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QED 神器封殺 講談社文庫
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QED 神器封殺 講談社文庫

高田崇史【著】

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QED 神器封殺 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2009/05/14
JAN 9784062763608

QED 神器封殺

¥330

商品レビュー

3.5

25件のお客様レビュー

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2025/07/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初は薬剤師の棚旗奈々と、学校の先輩であり同業の桑原崇と、その友人である雑誌記者の小松崎が事件に巻き込まれる話だった。 しかし、主体的に物語を動かしていくには奈々が大人しすぎたせいか、その妹のやはり雑誌記者の沙織が加わり、事件と古代日本史の二本立てにするパターンが定まった。 と思いきや、今度は毒草師? タタルと同程度に古代日本史の知識がある、自分ルールに忠実な史紋は、饒舌さではタタルに及ばないものの、その偏屈な人間性といい古代史への知識といい、タタルに似すぎていて、これでは却って話がこじれるのでは?と思ったら、別シリーズの人物のお披露目であったらしい。 今回は犯人もそっち系の人だったので、ちょっと渋滞しましたな。 熊野だから御名形(みなかた)という名前なのだと私が気づいたのは、南方熊楠に話が出てからなので、うかつにもほどがあった。 今回は全国にある神社が、ある意図をもって配置されているというタタルの説が最後に開陳されるのだけど、実際のところどうなのだろう。 例えば仏教だと宗派ごとにトップがあるけれど、神道ってその辺がどうなっているのかわからない。 お坊さんは上位格のお寺で修行して…というのがあるけれど、神主さんはどこでどう修行をしているのか。 そもそも、明治政府の行った廃仏毀釈で多くのお寺が取り壊されても、神社は残されたわけだけど、江戸時代の神社の役割がそもそもわからん。 神嘗祭とか新嘗祭は、古来より途切れることなく行われてきたのか? 子どもが天皇だった時はどうだったのか。 南北朝に分かれていた時は、それぞれに行っていたのか。 今の天皇と神道の関係はどの程度深いのか。 もし、古来から天皇及び朝廷が神道を取りまとめてきたのであれば、神社の設置位置はタタルの言うようにかなり図章的なものになってもおかしくはない。 けれど、その時その時の都合で置かれたものならば、たまたまの偶然だろうと思う。 改めて、自分の知識のなさに愕然としたけれど、何がわかっていないのかがわかったことが、今回の収穫なのかもしれない。

Posted by ブクログ

2020/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

QEDシリーズ11作目、熊野の残照の後編とも。 最初、タイトル見て三種の神器の話とは思わず、ずっと「しんき」だと思っていたのだけど、三種の神器の「じんぎ」の神器封殺でした。 殺人事件は一応解決されるけど、そんなの警察だってHowとWhyの部分はともかくWhoはわかるだろうと・・・。あと、結局動機はわかったようなわからないような、そんなことで人生を棒に振ったり、死体に細工したりするんかいな、というところはタタルさんの「そういう人もいる」的な説明で終わりって・・・笑。もう殺人事件と歴史蘊蓄と切り離してもいいんじゃないかというくらいの殺人事件の軽い扱い笑。 鏡が母、剣が父、勾玉が胎児、というのは目から鱗だったし、だまして国盗りをした天孫降臨も、(伊弉諾と伊弉冉も騙りだ、というのはちょっとわからなかったけど)いつも語られるミサキや虐げられた人々の話で納得。 最後、レイラインの話になったけど、剣のレイラインはわかったけどその他は・・・・?という気がしないでもなかったのはあり。同心円・レイライン自体の発想は面白かったし、きっと、というか多分そうやって建立した一の宮も数あるのだと思う。奈々ちゃんやタタルさんがいみじくも言っていたように、昔の人を今の基準で侮ってはいけないし、昔の人は今の人よりずっと言葉や物事に二重、三重の意味を持たせてきたし、そこに意味を隠してもきたから、現代人の基準で歴史を表面的に捉えることの怖さというのはシリーズを通して歴史の面白さ・生臭さを知るに従ってどんどん深くなる気がする。 にしても、御名形さんとタタルさんが2人そろうと話が見えないし愛想が氷点下になって本が売れなさそう(けど毎回沙織ちゃんと奈々ちゃんを叫ぶ役にするのもなぁ・・・・)

Posted by ブクログ

2017/05/19

QEDシリーズ11作目 毒草師が出てくるとは!! ラストもすごく興味深くて面白かった!! ただ、相変わらず情報量が多すぎてついていけてない…

Posted by ブクログ

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