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パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション 6 角川ホラー文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/05/22 |
JAN | 9784041053331 |
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パノラマ島綺譚
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パノラマ島綺譚
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商品レビュー
3.6
34件のお客様レビュー
全2編収録の作品集。 8月に三重県の鳥羽に旅行したので読んでみた。江戸川乱歩は24歳ごろから1年半ほど鳥羽に住んでいたそう。表題作「パノラマ島綺譚」の舞台はそんな鳥羽の海にある島が舞台。 「自身の空想である(悪)夢の島を作り上げる男の話」だということはなんとなく知っていたが、想...
全2編収録の作品集。 8月に三重県の鳥羽に旅行したので読んでみた。江戸川乱歩は24歳ごろから1年半ほど鳥羽に住んでいたそう。表題作「パノラマ島綺譚」の舞台はそんな鳥羽の海にある島が舞台。 「自身の空想である(悪)夢の島を作り上げる男の話」だということはなんとなく知っていたが、想像よりも犯罪小説の色が強くて驚いた。同時収録されてる短編「石榴」とは同じトリックが使われており、ラストの雰囲気も近いものを感じる。 “古風な物語の癖として、クライマックスの次には、カタストロフィという曲者が、ちゃんと待ち構えていた筈です。”(「パノラマ島綺譚」) 二つの物語のカタストロフィは、とても江戸川乱歩らしいな、と思った。
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私が読んだ初板の表紙絵の方が好き。その表紙では、白波立つ海面から、海坊主のような大男が鼻から上を突き出し、頭上から無数のコンクリート建造物をはやしている。その後ろには、薄ピンクの垂れ幕をまくり、上半身をあらわにした大女がいる。そして、彼女が目を伏せる体勢で先程の建造物に白濁した涎...
私が読んだ初板の表紙絵の方が好き。その表紙では、白波立つ海面から、海坊主のような大男が鼻から上を突き出し、頭上から無数のコンクリート建造物をはやしている。その後ろには、薄ピンクの垂れ幕をまくり、上半身をあらわにした大女がいる。そして、彼女が目を伏せる体勢で先程の建造物に白濁した涎を垂らしているのである。グロテスクかつエロティックで、パノラマ島奇譚の表紙絵としてはこれ以上ないといったものだったのだが、きれいめなものに変わってしまって残念。そしてその写真をここに投稿できなくて悔しい。 というか、パノラマ島奇譚を再読したくて借りたのだけど、パノラマ島の描写を長々しく、うっとおしく感じてしまってあまり入り込めなかった。たぶん、みなとかなえ的な軽い文体のものばかりを好んで読んでるせい。柘榴(ざくろ)も、グロいだけであんま好きじゃない。
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読んでる間ずっとゾワゾワしてた。 何でしょう?あの感覚。 「パノラマ」はある意味下品でそれでいて耽美。 生理的に受け付けない、理性がダメだと危険信号を出しているのに本能で怖いモノ見たさで覗いてみるあの感覚に似てる。 見たら最後帰って来れない。自分本位だから主人公の自身はハッピーエ...
読んでる間ずっとゾワゾワしてた。 何でしょう?あの感覚。 「パノラマ」はある意味下品でそれでいて耽美。 生理的に受け付けない、理性がダメだと危険信号を出しているのに本能で怖いモノ見たさで覗いてみるあの感覚に似てる。 見たら最後帰って来れない。自分本位だから主人公の自身はハッピーエンド。 周りもお金に眩んで見て見ぬふりだから割を喰ったのは奥方だけ? 「柘榴」は…。柘榴のビジュアルは当分見たくないかな?思い出してしまう、この話を。
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