数学を生んだ父母たち 数論、幾何、代数の誕生 数学を切りひらいた人びと1

マイケル・J.ブラッドリー【著】, 松浦俊輔【訳】

• 販売会社／発売会社: 青土社
• 発売年月日: 2009/06/17
• JAN: 9784791791712

商品レビュー

2017/01/17

２００９年刊行。５巻中の１巻。数学史の中で重要な位置づけを占める５０人をピックアップし、その業績について判りやすく解説するもの。訳者曰く、本シリーズは中高生に対するものとあり、読みやすさという意味では十分首肯される。本巻では、タレス、ピュタゴラス、エウクレイデス(ユークリッド)、アルキメデス、アールヤバタ(印)、プラーマグプタ(印)、ウマル・ハイヤーム、フィボナッチ等々について記述。アラブはもとより、インド人の業績の大なることに感銘を受けるところ。特に｢０｣の発明は人類史に大きな意義を持つことがわかる。

2010/08/06

数学をつくった人の概要

章ごとに数学者をフィーチャーしており、その人の半生や数学的な実績を記している。
その人の人生に注目しているのか、数学的偉業を注目しているのかわからない。中途半端。
内容も一枚。

読み手に示唆を与え無い退屈な本だと思う。

巻が進むにつれて面白くなっていくのかもしれないが、初巻がこの内容だと正直、次を読む気がしない。

2010/06/16

［　内容　］
すべてはギリシア・インドではじまった。
数学の知はアラビアで受け継がれ、数百年の時を経てヨーロッパへ。
壮大なスケールで綴られる数学の誕生とその父母の物語。

［　目次　］
１　ミレトスのタレス―幾何学の定理最古の証明
２　サモスのピュタゴラス―直角に関する定理を証明した古代ギリシア人
３　アレクサンドリアのエウクレイデス―数学をまとめた幾何学者
４　シラクサのアルキメデス―幾何学のいろいろな手法を切りひらく
５　アレクサンドリアのヒュパティア―最初の女性数学者
６　アールヤバタ一世―文字式から地球の回転まで
７　ブラーマグプタ―数値解析の父
８　アブー・ジャファル・ムハンマド・イブン・ムーサー・アルフワーリズミー―代数学の父
９　ウマル・ハイヤーム―数学者、天文学者、哲学者、詩人
１０　レオナルド・フィボナッチ―ヨーロッパのヒンドゥー・アラビア数字

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］