢の意義-144 2.夢の機能-157 3.夢の構造-174 4.夢分析の実際-185 5.死と再生のモチーフ-197 第六章 アニマ・アニムス-213 1.ペルソナとこころ-214 2.アニマ-224 3.アニムス-236 第七章 自己-248 1.個性化の過程-249 2.自己の象徴的表現-260 3.自己実現における「時」-268 読書案内-河合俊雄-285 解説 繰り返し立ち返るべき「古典」-茂木健一郎-289 〈心理療法〉コレクション 刊行によせて-河合俊雄-297 索引 「感想」 2025/7/23 13:18 読み終わって、ボケーっとしている。読み終わるのに、ちょうど1週間くらいかかった。自分は今大学の4回生なのだが、この5月の始め-ゴールデンウィークに入る前くらいから、大学の相談室で週一のカウンセリングを受けている。そこで自分のことを話すうちに、少し心理学への興味が湧き、担当カウンセラーの方に勧めらた本の2冊目(1冊目は、河合隼雄さんの『大人になることの難しさ』を読んだ)として読んでみた。読み終わって、「心理学って難しいんだなぁ」という浅薄な漠然とした感想が最初にある。入門書といいながら、隼雄さんの極めて読者に配慮した柔らかく優しい文体にしてなお、理解できたのは本書の内容の3割くらいなんじゃないか?という思い。( ˘•ω•˘ ;)ムズカシイ…。また、他の本を読んでみて、振り返って読めば、もう少し理解出来るといいなぁと思う。でも、感覚型,感情型,思考型,直感型の分類分け,強迫症状,こころ,コンプレックス,分裂病,夢分析予知夢など、読んでて興味・関心あって、楽しい話が多かった、だから読めた感じはする。以上‼️
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